以下の手順に従って、Google のボットがクロールできないランディング ページの問題をトラブルシューティングします。
手順 1: クロールできない URL の指定場所を特定する
- クリエイティブを開きます。
- [クリエイティブのステータス] をクリックします。
- 展開されない場合は、[ディスプレイ&ビデオ 360 の審査] をクリックして、詳細なフィードバックを確認します。クロールできないランディング ページの URL をコピーします。
- クリエイティブのプレビューを表示し、クリエイティブをクリックしてランディング ページを開きます。この URL と、先ほどコピーしたクロールできない URL とを比較します。
- URL が一致する場合は、[クリエイティブの詳細] をクリックして、クリエイティブの [ランディング ページ URL] を確認します。これをクロール可能な別の URL に変更するか、Google AdsBot によるランディング ページのクロールが可能か確認するに進みます。
- URL が一致しない場合は、次のステップ 4 に進み、クロールできないランディング ページの指定場所を探します。
- クロールできないランディング ページの指定場所を探すには、以下を確認します。
- クリエイティブの HTML ファイルと JavaScript ファイルを開き、ディスプレイ&ビデオ 360 でクロールできないと報告された URL を検索します。
- キャンペーン マネージャー 360 から同期しているクリエイティブの場合は、広告主側のキャンペーン マネージャー 360 広告担当者に連絡し、該当するキャンペーン マネージャー 360 プレースメントでクロールできない URL を削除するか置き換えてもらってください。
- ディスプレイ&ビデオ 360 でクリエイティブのランディング ページを検出できない場合は、ディスプレイ&ビデオ 360 の広告主の詳細で設定されている URL が代わりに使用されます。この URL を見つけるには、広告主の画面を開いて [設定] [基本情報] をクリックし、[広告主のウェブサイト] に設定されている URL を確認します。
ステップ 2: robots.txt ファイルを確認する
広告主のウェブサイトの Google Search Console にアクセスできる場合は、robots.txt テスターを使用してトラブルシューティングを行うことができます。アクセスできない場合は、次の手順に従います。
- 問題の URL をコピーして、ウェブブラウザのアドレスバーに貼り付けます。
- ドメイン名の末尾に「
/robots.txt
」を追加して Enter キーを押します(たとえば、ランディング ページの URL がhttp://www.example.com/folder1/folder2/
の場合、このドメインのクロールが許可されているロボットを確認するにはhttp://www.example.com/robots.txt
にアクセスします)。 - 次の行を探します。
User-agent: AdsBot-Google
User-agent: Googlebot
User-agent: Googlebot-Image
- 該当する行がない場合は、ウェブサイト管理者に追加してもらいます。
- ページが空白で表示される場合は、ウェブサイト管理者に
robots.txt
ファイルをドメインに追加してもらいます。 - 「
User-agent: AdsBot-Google
」という行が見つかった場合は、その後に「Disallow: /
」という行がないか確認します。また、ファイル内の別の行で AdsBot-Google に関する制限が指定されていないか確認します。 - 「
User-agent: Googlebot
」という行が見つかった場合は、その後に「Disallow: /
」という行がないか確認します。また、ファイル内の別の行で AdsBot-Google に関する制限が指定されていないか確認します。 - 「
User-agent: Googlebot-Image
」という行が見つかった場合は、その後に「Disallow: /
」という行がないか確認します。また、ファイル内の別の行で AdsBot-Google に関する制限が指定されていないか確認します。
robots.txt
ファイルと Google クローラの詳細
- ランディング ページがサブドメインにある場合は、そのサブドメインに別途
robots.txt
ファイルが指定されているか確認します。たとえば、https://subdomain.domain.com/robots.txt
が見つかった場合は、この robots.txt でも「User-agent: AdsBot-Google
」と「User-agent: Googlebot
」が許可されていることを確認します。
ステップ 3: ランディング ページがクロール可能かどうかを確認する
- Google Chrome でページを読み込みます。
- Chrome メニュー を選択し、[その他のツール] > [デベロッパー ツール] をクリックします。
- デベロッパー ツールのパネルで メニューを選択し、[More tools(その他のツール)] > [Network conditions(ネットワーク状況)] をクリックします。
- [Network conditions(ネットワーク状況)] セクションで、[User Agent(ユーザー エージェント)] セルの [Use browser default(ブラウザのデフォルトを使用する)] チェックボックスをオフにします。
- ユーザー エージェントのプルダウン メニューで [Googlebot] を選択します。
- ページを更新します。これにより、Googlebot(Google クローラ)がページを「認識」する方法を確認できます。
- ユーザー エージェントのプルダウン メニューで [Custom(カスタム)] を選択します。
- プルダウン メニューの下の欄に、ユーザー エージェントのパス「
