大文字小文字を区別して、特定の文字列がテキスト内で最初に現れる位置を返します。
使用例
FIND("n",A2)
FIND("客","隣の客はよく柿食う客だ",7)
構文
FIND(検索文字列, 検索対象のテキスト, [開始位置])
-
検索文字列
-検索対象のテキスト
内で検索する文字列です。 検索対象のテキスト
-検索文字列
が最初に現れる位置の検索を行うテキストを指定します。- A:A や A5:A55 などの範囲を参照することもできます。
-
開始位置
- [ 省略可 - デフォルトは1
] -検索対象のテキスト
内で検索を開始する文字位置を指定します。
備考
FIND
関数では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、"abc" と "ABC" は一致しません。大文字と小文字を区別せずに検索するには、SEARCH
関数を使用してください。検索文字列
と検索対象のテキスト
は逆の順序で指定しないでください。逆にすると#VALUE!
エラーが返される可能性があります。指定する引数の順序はSPLIT
やSUBSTITUTE
などの他のテキスト関数とは異なります。- 検索で一致が見つからなかった場合は、
IFERROR
などの関数を使用してエラーを確認することをおすすめします。 - 検索したパターンが見つからなかった場合は、#VALUE! が返されます。
関連項目
SUBSTITUTE
: 文字列内の既存のテキストを新しいテキストに置き換えます。
SPLIT
: 指定した文字または文字列の前後でテキストを分割し、各部分を同じ行の別のセルに表示します。
SEARCH
: 大文字小文字を区別せずに、特定の文字列がテキスト内で最初に現れる位置を返します。
IFERROR
: エラー値でない場合は 1 番目の引数を返します。エラー値である場合は 2 番目の引数を返します(指定した場合)。2 番目の引数を指定していない場合は空白が返されます。