Media Rating Council(MRC)認定は、ディスプレイ&ビデオ 360 プラットフォームが広告配信および広告配信の測定に関する業界標準に準拠していることと、この技術の基盤となるプロセスが正確に行われていることを証明するものです。この認定は、すべてのデバイス(パソコン、コネクテッド テレビ、モバイル、タブレット)において、ブラウザとモバイルアプリの両方の環境で使用されるディスプレイ&ビデオ 360 の測定技術に適用されます。
このドキュメントでは、ディスプレイ&ビデオ 360 でのデータの収集、測定、フィルタリングの手法と、それらに関連するプロセスについて概説します。
このページの内容
ディスプレイ&ビデオ 360 とは
ディスプレイ&ビデオ 360 で認定されている項目
- ディスプレイ広告(リッチメディアを含む)と動画広告(YouTube 以外)のレンダリングを開始したインプレッション数に基づくクリック関連指標 - 正味の合計として表示(パソコン、モバイルウェブ、アプリ内。一部の一般的な無効なトラフィック部分のみ認定対象)
- クリック数
- 一般的な無効なトラフィックのクリック数
- 無効なクリック数
- クリック率
- ディスプレイ広告(リッチメディアを含む)と動画広告(YouTube 以外)のレンダリングを開始したインプレッション数の指標 - 巧妙な無効なトラフィック(パソコンとモバイルウェブ)と一般的な無効なトラフィック(モバイルアプリ内)を除いた正味の合計:
- レンダリングを開始したインプレッション数
- 無効としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- ディスプレイ広告(リッチメディアを含む)と動画広告(YouTube 以外)のレンダリングを開始したインプレッション数に基づく視認範囲のインプレッション数および視認性関連指標 - 巧妙な無効なトラフィック(パソコンとモバイルウェブ)と一般的な無効なトラフィック(モバイルアプリ内)を除いた正味の合計:
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定可能なインプレッション数
- アクティブ ビュー: 視認範囲のインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定可能インプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 視認範囲のインプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 視認範囲外のインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定不能なインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッションに対する視認範囲のインプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッションに対する視認範囲外のインプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッションに対する測定不能なインプレッションの割合
- 無効なアクティブ ビュー測定対象のインプレッション数
- 無効なアクティブ ビュー測定可能なインプレッション数
- 無効な視認範囲のインプレッション数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)のアクティブ ビュー測定対象のインプレッション数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)のアクティブ ビュー測定可能なインプレッション数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)のアクティブ ビュー視認範囲のインプレッション数
- 動画(YouTube とパートナー以外)のレンダリングを開始したインプレッション数および関連指標 - 一般的な無効なトラフィック(コネクテッド テレビ)を除いた正味数
- レンダリングを開始したインプレッション数
- 無効としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- 無効なインプレッション数
- YouTube とパートナーの動画(YouTube と Google 動画パートナーのトラフィック)のレンダリングを開始したインプレッション数、視認範囲のインプレッション数、視認性関連指標、TrueView 視聴回数 - 巧妙な無効なトラフィック(パソコン、モバイルウェブ、モバイルアプリ内)を除いた正味の合計 - これには、デマンド ジェネレーション広告申込情報とプログラマティック保証型取引の広告枠オプションが含まれます。
- レンダリングを開始したインプレッション数
- 無効としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定可能なインプレッション数
- アクティブ ビュー: 視認範囲のインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定可能インプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 視認範囲のインプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 視認範囲外のインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定不能なインプレッション数
