P-MAX では、Google AI を活用して、新しい画像の生成、画像の背景の置き換え、画像の自動補正を行ったり、Google の広告チャネル全体でオーディエンスにリーチするために必要なあらゆるサイズの画像を作成したりできます。Google AI を画像生成に使用すると、時間とリソースを節約しながら、ビジネスとブランドに合った高品質の画像アセットを作成できます。詳しくは、Google 広告の生成画像についてをご覧ください。
このページの内容
- 画像エディタにアクセスする方法
- 画像を生成する方法
- 画像を編集する方法
- 画像を保存する方法
- 効果的なプロンプトを作成するためのガイドライン
- 利用資格
- Google 広告における生成画像の安全性
- 関連リンク
画像エディタにアクセスする方法
画像エディタには、アセット ライブラリ、または P-MAX のアセット グループの画像を選択する際にメディア選択ツールからアクセスできます。
画像エディタを開く
- Google 広告の管理画面のページメニューで、ツールアイコン をクリックします。
- [共有ライブラリ] の下の [アセット ライブラリ] を選択します。
- [+ 新規]、[画像] の順にクリックします。
- [AI で生成して編集] をクリックします。
- 画像エディタを使用する方法を選択します。
- 画像を選択: 既存の JPEG または PNG 画像を使用します。アセット ライブラリから選択するか、ご利用のパソコンから画像をアップロードできます。
- 画像を生成: Google AI を利用して、テキスト プロンプトから新しい画像を生成します。
特定の画像を編集する
この方法は、アセット ライブラリで、または P-MAX のアセット グループ用の画像を選択するときに、コピーして編集する特定の画像が見つかった場合に使用できます。一部のメディア選択ツールタブには、このオプションがない場合があります。
- 編集する画像にカーソルを合わせます。
- 画像の隅にあるその他アイコン 、[AI でコピーして編集] の順にクリックします。
- P-MAX アセットのメディア選択ツールで、カーソルを合わせて編集アイコン をクリックすることもできます。
- アセット ライブラリで画像の詳細を表示しているときに、[アクション] で [AI でコピーして編集] をクリックします。
編集内容は画像のコピーに適用され、元の画像は変更されません。
画像を生成する方法
新しい画像を生成する場合は、テキスト プロンプトと画像の例、および右側にパネルが表示されます。
- 右側のパネルで、希望する画像を説明するテキスト プロンプトを入力します。
- [生成] をクリックします。
- 選択できる画像は 8 つまでです。サムネイルをクリックすると、画像が拡大表示されます。
- [さらに生成] をクリックすると、その他のオプションが表示されます。必要に応じてプロンプトを編集したり、テキストにカーソルを合わせて貼り付けアイコン をクリックして、以前のプロンプトをプロンプト ボックスにコピーしたりすることもできます。
- 画像に問題がなければ、[適用] をクリックします。その後、必要に応じて画像を編集できます。
画像を編集する方法
エディタで画像を開くと、その画像がメインの画像として表示され、追加のアスペクト比としてサイズの異なる 3 つのバージョンが表示されます。メインの画像を編集すると、編集内容が他のアスペクト比にも反映されます。
画像エディタ ワークスペースの上部にあるツールバーでは、画像の編集時に次の操作を行えます。
ツール | 機能 |
元に戻す | |
やり直し | |
画像を元に戻す | |
ズームイン | |
ズームアウト |
画像を切り抜く
画像エディタでは、P-MAX キャンペーン用の横向き、縦向き、スクエアの画像アセットで推奨されるアスペクト比に合わせて、3 種類のサイズに画像を切り抜くことができます。パネルでサムネイルを選択すると、そのアスペクト比で切り抜かれたバージョンの画像が表示されます。画像の切り抜かれた領域は長方形の枠で囲まれます。
切り抜かれた領域は次の手順で調整できます。
- 切り抜かれた領域の中央をクリックしてドラッグすると、切り抜かれた領域全体を移動できます。
- 枠の隅をクリックしてドラッグすると、切り抜かれた領域のサイズを変更できます。その際、切り抜かれた領域のアスペクト比はそのまま維持されます。
画像のアスペクト比を削除または復元する
不要なアスペクト比を削除する手順は次のとおりです。
- サイドパネルで、削除したいアスペクト比のサムネイルにカーソルを合わせます。
- サムネイルの隅に表示される削除ツールチップ をクリックして、削除します。
- 削除したアスペクト比を復元するには、そのアスペクト比の追加ボタン をクリックします。
画像の背景を置き換える
Google AI を利用して生成されたカスタムシーンに画像の背景を置き換える手順は次のとおりです。
- [背景を置き換え] をクリックします。
- 必要に応じて前景を調整するには、[削除] または [復元] を選択し、ブラシのサイズを選択した後、前景から除外する部分または前景に含める部分を手動でペイントします。
- 前景を確認したら、[次へ] をクリックします。
- テキスト プロンプトを入力して、新しい背景を生成します。現在サポートされているのは英語のプロンプトのみです。効果的なプロンプトを作成するためのガイドラインをご確認ください。
- [生成] をクリックします。
- 選択できる背景は 4 つまでです。サムネイルをクリックすると、選択した背景で画像が表示されます。
- もう一度 [さらに生成] をクリックすると、その他のオプションが表示されます。必要に応じてプロンプトを編集することもできます。
- 画像の新しい背景に問題がなければ、[適用] をクリックします。
- 背景画像のサムネイルにカーソルを合わせます。
- その他アイコン 、[フィードバックを送信] の順にクリックします。
- フィードバックの詳細を入力し、[フィードバックを送信] をクリックします。
このフォームでは、画像が気に入ったかどうかを伝えることができます。また、画像の品質が不十分でキャンペーンに追加できない理由も記入できます。下部に画像の詳細を入力することもできます。
