概要
プログラマティック保証型取引を行う場合、お客様とサイト運営者（パブリッシャー）は取引のクリエイティブとして、サイト運営者が管理するクリエイティブ、またはお客様がディスプレイ＆ビデオ 360 で管理するクリエイティブのどちらかを選択します。カスタム クリエイティブを使用すると、サイト運営者はクリエイティブをより自由に制御でき、またアド マネージャーのクリエイティブとポリシーに関する制限を回避できます。プログラマティック保証型取引で購入側のクリエイティブの代わりにサイト運営者管理のクリエイティブを使用すると、次のことが可能になります。
- 強い印象を与えることのできるカスタムの広告フォーマットをプログラマティック取引で利用できます。手動で入稿できる従来のフォーマットであれば、ほとんどがこの方法に対応します。
- これまでプログラマティック購入の対象外だったプレミアムの広告枠やフォーマットを利用できます。
- サイト運営者（パブリッシャー）は、自身の Google アド マネージャー ネットワークで配信されるクリエイティブを管理できるため、アド マネージャーのクリエイティブとポリシーに関する制限を安全に回避できます。
手順
- Google アド マネージャーの各プロポーザル広告申込情報が、ディスプレイ＆ビデオ 360 の対応する取引に関連付けられます。
- サイト運営者（パブリッシャー）が、Google アド マネージャーでプログラマティック保証型取引のプロポーザルを作成します。詳しくは、サイト運営者（パブリッシャー）の手順をご覧ください。
- 左のメニューで [広告枠] > [交渉] に移動し、該当するプロポーザルを探します。
- レートとインプレッション数を確認します。
- クリエイティブの要件（サイズ）が正しく設定されていることを確認します。プロポーザルが確定すると、カスタム クリエイティブの要件を変更することはできなくなります。確定したプロポーザルのクリエイティブ要件が正しくない場合は、サイト運営者（パブリッシャー）に連絡して、正しい要件を指定したプロポーザルを新たに作成するよう依頼します。
- 問題がない場合は、プロポーザルを承認します。詳しくは、マーケットプレイスで取引について交渉するをご覧ください。
- プロポーザルを承認したら、広告申込情報を設定します。設定が完了すると、ディスプレイ＆ビデオ 360 でクリエイティブが作成されます。このクリエイティブはクリックとインプレッションを追跡する目的で使用されます。広告配信を開始するには、ディスプレイ＆ビデオ 360 で有効なトラッキング クリエイティブが作成されている必要があります。広告の配信とレンダリングには、Google アド マネージャーのサイト運営者管理のクリエイティブが使用されます。トラッキング クリエイティブは後で設定することもできますが、キャンペーンの開始日の時点でディスプレイ＆ビデオ 360 にトラッキング クリエイティブがない場合は、Google アド マネージャーの対応する広告申込情報に有効なクリエイティブが関連付けられていたとしても、広告を配信することはできません。
注: 作成したトラッキング クリエイティブは保留中のステータスになり、検証が完了するまで最大 2 時間かかります。広告配信は、トラッキング クリエイティブが配信可能のステータスになるまで開始できません。
- 広告主を選択: まず、オーダーを設定するデフォルトの広告主を選択します。そのうえで、他の広告主または追加の広告主に対し、このオーダーをターゲットに設定する許可を与えることができます。
- パートナーの収益モデル: 他のプログラマティック取引と同じ方法で設定します。
サイト運営者（パブリッシャー）が Google アド マネージャーでこの手順を完了すると、[自分の広告枠] に取引が表示されます。
なお、カスタム クリエイティブを適切に配信するには、クリエイティブ、トラッキング タグ、Floodlight アクティビティをすべてサイト運営者（パブリッシャー）に送信する必要があります。
