ユーザーのプライバシーを保護しながら、検索語句レポートを改善

2021 年 9 月

プライバシー保護に対するユーザーの要求の水準は、かつてないほど高まっています。実際、「online privacy(オンライン プライバシー)」という語句が Google で検索された回数は、2019 年春から 2020 年春までの間に 50% 以上増加しました1。この状況に対応するため、昨年 Google では、検索語句レポート動的検索広告の検索語句レポートを更新し、プライバシーの新しい基準を満たすようにいたしました。この新しい基準は、Google のサービス全体で検索回数が多かった語句についてのみレポートすることで、ユーザーの匿名性を確保することを目的としています。この更新の後、多くの広告主様から、レポートに表示するデータの増加を求めるフィードバックが寄せられました。Google ではこうしたフィードバックを踏まえて、プライバシーを保護しながら、より効果的なキャンペーンの実施に必要な分析情報を提供する新しい方法を模索してきました。

その結果として、本日より、検索キャンペーンと動的検索広告キャンペーンの検索語句レポートに、プライバシー基準を満たす検索語句がより多く表示されるようになります。レポートには、2021 年 2 月 1 日以降に検索された語句についてのデータが表示されます。この更新により、より関連性の高いキーワードのテーマを特定できるようになり、広告コピーやランディング ページなどを最適化しやすくなります。また、これらの指標と Google 広告の他の指標との整合性が高まります。

Google では、プライバシー保護に関する継続的な取り組みの一環として、Google のサービス全体でプライバシー基準の整合性を保つよう努めています。今後数か月かけて、Google の他のツールへの変更も実施し、過去のデータの処理方法なども変更いたします。これにより、Google 広告では、広告主様のアカウントで 2020 年 9 月 1 日より前に収集され、検索語句レポートの現在の基準を満たしていない過去の検索語句のデータは、2022 年 2 月 1 日を過ぎるとレポートに表示されなくなります。

Google では、ユーザーがどのような検索で広告主様を見つけているかについて、広告主様により深く理解していただけることを目指しています。今後数か月の間に、分析情報ページで提供するリソースを拡充し、キャンペーンで掲載結果の向上につながった検索語句のテーマを、検索語句レポートに表示されない検索語句も含めて把握していただけるようにいたします。これにより、広告主様は、ユーザーのプライバシーが保護された状態で、時間を節約しながらユーザーの意向をより正確に把握できます。

Posted by Pallavi Naresh ‐ Google 広告担当シニア プロダクト マネージャー


 

1. Google データ、世界中で行われた英語による検索数を 2020 年 4 月 15 日~2020 年 6 月 13 日の期間と 2019 年 4 月 15 日~2019 年 6 月 13 日の期間で比較

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