色の調整
色調整ツールを使用すると、画像の色と明るさを改善できます。
自動補正
自動補正は、画像の明るさ、コントラスト、彩度を自動的に調整する機能です。このオプションを選択すると、手動調整はリセットされます。
手動調整
- スライダーを使用して手動調整を行うと、画像のプレビューにすぐに効果が反映されます。
- 明るさ
- コントラスト
- 彩度
- セピア
- 色調
- 反転(切り替え)
- 手動調整プロパティのアイコン(たとえば、明るさの太陽アイコン)をクリックすると、その特定のプロパティがリセットされます。
- 下部にある [リセット] ボタンをクリックすると、手動で調整したプロパティがすべて元に戻ります。
すべての調整が完了したら、[適用] をクリックします。
画像を保存する方法
画像の編集が完了したら、次の手順でアセット ライブラリに保存できます。
- [保存] をクリックします。
- 編集した画像の名前を入力します。
- 保存するアスペクト比を選択します。
- [保存] をクリックします。
Google 広告では、メインの画像のみがアセット ライブラリに表示されます。ただし、保存した追加のアスペクト比は、広告を作成する際にメディア選択ツールで使用できます。
効果的なプロンプトを作成するためのガイドライン
新しい背景の説明を記述する際は、次のヒントを参考にしてください。
- 複数の単語を使用します。形容詞などの背景情報を、名詞に加えるようにしましょう。
- 複数の属性は、説明的な文章ではなくカンマを使用してリストします。
- 画像に他の対象物も含めたい場合は、それを指定します。
- 背景の雰囲気、カラーパターン、ライティングの種類を含めます。
プロンプトの例
- 黄色い花のあるディナー テーブル、アンビエント ライト
- 森の中、楽観的、暖色系のカラーパレット、フィルム映画、映画のようなライティング
- 渦巻くピンクのサテンを使った無地の背景、スタジオライト、HD
- 色鮮やかな花のある屋外の夏の風景、晴れた日、明るい光
コンテンツの制限
Google 広告の生成 AI ツールでは、一部のコンテンツの作成が自動的に制限されています。該当するものは次のとおりです。
- 顔、子供、特定の個人
- ブランドのアイテムとロゴ
- 意見の分かれる問題や助言に対する反応
- 広告ポリシーや生成 AI の使用禁止に関するポリシーに違反する可能性のある画像
指定したプロンプトで画像が作成されなかった場合は、Google 広告で作成が制限されるコンテンツを明確に回避する表現で書き直してみてください。プロンプトは必ず英語で指定してください。
生成 AI によって作成されたアセットは、Google 広告ポリシーに照らして必ず承認されるとは限りません。たとえば、アセットを他のアセットと併用した場合に不承認となったり、地域の規制に即してアセットが不承認となったりすることがあります。
お客様は、生成または提案されたすべてのアセットについて、内容に間違いがなく、誤解を招く恐れがなく、Google の広告掲載ポリシーと適用法に違反していないことを、アセットを公開する前に確認します。
利用条件
Google では、プロンプトを入力して画像を生成するオプションに関して、利用要件を設けています。このオプションが Google 広告に表示されない場合は、Google 広告の管理画面が英語であること、およびお客様のアカウントが以下の要件を満たしていることをご確認ください。
- アカウントが有効で、30 日以上広告を掲載している
- これまでポリシーに準拠してきた実績がある
- 選挙広告に関する適格性確認を完了していない
- デリケートなカテゴリ(性的、政治的なコンテンツなど)の広告を掲載していない
新規アカウントの場合、プロンプトによる生成オプションが利用できなくても、自動的に生成された画像がキャンペーンの作成時に候補として提案されることがあります。
画像生成の機能は要件を満たしている広告主様に段階的に提供されているため、要件を満たしていても現時点ではまだご利用いただけない場合があります。
Google 広告における生成画像の安全性
Google は、責任を持って生成 AI テクノロジーを開発するための原則を掲げ、最高水準の公平性、プライバシー、セキュリティを維持するために尽力しています。また、Google 広告で生成 AI ツールを積極的に、かつ責任を持って活用するために複数の措置を講じています。
たとえば、Google AI は、政治広告や医薬品広告など、デリケートなカテゴリに関連する生成画像は自動的に提案しないように設計されています。なお、Google 広告ポリシーでは、政治的なキャンペーンにおける Google AI の使用が制限されるほか、操作されたメディアをサードパーティ ツールからアップロードして使用する政治広告に対してその旨を開示することが義務付けられています。
広告コンテンツはすべて、その作成方法にかかわらず、広告ポリシーの対象となります。生成 AI のコンテンツに対しても、同じコンテンツ基準、審査プロセスが適用され、不適切なコンテンツや不実表示などのポリシー違反があった場合は、違反措置が実施されます。
Google 広告で生成されるすべての画像には、その画像が生成画像であることを識別できるメカニズムが組み込まれています。たとえば、Google 画像検索などのツールで表示されるオープン スタンダードのマークアップや、肉眼では見えない電子透かしの SynthID などが利用されています。SynthID による透かしは、画像にスクリーンショット、フィルタ、圧縮などの操作を加えても検出することができます。
Google はプライバシーとセキュリティを重視しており、生成 AI を含め、広告の作成のために Google に提供される情報はすべて Google 広告利用規約とプライバシー ポリシーに従って取り扱われます。
生成 AI は試験運用中のテクノロジーであるため、Google の見解とは異なる不正確または不適切なコンテンツが表示される場合があります。したがって、医療、法律、財務、その他の専門的な助言として Google 広告の生成 AI の回答を使用することは避けてください。AI テクノロジーの進化に応じて、安全性に対するアプローチも継続的に見直し、改善していく予定です。