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッションに対する視認範囲のインプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッションに対する視認範囲外のインプレッションの割合
- アクティブ ビュー: 測定対象のインプレッションに対する測定不能なインプレッションの割合
- 無効なアクティブ ビュー測定対象のインプレッション数
- 無効なアクティブ ビュー測定可能なインプレッション数
- 無効な視認範囲のインプレッション数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)のアクティブ ビュー測定対象のインプレッション数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)のアクティブ ビュー測定可能なインプレッション数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)のアクティブ ビュー視認範囲のインプレッション数
- TrueView: 視聴回数
- TrueView: 一般的な無効なトラフィック(GIVT)の視聴回数
- TrueView: 無効な視聴回数
- YouTube とパートナーの動画のレンダリングを開始したインプレッション数と関連指標から、
一般的な無効なトラフィック(コネクテッド テレビ)を除いた正味数
- レンダリングを開始したインプレッション数
- 無効としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- 一般的な無効なトラフィック(GIVT)としてレンダリングを開始したインプレッションの数
- 無効なインプレッション数
- TrueView: 視聴回数
- TrueView: 一般的な無効なトラフィック(GIVT)の視聴回数
- TrueView: 無効な視聴回数
DBM の測定の最新リストは、ディスプレイ&ビデオ 360 ヘルプセンターの「指標とフィルタ」ページで確認できます。
認定されていない項目
この認定の対象外となっているトピックには次のようなものがあります。
- デマンド ジェネレーションの AI による入札プロセス
- ディスプレイ&ビデオ 360 の入札に関する要素
- その他の Google 広告配信ソリューションおよびサービス
- その他の Google プロダクトおよびサービス
- ディスプレイ&ビデオ 360 のその他の指標
- YouTube とパートナーのファインド広告フォーマット
- インストリーム広告と YouTube ショート広告以外のフォーマット
- YouTube TV で配信される広告
- Google TV の広告在庫ソース
- ディスプレイ&ビデオ 360 のデマンド ジェネレーション広告申込情報で購入された広告枠
ディスプレイ&ビデオ 360 とは
ディスプレイ&ビデオ 360(旧 DoubleClick Bid Manager(DBM))プラットフォームでは、プログラマティック保証型取引、直接取引、公開エクスチェンジなど、さまざまなプログラマティック購入オプションをご利用いただけます。また、Google 独自のアルゴリズムにより、広告主様固有のキャンペーン目標を達成できるように入札単価が自動的に調整されます。
広告主様は、ディスプレイ&ビデオ 360 の入札およびレポート プラットフォームを通じて、キャンペーン マネージャー(旧 DoubleClick Campaign Manager(DCM))または第三者事業者を広告サーバーとして使用できます。キャンペーン マネージャーを広告サーバーとして使用する場合は、キャンペーン マネージャーの手法に関する説明もご確認ください。
ビジネス パートナーの要件
ディスプレイ&ビデオ 360 のビジネス パートナーには、クライアント(広告主様や代理店など)、リアルタイム ビッダー取引でディスプレイ&ビデオ 360 が仲介する広告エクスチェンジ、ディスプレイ&ビデオ 360 のクライアントの広告の配信に使用される第三者広告サーバーが含まれます。Google は、こうしたビジネス パートナーが要件を満たしているかについて、初回だけでなく継続的に確認を行っています。
ディスプレイ&ビデオ 360 を使用するすべてのパートナーに、無効なアクティビティを禁止する Google のプラットフォーム プログラム ポリシーの遵守を要件付けています。詳しくは、無効なアクティビティに関する記事をご確認ください。
Google では無効なトラフィックのフィルタリングを継続的に行っており、ディスプレイ&ビデオ 360 に無効なトラフィックを大量に供給しているビジネス パートナーに対しては審査を行います。無効なトラフィックが継続的に発生しているパートナーは、アカウントが強制停止または閉鎖される場合や、エクスチェンジ パートナーでの入札が一時停止または停止される場合があります。
測定手法の変更
測定手法を変更する場合は、クライアントに通知します。クライアントへの通知は、ディスプレイ&ビデオ 360 のユーザー インターフェース、ヘルプセンターのリリースノート、クライアント サービス チームのいずれかを通じて行います。
ディスプレイ&ビデオ 360 のレンダリング開始時の測定
ディスプレイ&ビデオ 360 では、ヘルプセンターのガイドに記載されているレンダリング開始時の測定手法を使用します。子指標(視認性とクリック数)については、レンダリング開始時の指標とそれ以外の指標を区別するため、引き続き「インプレッションのカウント方法」が使用されます。
ディスプレイ&ビデオ 360 のクリックのカウント方法は、キャンペーン マネージャーと共通です。詳細はキャンペーン マネージャーの DOM でご確認いただけます。
