カイ二乗分布の右側確率を計算します。仮説検定でよく使用されます。
使用例
CHIDIST(3.45, 2)
CHIDIST(A2, B2)
構文
CHIDIST(x, 自由度)
-
x
- カイ二乗確率分布関数に代入して関数を評価する値です。-
正の数を指定します。
-
-
自由度
- 分布の自由度を表す数です。
メモ
-
自由度
に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。 -
自由度
は1
~10^10
で指定します。 -
いずれの引数にも数値を入力します。
-
CHIDIST
関数はCHISQ.DIST.RT
関数と同じです。
関連項目
CHIINV
: カイ二乗分布の右側確率から逆関数を計算します。
CHISQ.DIST
: カイ二乗分布の左側確率を計算します。仮説検定でよく使用されます。
CHISQ.DIST.RT
: カイ二乗分布の右側確率を計算します。仮説検定でよく使用されます。
CHITEST
: 2 つのデータ範囲をもとにポアソンのカイ二乗検定に関連する確率を返します。検証対象のカテゴリデータが予想される分布から引き出される確率を判定します。
FDIST
: 指定した x を代入して、2 つのデータセットの F 分布の右側確率(ばらつき)を求めます。フィッシャー - スネデカー分布やスネデカーの F 分布とも呼ばれます。
GAMMADIST
: ガンマ分布、2 つのパラメータの連続確率分布を計算します。
TDIST
: 所定の入力データ(x)を用いて、スチューデントの t 分布の確率を計算します。
サンプル
6 面のサイコロの公平性を検証するとします。
-
サイコロを数回転がしたときのカイ二乗統計値は
12.3
となります。 -
自由度は
6-1=5
です。 -
x に
12.3
、自由度に5
を使用してカイ二乗分布を評価します。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | x | 自由度 | 結果 |
2 | 12.3 | 5 | 0.03090046464 |
3 | 12.3 | 5 | =CHIDIST(12.3, 5) |
4 | 12.3 | 5 | =CHIDIST(A2, B2) |