一部の列にしか適用できないフィルタもあります。たとえば、カスタム コンバージョン変数を使ったフィルタを適用できるのは、コンバージョン関連の列だけです。数式に列を追加すると、ビジュアル モードの場合はフィルタパネル、テキストモードの場合はフィルタ候補のメニューに、適用可能なフィルタがリストアップされます。ここに表示されないフィルタは、その列には適用できません。
カスタム列内でフィルタを使用する方法については、カスタム列を作成するをご覧ください。
ビジュアル モードで列にフィルタを適用するには、列名をクリックして、右側のパネルからフィルタを選択します。テキストモードで列にフィルタを適用するには、列名の後にピリオドを入力し、自動表示された候補からフィルタ名を選択するか、下の表を参照して手入力します。テキストモードの場合、フィルタの値はフィルタ名の直後にかっこで囲んで記述します。たとえば、「クリック数」列にフィルタを適用して、モバイル デバイスかタブレットで発生したクリックだけの件数を出力したい場合、clicks.device(mobile, tablet)
と記述します。
同じ指標に適用できるフィルタタイプ(「デバイス」「ネットワーク」など)は最大 2 種類までです。複数のフィルタタイプが指定された場合、AND 条件扱いとなり、2 つのフィルタを続けて適用した結果が出力されます。フィルタタイプごとのフィルタの値(フィルタタイプ「デバイス」なら「モバイル」「タブレット」「パソコン」など)の動作について詳しくは、下の表をご覧ください。ほとんどのフィルタタイプでは、フィルタの値を複数指定すると OR 条件扱いとなります。また、フィルタの値はいくつでも指定できます。
フィルタ名 | テキストモードでのフィルタ名 | テキストモードで指定できる値 | 備考 |
コンバージョン アクション | conversion_action |
不定(備考欄を参照) 値の例: |
カスタム列の所有者が参照可能なコンバージョン アクションはすべて値として指定できます(アクション名を二重引用符で囲んで指定)。値を少なくとも 1 つ選択してください。 |
コンバージョンの発生元 | conversion_source |
|
「コンバージョンの発生元」の値の中には、該当機能を有効化しているアカウントでしか使用できないものもあります。値を少なくとも 1 つ選択してください。 |
デバイス | device |
|
値を少なくとも 1 つ選択してください。 |
ネットワーク(検索パートナーを含む) | network |
|
値を少なくとも 1 つ選択してください。 |
上部 vs その他 | placement |
|
値を少なくとも 1 つ選択してください。 |
カスタム変数 | custom_variable |
不定(備考欄を参照) 値の例(等しい):
値の例(含む):
|
カスタム変数を 1 つだけ、結果値を 1 つ以上指定してください。変数名を二重引用符で囲んで指定し、続けて「=」(等しい)または「~」(含む)を指定します。次に、一致させる条件として結果値を任意の数だけ列挙します。個々の結果値は二重引用符で囲み、値と値の間は OR 条件を示す「|」で区切ります。 |
期間 | date_range |
|
値を 1 つだけ選択してください。 |
between_dates |
値(2 つ指定):
値に対する追加指定(任意): |
値を 2 つだけ指定します(開始日と終了日に相当し、いずれも当日は期間内と見なされます)。テキストモードの場合、値はカンマで区切ります。日付の記載順は自由です。 日付を厳密に指定するには date(..) 値を使用し、年(4 桁の数値)、月(1~12 の数値)、日(1~31 の数値、ただし月によって上限が変化)をカンマ区切りで記述します。 どちらの日付値についても、.shift(...) 修飾子を追加すれば、年、月、日をそれぞれ前後に調整することができます。 レポートの対象期間の開始日と終了日(report_range_start、report_range_end)は、カスタム列が組み込まれている表、グラフ、レポートのグローバルな開始日と終了日を指します。 |