キャッシュ無効化
ディスプレイ&ビデオ 360 で第三者広告を配信する際にブラウザ キャッシュを回避するには、${CACHEBUSTER} マクロを使用することをおすすめします。ディスプレイ&ビデオ 360 のマクロに関する記事をご覧ください。
Bid Manager(ディスプレイ&ビデオ 360)のレポート
レポートに関するヘルプ記事では、ディスプレイ&ビデオ 360 キャンペーンのプランニングと最適化に使用できるさまざまなレポート テンプレートについて説明しています。ディスプレイ&ビデオ 360 のデータの保持と再発行に関するポリシーについては、こちらのヘルプセンターの記事をご覧ください。
MRC 認定を受けていない YouTube TV については、レポート ダッシュボードで、「YouTube TV である」ディメンションを使用して認定指標から分離できます。
MRC 認定指標のみに関するレポートの作成方法については、こちらのヘルプセンターの記事をご覧ください。
前月のレポートの数値は、別途連絡がない限り、請求処理のために毎月 1 日までに確定します。
ディスプレイ&ビデオ 360 のデバイスタイプの分類とレポート
ディスプレイ&ビデオ 360 でデバイスタイプに関するレポートを作成する場合:
- ディスプレイ広告(広告タイプにインストリーム動画広告またはインストリーム デフォルト広告を含まない)
- パソコン ディスプレイ ウェブ: デバイスタイプ = パソコン
- モバイル ディスプレイ ウェブ: 「デバイスタイプ = スマートフォンまたはタブレット」かつ「環境にモバイルアプリ、モバイルアプリ インタースティシャル(ディスプレイ RTB)、動画モバイルアプリ インタースティシャル(動画 RTB)を含まない」
- モバイル ディスプレイ アプリ: 「デバイスタイプ = スマートフォンまたはタブレット」かつ「環境 = モバイルアプリまたはモバイルアプリ インタースティシャル(ディスプレイ RTB)もしくは動画モバイルアプリ インタースティシャル(動画 RTB)」
- 動画: 広告タイプ = インストリーム動画またはインストリーム デフォルト広告
デバイスの分類は、入札時にエクスチェンジによって渡された情報に基づいて、インプレッションの測定前に行われます。ディスプレイ&ビデオ 360 のごくわずかなトラフィックにおいて、入札時に提供された情報に基づく分類が、測定中にデバイスから取得された視聴時の情報と異なる場合があります。Google では、ユーザー エージェントと、内部ソースおよび外部ソースからのモバイルアプリ SDK データを併用してデバイスの種類を分類しています。第三者に分類を依頼することはありません。
YouTube とパートナーの測定手法
YouTube とパートナーのインストリーム広告(スキップ可能なインストリーム広告)は、開始から 5 秒後に広告をスキップできるスキップボタンを備え、動画のインストリーム(プレロール、ミッドロール、ポストロール)として配信されます。YouTube とパートナーの TrueView 視聴は広告視聴単価方式で、ユーザーが広告を「視聴」した場合にのみ料金が発生します。YouTube とパートナーでは、視認性に関連する測定は行われません。YouTube とパートナーのインストリーム広告では、ユーザーが動画広告を 30 秒視聴する(30 秒未満の動画では最後まで視聴する)か、動画を操作するかのいずれか早い方の時点で、料金が発生します。YouTube とパートナーのインストリーム広告の「視聴」は次のように定義されます。
YouTube とパートナーのインストリーム
- 30 秒間の視聴(5 秒間の強制再生時間を含む)、または広告が 30 秒未満の場合は最後まで視聴
- チャンネルのタイトルまたはアバターのクリック
- 動画タイトルのクリック
- カードのティーザーのクリック
- 共有のクリック
- コンパニオン バナーまたはビデオウォールのクリック
- CTA 表示オプションのクリック
- クリックによる広告主のサイトへのアクセス
- 終了画面のクリック
*(影響が限定的であるため、MRC 認定審査には含まれません。)
現在のところ、影響が限定的な上記のインタラクションが YouTube とパートナーの TrueView 視聴トラフィック全体に占める割合は、大規模なキャンペーンで 0.37%、小規模なキャンペーンで 2.06% にとどまっています。視聴とみなされないアクションには、次の要素のクリックが含まれます。
- アノテーション
- 「高評価」(肯定的)アイコン
- 全画面表示
- InVideo チャンネル・動画紹介ツール(YouTube とパートナーのインストリーム広告では配信されません)
- 透かし
- スキップボタン
Google 広告の管理画面で示されるように広告主様が視聴に対して課金されると、公開されている YouTube.com の視聴回数も増加します。
モバイルアプリ環境で配信される GVP インストリーム広告のプレースメントは、以下のとおりです。
- IMA SDK のインストリーム プレースメント(Paramount+ ストリーム内のプレロール動画広告など)
- アプリのリワード広告(ゲームでの追加のライフを報酬としてユーザーに提供するフルスクリーンの動画広告など)
- アプリ内インタースティシャル(『Candy Crush』で特定のレベルの前に再生されるフルスクリーンの動画広告など)
無効なトラフィックの検出とフィルタリングの手法
