インタラクティブなクリエイティブの作成は、多くの場合、クリエイティブ制作会社、メディア代理店、制作チーム、マーケティング担当者の共同作業となります。このたび、各チームによる並行作業がより簡単に行えるように、多数のクリエイティブ タイプを下書きとして保存できるようになりました。下書きバージョンのクリエイティブは、配信のために広告申込情報に割り当てることはできません。下書きを使用することで、クリエイティブを公開する前にチームによる審査と承認を行えるようになります。
下書きについて
下書きバージョンをサポートする新しいクリエイティブを作成する場合、下書きとして保存するか、すぐに公開するかを選択できます。
下書きバージョンのクリエイティブは広告申込情報に割り当てることはできません。したがって、作成段階のクリエイティブが誤ってユーザーに表示されることはありません。チームのメンバーが下書きのクリエイティブを広告申込情報に割り当てようとした場合には、エラー メッセージが表示されます。
なお、下書きは使用してもしなくてもよいため、新しいクリエイティブ アセットをアップロードする際に、必要に応じて即時に公開することも可能です。
下書きを使用するメリット
- 公開前にブランドまたはクライアントとプレビューを共有する。
- メディアチームにプレビューを共有し、明示的な承認を得る。
- チーム内で、クリエイティブのアップロードとクリエイティブの「承認」を行うメンバーが異なる場合に、1 人がアップロードしたクリエイティブを、もう 1 人が関係者と共有して承認を得たうえで公開する。これにより、独自のワークフローとプロセスを定義できます。
サポートされるクリエイティブ フォーマット
下書きをサポートするクリエイティブ フォーマットは以下のとおりです。
HTML5、ブランク スレート、キューカード、パノラマ
クリエイティブを下書きとして保存する
新しいクリエイティブをディスプレイ&ビデオ 360 に追加し、そのクリエイティブを下書きとして保存するには、[下書きを保存] をクリックします。下書きとして保存しても、クリエイティブの審査プロセスが開始されることはありません。
クリエイティブの下書きを公開する
クリエイティブを公開する準備ができたら、[公開] をクリックします。
データドリブン クリエイティブの場合、公開されるのは以下の条件の場合のみです。
- ダイナミック フィードのすべての行にバリエーションを 1 つ以上割り当てている。
- クリエイティブの必須項目をすべて設定している(ランディング ページ URL など)。
公開すると、クリエイティブは広告申込情報に割り当てることができるようになり、クリエイティブの審査プロセスが開始されます。
公開済みのクリエイティブを編集する
クリエイティブを編集した場合でも、公開済みのバージョンがすでに承認済みであればそちらのバージョンが引き続き配信されます。変更を加えるには、新しい下書きを作成する必要があります。下書きを公開すると、公開済みのバージョンと置き換えられ、クリエイティブの審査プロセスが再度行われます。クリエイティブは配信が承認されるまで一時停止されます。
HTML5 クリエイティブを編集するには、公開済みのクリエイティブをアップロードした .zip ファイルで即時に置き換える方法と、下書きバージョンを作成して準備ができたら公開する方法の 2 通りの方法があります。
下書きを作成せずに、公開済みの HTML5 クリエイティブを置き換える
公開済みのクリエイティブの .zip ファイルをすぐに置き換えるには:
- 公開済みのクリエイティブの .zip ファイルで、削除 をクリックして、ファイルを削除します。
- 新しいアセットをアップロードします。
- [公開] をクリックします。
公開済みのクリエイティブ アセットがアップロードしたアセットに置き換えられ、クリエイティブの審査プロセスが再度行われます。クリエイティブは、どの広告申込情報に割り当てられていても、配信が承認されるまで一時停止となります。
下書きバージョンを作成して準備ができたら公開する
- [下書きを作成] をクリックします。
- クリエイティブに変更を加えます。変更を保存するには、[下書きを保存] をクリックします。
これで下書きバージョンが保存されますが、公開済みのクリエイティブに影響することはありません。公開済みのクリエイティブがすでに承認され、配信されている場合は、その配信が継続されます。
変更内容によっては新しいクリエイティブを作成する必要があります
- クリエイティブのサイズ
- クリエイティブのフォーマット
- リッチメディア イベント(カウンタ、exit、タイマー)
公開済みのバージョンと下書きバージョンを表示、編集する
クリエイティブを公開した後に変更用の下書きを作成した場合は、それら 2 つのバージョンを切り替えて、いずれか一方に変更を加えることができます。
下書きと公開版を切り替える
- バージョンを切り替えるには、上部のクリエイティブ名の横で [下書き] または [公開済み] プルダウンを探します。
- [下書き] または [公開済み] のいずれかを選択すると、そのバージョンが表示されます。
下書きを編集する
公開済みのクリエイティブの下書きを作成した場合は、[広告キャンバス] タブと [ダイナミック ルール] タブからのみ変更を加えることができます。[クリエイティブの詳細] タブは読み取り専用になります。
- [広告キャンバス] タブや [ダイナミック ルール] タブで変更を加える場合は、まず下書きバージョンが表示された状態にしてから、変更を加え、その後 [下書きを保存] をクリックします。
- [クリエイティブの詳細] タブで変更を加える場合は、公開済みのバージョンに切り替えます。
公開済みのクリエイティブを編集する
クリエイティブを公開すると、[広告キャンバス] タブと [ダイナミック ルール] タブ(データドリブン クリエイティブのみ)は読み取り専用になります。[クリエイティブの詳細] タブには下書きモードがありません。[クリエイティブの詳細] タブで加えた変更を保存すると、その変更内容は公開済みのクリエイティブに直ちに適用され、クリエイティブの審査プロセスが再度行われます(ただし、クリエイティブ名の変更やメモの追加は対象外です)。
- [広告キャンバス] または [ダイナミック ルール] で変更を加える場合は、下書きバージョンに切り替えるか、下書きを作成します。
- [クリエイティブの詳細] タブでデータドリブン クリエイティブに変更を加える場合は、まず公開済みバージョンが表示されている状態にしてから、変更を加え、[下書きを保存] をクリックします。注: HTML5 クリエイティブを使用している場合、[詳細を保存] オプションはありません。この場合はクリエイティブを公開して、下書きの変更をすべて保存して公開します。
HTML5 クリエイティブの公開済みバージョンまたは下書きバージョンをプレビューする
公開済みのクリエイティブと下書きバージョンの違いを確認するには、両方のバージョンをプレビューします。
- クリエイティブ名の横にあるプルダウン メニューを使用して、[下書き] または [公開済み] を選択します。
- [プレビュー] をクリックします。