AdsBot-Google (+http://www.google.com/adsbot.html)
」を入力してページを更新します。
ランディング ページをクロールできないその他の理由
Google AdsBot によるランディング ページのクロールが許可されている(サイトの robots.txt
ファイルに「User-agent: AdsBot-Google
」と「User-agent: Googlebot
」がすでに含まれている)場合は、別の理由によってページをクロールできない可能性があります。
- ランディング ページが読み込まれない。ウェブブラウザでページを開いたときにエラー(「404 ページが見つかりません」、「サイトにアクセスできません」、「セッションが時間切れとなりました」など)が表示される場合は、サイトのウェブサイト管理者に連絡し、どの場所や環境(モバイル、パソコン)、ブラウザでもランディング ページが読み込まれることを確認してもらってください。
- ランディング ページでログインが要求される。広告のランディング ページは、誰でもアクセスできるページでなければなりません。別のランディング ページを使用するか、ウェブサイト管理者に連絡し、ページでログインが要求されないように修正してもらってください。
- ランディング ページの転送やリダイレクトの数が多すぎる。ランディング ページのリダイレクトの数は 10 個未満に抑える必要があります。ウェブサイト管理者にリダイレクトの数を減らしてもらってください。ウェブ転送について
- ランディング ページの検索エンジンでページの読み込み時に結果が返されない。ランディング ページでサイト内検索が開始される場合は、その検索エンジンで必ず結果が返されるようにしてください。結果が返されない場合は、クローラで無効なページと見なされる可能性があります。サイトのウェブサイト管理者に連絡し、エラーページや「一致する結果がありません」といったメッセージを表示する代わりに、デフォルトの検索結果を返すよう修正を依頼してください。
- ランディング ページの URL にシャープ記号「#」が含まれている。ディスプレイ&ビデオ 360 では、シャープ記号を含む URL を処理できません。URL からシャープ記号を削除するか、別のランディング ページを使用してください。
- ランディング ページがタイムアウトしたためクロールできない。Google でランディング ページをクロールしようとしていますが、リクエストの処理に時間がかかりすぎています。この問題は、さまざまな理由で散発的に発生します。この問題が頻繁に発生する場合は、サイトのウェブサイト管理者に修正を依頼してください。
クリエイティブ コード内のクロールできない URL を特定する
ディスプレイ&ビデオ 360 のクリエイティブでは、ランディング ページの URL を複数の箇所で設定できます。また、ディスプレイ&ビデオ 360 ではなく、クリエイティブのコードに直接設定されていることもあります。クリエイティブのコードに直接設定された、クロールできない URL を見つけるには、以下の手順を行います。
ディスプレイ クリエイティブ
- Chrome でディスプレイ&ビデオ 360 を開きます。
- 該当のクリエイティブを開いて、[プレビュー] または をクリックします。
- クリエイティブを右クリックして [検証] を選択します。
- ディスプレイ&ビデオ 360 でクロールできなかったランディング ページを検索します。デベロッパー ツールのパネル内をクリックし、Ctrl+F キー(Mac の場合は command ⌘+F キー)を押すと、デベロッパー ツールの検索バーが開きます。
- ディスプレイ&ビデオ 360 で検出されたクロールできない URL に含まれる語句を入力します。なお、検索には記号を使用しないでください。たとえば、ランディング ページが
http://www.example.com/folder?var=1234&othervar=5678
の場合は、ドメイン名(この例では「example
」)のみを指定して検索します。 -
「
Clicktag = "http://www.example.com"
」が見つかった場合は、URL がクリエイティブ コードに直接設定されています。 -
クロールできない URL を削除するか置き換えて、更新後のクリエイティブ ファイルをアップロードします。
動画クリエイティブ
- クリエイティブをディスプレイ&ビデオ 360 に直接アップロードした場合([新しいクリエイティブ] > [動画ファイル] を選択した場合)は、クリエイティブの [クリエイティブの詳細] タブの [ランディング ページ URL] を確認します。
- クリエイティブが第三者広告サーバーでホストされている場合([新しいクリエイティブ] > [VAST タグ] を選択した場合)は、クリエイティブの [クリエイティブの詳細] タブの [VAST タグ URL] をコピーします。
- クリエイティブがキャンペーン マネージャー 360 でホストおよび同期されている場合は、広告主側のキャンペーン マネージャー 360 広告担当者に連絡し、キャンペーン マネージャー 360 プレースメントでクロールできないランディング ページの URL を削除するか置き換えてもらってください。
ランディング ページの VAST タグを確認する
- Chrome でディスプレイ&ビデオ 360 を開きます。
- 上記でコピーした VAST タグ URL を貼り付けます。
<ClickThrough>
タグを検索します。デベロッパー ツールのパネル内をクリックし、Ctrl+F キー(Mac の場合は command ⌘+F キー)を押すと、デベロッパー ツールの検索バーが開きます。-
クロールできない URL が
<ClickThrough>
タグ内に見つかった場合は、URL が VAST ファイルに直接設定されています。 -
クロールできない URL を削除するか置き換えて、更新後のクリエイティブ ファイルをアップロードします。