Apple 社が macOS 12.1 で導入した File Provider 機能を使用すると、Google ドライブをはじめとするクラウドベースのファイル システムにネイティブでアクセスできます。ファイルをストリーミングする場合のユーザー エクスペリエンスは、パソコン版ドライブと若干異なります。
Google ドライブにミラーリングしたフォルダや、Google フォトにバックアップしたフォルダの操作性は変わりません。ファイルのミラーリングとストリーミングの違いについては、ヘルプ記事をご参照ください。
File Provider を使用していることを確認する
パソコン版ドライブから通知が届き、そこに記載されている [詳細] リンクからこのページにアクセスした場合は、File Provider 機能を使用していることになりますので、以下の手順で確認してください。
- パソコン版ドライブを開きます。
- 設定アイコン
[設定] をクリックします。
- 右上の設定アイコン
をクリックします。
- [Google ドライブのストリーミングの場所] セクションに、「フォルダの場所は macOS によって管理されます。」という通知が表示されていることを確認します。
Google ドライブを有効にするように求められるのはなぜですか?
macOS の File Provider 機能を使用するには、ユーザーによる明示的な許可が必要となります。以下の手順で許可してください。
- Finder を開きます。
- 左側の [場所] セクションで [Google ドライブ] をクリックします。
- 右上の [有効にする] をクリックします。
ポップアップ ウィンドウで [OK] をクリックして許可することも可能です。
Google ドライブを有効にしないと、パソコン版 Google ドライブを使用してファイルをストリーミングすることはできません。
ストリーミング ファイルは今どこにありますか?
ストリーミング ファイルを見つけるには:
- Finder を開きます。
- 左側の [場所] セクションで [Google ドライブ] をクリックします。
これまでと同じく、ファイルは実際に使用するまでダウンロードされません。まだダウンロードされていないファイルには、雲のアイコンが付いています。
注:
- 高度なユースケース(ターミナルなど)では、ファイルを ~/Library/CloudStorage で見つけることができます。
- アプリケーションの最近のファイルの一覧に表示されているアイテムを開くには、Spotlight 検索または Finder を使って、ファイルの新しい保存場所からアクセスする必要があります。パソコン版ドライブのストリーミング ドライブを参照するファイルパスを明示的に使用するようにアプリケーションを設定した場合、これまでどおりにファイルにアクセスするには、ファイルパスを手動で変更する必要があります。
- 以前に、コンテンツ キャッシュをセカンダリ ボリュームに保存するように設定していた場合は、ホーム ディレクトリと同じボリュームにコンテンツが移動します。
この機能は、これまで使用していた機能とどう違うのですか?
- ファイルにアクセスする場所が異なります。アクセスする場所は macOS が管理します(上記をご参照ください)。
- リンクの表示場所が Finder のサイドバーの [よく使う項目] から [場所] に移動します。リンクを削除した場合、FInder の設定でもう一度追加することはできません。
- Google ドライブ フォルダでファイルを出し入れすると、デフォルトでは、それらのファイルはコピーが作成されるのではなく移動します。
- Spotlight 検索では、ドライブのコーパスのサブセット(ダウンロードしたファイルも含む)のみを対象に検索が実行されます。ドライブのコーパス全体を対象に検索を実行するには、パソコン版ドライブの検索ツールまたはドライブのウェブサイトを使用してください。
- 同期を一時停止すると、ファイルをダウンロードできなくなります。
- パソコン版ドライブが起動していないときでも、ダウンロードしたファイルやローカルで作成したファイルへのアクセスは可能です。
- キャッシュ保存は、使用可能なディスク空き容量に応じて制限されます。空き容量を増やすために、固定が解除されたファイルは OS によって自動的に削除されます。
- QuickLook でプレビューできるのは、ダウンロードしたファイル(雲のアイコンが付いていないファイル)に限られます。