部分一致キーワードは、コンバージョン数の最大化、コンバージョン値の最大化、目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果など、スマート自動入札戦略と組み合わせて使用すると効果的です。スマート自動入札は、機械学習を使用してオークションごとにコンバージョン数やコンバージョン値を重視した最適化を行います。この機能は「オークションごとの自動入札機能」と呼ばれます。
スマート自動入札と部分一致を組み合わせた場合は、最適化を促進するためにマッチタイプで分割する必要はありません。検索語句ごとにオークションの入札単価が設定され、検索語句の有効性に合わせて入札単価が調整されます。部分一致キーワードにより、アルゴリズムの学習速度が高まるため、成長目標達成につながるさらに多くのオークションを特定できるようになります。
Google 広告の最適化案を利用して部分一致を簡単に調整する
Google 広告では、スマート自動入札キャンペーンで成果目標を達成すると同時にキャンペーンのトラフィックを増やせるように、キーワードを部分一致に変更する最適化案を提供しています。平均すると、フレーズ一致のキーワードを部分一致に変更した広告主様は、コンバージョン数を最大 25%（目標コンバージョン単価キャンペーンの場合）、コンバージョン値を最大 12%（目標広告費用対効果キャンペーンの場合）増加させ、目標も達成しています¹。
部分一致の最適化案に予算を合わせる
最適化案でハイライト表示されている掲載結果を達成するには、予算の引き上げが必要となる場合があります。キャンペーンの目標に合った関連性の高いトラフィックをターゲットにできるようにすることで、「新しい予算」列には、これらの 1 週間で見込める成果を達成するのに必要な推奨予算が表示されます。
[適用] をクリックして、部分一致の最適化案に関する新しい予算の提案を承認します。部分一致の最適化案を適用するキャンペーンの現在の予算を維持するには、キャンペーン名の横にある鉛筆アイコン 
最適化案の利用条件
- スマート自動入札戦略（コンバージョン数の最大化、コンバージョン値の最大化、目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果）をいずれか 1 つキャンペーンで使用している
- 有効なキーワードがキャンペーンに含まれており、同じキーワードがキャンペーン内で部分一致として使用されていない
- 掲載結果の予測データから、キーワード候補を部分一致に変更するとコンバージョンが増加することが予想される
最適化案の仕組み
キャンペーンのキーワード候補が削除され、部分一致のパターンに置き換えられます。削除されたキーワードの過去の統計情報は、引き続き閲覧できます。
例として、サンプル キャンペーンに最適化案を適用する前と後で、有効なキーワードの表示がどう変わるかを以下に示します。
| 適用前のキャンペーンのキーワード | 適用後のキャンペーンのキーワード |
|---|---|
| "配管工認定資格" | 配管工 認定資格 |
| +配管工 +教育 | 配管工 教育 |
| "配管工講習" | 配管工 講習 |
¹ Google 内部データ（2020 年 9 月）
