macOS でパソコン版ドライブを使用すると、次のことができます。
- Finder からドライブへのアクセス
- ローカル ファイルとクラウド ファイルの同期
重要:
- パソコン版ドライブを使用してファイルを同期する際に、ストリーミングまたはミラーリングを選択できます。 詳しくは、ファイルのミラーリングとストリーミングをご覧ください。
- macOS のファイルをパソコン版ドライブと同期する場合は、macOS に権限を付与しなければならないことがあります。詳しくは、macOS に権限を付与する方法をご確認ください。
- macOS 12.1 以降でファイルをストリーミングする場合、パソコン版ドライブは File Provider を使用してファイルに組み込みのサポートを提供します。詳しくは、File Provider の詳細をご覧ください。
- お使いの macOS バージョンがパソコン版ドライブでサポートされているかどうかを確認して、すべての機能を利用できるようにしてください。パソコン版ドライブでサポートされている macOS バージョンをご確認ください。
macOS にファイルの同期権限を付与する
特定のファイルを同期する場合は、フォルダやデバイスへのアクセス権限を macOS に付与する必要があります。フォルダやデバイスには次のようなものがあります。
- デスクトップ、ドキュメント、ダウンロードなどのフォルダ
- リムーバブル ボリュームとネットワーク ボリューム
- フォト ライブラリ
パソコン版ドライブには以下の権限が必要です。
- Google ドライブと同期しているフォルダやデバイスにアクセスしたり Google フォトをバックアップしたりするための権限
- リアルタイム プレゼンスまたは Bluetooth キーを使用してログインする権限
最初に承認が付与されておらず、あとでフォルダまたはデバイスを同期することにした場合は、[システム環境設定] に移動してプライバシー設定を変更します。
- パソコンの左上にある Apple メニュー
[システム設定]
[プライバシーとセキュリティ] をクリックします。
- [ファイルとフォルダ] または [写真] を開きます。
- 権限を切り替えます。
ヒント: 変更を有効にするには、パソコン版ドライブまたはパソコンの再起動が必要になることがあります。
File Provider を使用してドライブ ファイルをストリーミングする
パソコン版ドライブでのファイルのストリーミングに macOS 12.1 以降を使用している場合、パソコン版ドライブでは macOS の File Provider テクノロジーを使用してドライブなどのクラウド ファイル システムの組み込みサポートを提供します。
File Provider を使用していることを確認するには:
- パソコン版ドライブを開きます。
- 設定アイコン
設定] をクリックします。
- 右上の設定アイコン
をクリックします。
- [Google ドライブのストリーミングの場所] で、「フォルダの場所は macOS によって管理されます」という通知が表示されているかどうかを確認します。表示されている場合は、File Provider を使用しています。表示されていない場合は、File Provider を使用していません。
File Provider |
別のストリーミング方法 |
|
ファイルを探す |
ファイルは、Finder サイドバーの [場所] に表示されます。 上級者向け: デフォルトでは「/Library/CloudStorage」にあります。この場所を変更することはできません。 |
ファイルは、Finder サイドバーの [お気に入り] に表示されます。 上級者向け: デフォルトでは「/Volumes/GoogleDrive」にあります。この場所は変更できます。 |
ドラッグ&ドロップの動作 |
Google ドライブ フォルダでアイテムを出し入れすると、それらのアイテムは移動されます。フォルダから出されたクラウド ファイルはゴミ箱に移動されます。 |
Google ドライブ フォルダでアイテムを出し入れすると、アイテムはコピーされ、クラウド バージョンはそのまま残ります。 |
Spotlight 検索 |
Spotlight 検索では、ダウンロードしたファイルを含む、ファイルの一部のみを対象に検索が実行されます。すべてのファイルを検索するには、パソコン版ドライブの検索ツールまたはドライブのウェブサイトを使用してください。 |
Spotlight がファイルを検索するのは、設定でその機能を明示的に有効にしている場合のみです。無効になっている場合、検索は行われません。 |
同期を一時停止しているときにファイルをダウンロードする |
同期を一時停止すると、ファイルをダウンロードできなくなります。 |
同期が一時停止していても、ファイルをダウンロードできます。 |
パソコン版ドライブが起動していない場合のファイルへのアクセス |
パソコン版ドライブが起動していないときでも、ダウンロードしたファイルやローカルで作成したファイルへのアクセスは可能です。 |
パソコン版ドライブが起動していないとき、ダウンロードしたファイルやローカルで作成したファイルにはアクセスできません。 |
QuickLook プレビュー |
QuickLook でプレビューできるのは、ダウンロードしたファイル(雲のアイコンが付いていないファイル)に限られます。 |
インターネットに接続していれば、すべてのファイルに対して QuickLook プレビューを利用できます。 |
ファイル ストリーミング |
多くの設定では、ファイルをストリーミングすることはできず、ファイルを完全にダウンロードしてから確認する必要があります。そのため、サイズの大きいファイルを確認する際に時間がかかる可能性があります。 |
ファイルデータはいつでもストリーミングできます。 |
Finder でフォルダやファイルをドラッグ&ドロップすると、そのアイテムは元の場所から新しい場所に移動されます(両方の場所が同じディスク ボリュームにある場合)。この動作は、パソコン版ドライブでファイルをストリーミングしている場所にアイテムをドラッグして入れる、または出す場合も同様です。
ヒント: ファイルまたはフォルダをコピーするには、Option キー を押しながら別の場所にドラッグします。
File Provider の使用時に Google ドライブを有効にするには、明示的な承認が必要です。承認する方法は次のとおりです。
- Finder を開きます。
- 左側の [場所] セクションで [Google ドライブ] をクリックします。
- 右上の [有効にする] をクリックします。
ポップアップ ウィンドウで [OK] をクリックして許可することも可能です。
Google ドライブを有効にしないと、File Provider を使用してファイルをストリーミングすることはできません。
ファイル プロバイダを初期化する際にエラーが発生すると、Google ドライブを起動できません。このエラーは macOS によるエラーです。このエラーが発生した場合、以下の操作を行います。
- macOS オペレーティング システムを最新バージョンに更新する
- パソコンを再起動します。