インスタント レポートはデータをすぐに確認できる機能です。レポートが作成されるまで待ってから、オフラインで表示するためにファイルをダウンロードする必要はありません。インスタント レポートは、パフォーマンスのチェック、アドホック レポートの作成、一般的なディメンションや指標の日常的な分析に最適です。インスタント レポートは、1 回限りで使用することも、保存して後で使用することもできます。また、棒グラフや円グラフなどに変換することも可能です。
レポートを作成して実行する
- レポート ビルダーで [新しいレポート] > [インスタント レポート](キャンペーン マネージャー 360)をクリックするか、[レポート] > [インスタント レポート] で [新しいインスタント レポート](ディスプレイ&ビデオ 360)をクリックします。
- [保存] をクリックして、レポートをレポートリストに追加します。
- レポートの名前を編集するには、編集 をクリックします。
- レポートに名前を付けて保存するには、[名前を付けて保存] をクリックします。
- 名前や、ディメンションと指標をすべてクリアするには、[リセット] をクリックします。
- レポートのすべての行をダウンロードするには、ダウンロード をクリックします。
レポートのスケジュールと共有
- スケジュール設定または配信するレポートに移動します。
- スケジュールと配信 をクリックします。
- [スケジュール ステータス] 切り替えボタンをクリックして、スケジュール設定を有効にします。
- タイムゾーン、頻度、期間を選択します。
- ファイル形式を選択します。
- [配信] 切り替えボタンをクリックして、メール配信を有効にします。
- レポートの添付ファイルまたはリンクの形式を選択します。
- メールでレポートを受け取るには、[メールの所有者] チェックボックスをオンにします。
- [ユーザーを追加] をクリックし、他のユーザーにレポートをメールで送信するためのメールアドレスを入力します。
- [保存] をクリックします。
レポートのプロパティ
- レポートを作成する対象期間を選択します。
- ディメンションを [行] 領域に、指標を [列] 領域にドラッグします。
- フィルタ をクリックしてフィルタを選択します。
フィルタ | レポートに表示するデータを絞り込みます。たとえば、広告主をフィルタとして追加すると、選択した広告主に関するデータのみがレポートに含まれるようになります。 |
ディメンション | 合計数(クリック数、インプレッション数など)以外の記述子です。たとえば、特定の広告タイプの掲載状況に関するレポートを作成するには、広告タイプを選択します。 |
指標 | クリック数、コンバージョン数、インプレッション数などの測定単位です。多くの場合、指標は合計数や割合で表示されます。 |
レポートの読み込みには時間がかかる場合があります。レポートの読み込み中も、レポートのプロパティを編集できます。
- レポートがなかなか読み込まれない場合は、[ダウンロード] をクリックして先にレポートをダウンロードできます。
- レポートがまったく読み込まれない場合は、期間を短くするか、指標やディメンションを削除してみます。もしくは、[ダウンロード] をクリックしてレポートをダウンロードすると、データ全体を確認できます。
データをグラフ化する
データのグラフ化の方法はいくつかあります。グラフ化のタイプは、デフォルトではフラット テーブルに設定されています。他のグラフ化のタイプには、棒グラフ、時系列グラフ(折れ線グラフ)、円グラフ、散布図があります。
- プルダウン メニューでグラフ化のタイプをクリックして選択します。グラフ化のタイプによっては、ディメンションや指標を削除する必要があります。グラフ化のタイプをフラット テーブルにすると、削除したディメンションや指標を追加しなおすことができます。
データをピボットする
表にピボットを追加すると、Floodlight アクティビティなどの特定セグメントのデータが表示されます。なお、ピボット指標を含むレポートはダウンロードのみです。
- [列] 領域に指標を追加します。
- 指標をクリックし、[ピボット指標] をクリックします。
- データをピボットするセグメントを選択します。
- [適用] をクリックします。
ピボットされた指標が複数ある場合、異なるセグメントでピボットされているとレポートは実行されません。現在、次の指標でデータをピボットできます。
コンバージョン指標(キャンペーン マネージャー 360 のみ)
次のコンバージョン指標は Floodlight アクティビティ別に分類できます。
- 総クリックスルー コンバージョン数
- 総クリックスルー収益
- Floodlight: 有料検索広告のアクション コンバージョン率
- Floodlight: 有料検索広告の CM360 の平均取引金額
- Floodlight: 有料検索広告の平均アクション単価
- Floodlight: 有料検索広告の平均トランザクション単価
- Floodlight: 有料検索広告のトランザクション収益あたりの費用
- Floodlight: 有料検索広告のトランザクション コンバージョン率
- Floodlight: 有料検索広告の費用あたりのトランザクション収益
- オーガニック検索のアクション
- オーガニック検索の収益
- オーガニック検索のトランザクション
- 有料検索広告のアクション
- 有料検索広告の収益
- 有料検索広告のトランザクション
- 合計コンバージョン数
- 総収益
- 総ビュースルー コンバージョン数
- 総ビュースルー収益
ユニークリーチ指標
次のユニークリーチ指標は、フリークエンシー別に分類できます。
- ユニークリーチ: クリックリーチ(ピボット)
- ユニークリーチ: インプレッション リーチ(ピボット)
- ユニークリーチ: インプレッション リーチ(共視聴)(ピボット)
- ユニークリーチ: 総リーチ(ピボット)
- ユニークリーチ: 総リーチ(共視聴)(ピボット)
- ユニークリーチ: 視認範囲のインプレッション リーチ(ピボット)
ユニークリーチ指標の場合、すべてのフリークエンシー セグメントを選択しない限りレポートは実行されません。
カスタムデータ
既存の指標を使用して、カスタムデータを作成し、新しい指標を計算できます。
- [+ カスタムデータ] をクリックします。
- データに名前と説明を付けます。
- 指標と算術演算子を追加して、指標を計算します。
- (省略可)計算結果を割合で示す場合は、[データ形式] を [数字(123)] から [パーセント(%)] に変更します。
- [適用] をクリックして指標を作成します。
カスタムデータの例
収益 eCPA(ディスプレイ&ビデオ 360 のみ)
各コンバージョンによって得られた収益額を確認するには:
- [+ カスタムデータ] をクリックします。
- [収益] 指標を追加します。
- 除算記号を選択します。
- [コンバージョン] 指標を追加します。
- [適用] をクリックします。
目標と比較した時系列グラフ
目標ラインを使って時系列グラフを作成するには:
- [クリック率] を [列] 領域にドラッグします。
- [日付] を [行] 領域にドラッグします。
- [+ カスタムデータ] をクリックします。
- データの名前を「CTR 目標」にします。
- [データ形式] を [パーセント(%)] に変更します。
- 目標を入力(0.02 と入力すると 2% と表示されます)して、[適用] をクリックします。
- グラフのタイプを [フラット テーブル] から [時系列グラフ] に変更します。
- [第二 Y 軸] をオフに切り替えます。
制限事項
- ユーザーの役割によっては、データを利用できない場合があります。