Google では、識別子やアクティビティ、パターンのデータを基に、一般的なものから巧妙な手口を用いたものまで、無効なトラフィックを特定して除外できるように取り組んでいます。現在のところ、ディスプレイ&ビデオ 360 では無効なトラフィックとして一般的なもののみを特定しています。これには、人間に由来しないトラフィックや不正が疑われるトラフィックが含まれます。しかし、パブリッシャー様や広告主、あるいは代理の業者がユーザーの身元や意図を常に把握できるわけではないため、あらかじめ無効なトラフィックをすべて特定し、レポートに表示されないように除外することは困難です。無効なトラフィックのフィルタリングが妨害されたり、リバース エンジニアリングの対象になったりすることを防ぐため、広告インプレッションの測定ガイドラインに記載されている情報以外のフィルタリングに関する具体的な手法は、監査プロセスの一環として監査担当者に開示される場合を除き、一切非公開となっています。
フィルタリングの手法
フィルタリングには、特殊な識別方法(ロボット設定ファイルや除外リスト、パブリッシャーのテストクリックなど)とアクティビティに基づくフィルタリング方法(複数の連続する動作、異常な動作、インタラクション属性、その他の不審な動作の分析など)の両方が使用されます。また、フィルタリングの手法には以下の基準が適用されます。
- Google は、第三者のフィルタリングを使用しません。
- 人間によるものでないアクティビティの識別に使用される参照元: Google は「IAB / ABCe
International Spiders & Robots List」に加え、過去のロボット アクティビティに基づく追加フィルタを使用します。
IAB Robots List の除外ファイルも使用します。
- アクティビティに基づくフィルタリング プロセス: アクティビティに基づく識別処理では、特定のパターンを分析し、人間によるものでないトラフィックの可能性が高い挙動を特定します。Google の広告トラフィック品質管理チームは、不審なアクティビティの判定システムを導入しており、アクティビティに基づくフィルタリングを適切に行っています。
- フィルタリングはすべて、クリックが発生した後で受動的に行われます。つまり、ユーザー(ブラウザ、ロボットなど)は、トラフィックにフラグが付けられたことを知らされずにリクエストを続行するか、フィルタリングにより除外されることになります。これはその行為によって Google の自動フィルタリング処理が行われたことを、ユーザー エージェントに知らせないようにするためです。YouTube とパートナーについては、広告リクエストによって無効なアクティビティが発生する可能性があるなど、場合によってはフロントエンドのブロックも使用します。これまでにブロックされた広告リクエストは 2% 未満です。
YouTube 以外のトラフィックについては、入札前のフィルタリングにより、広告リクエストの約 20% がブロックされます。
- Google とディスプレイ&ビデオ 360 では、イベントが期限切れとなっている、破損している、不完全であると見なされた場合や、他の処理エラーが検出された場合にそのイベントを拒否する、ポリシーベースのフィルタリング条件のリストを定義しています。
- 不整合や間違いが検出された場合は、そのデータを修正するプロセスが実施されます。ログファイルの破損が起こることはめったにありませんが、万一発生した場合は修復可能です。
- Google 内部の IP アドレスからのアクティビティを削除するプロセスが導入されています。
フィルタリングのルールと基準は継続的にモニタリングされています。これらは定期的に自動更新されますが、手動でも変更可能です。フィルタリング プロセスを更新する際は、あらかじめ分析を実施し、実際に影響を受けるキャンペーンを特定します。そのうえで、該当のキャンペーンを実施しているクライアントに対して、トラフィックのフィルタリングに対するリバース エンジニアリングが行われることのないように注意しながら、状況に応じて事前の通知を行います。
注: ディスプレイ&ビデオ 360 のトラフィックの決定率(一般的な無効なトラフィックと巧妙な無効なトラフィック)は 100% です(確認済みのサンプルデータに基づく)。
機械学習
Google では、モデルがイベントの無効性を「はい / いいえ」で判定して無効なトラフィック(IVT)を予測する「分類」(ニューラル ネットワーク アプローチなど)や、モデルがさまざまなアクティビティにスコアを割り当て、そのしきい値に基づいて IVT を判定する「ロジスティック回帰」といった方法で、教師あり機械学習の手法を使用しています。教師あり機械学習のモデルではこの他にも、決定木やグラフといった手法が使用されることがあります。
機械学習に使用されるデータソースには、クエリとインタラクションのログ(「広告ログ」)、広告ログと結合できる非ログデータ、その他のさまざまな補足的な独自のシグナルが含まれます。Google は、さまざまなサイズの数百のデータソースを活用しています。データソースごとのレコードの総数は、データソースに応じて数千から数兆に及びます。トラフィック ベースのモデルは、入力データとして最低 7 日間のトラフィックで評価される必要があります。
アクティブな防御策として、Google はモデルに提供されるトラフィック シグナル(トレーニング データ)のモニタリングを継続しています。これにより、特定のしきい値の範囲が満たされない場合に人による介入に向けたアラートがトリガーされます。結果として、正確性の低下が最小限に抑えられます。
モデルは、適切かつ実用的な場合に継続的に再トレーニングされ、そのパフォーマンスが定期的または継続的に評価されます。結果として、上記のモニタリング手続きと同様に、正確性の低下が最小限に抑えられます。
機械学習のトレーニングと評価データのバイアスは最小限であり、バイアスが大きくなると、IVT の防御は承認されません。すべての機械学習プロジェクト(「リリース」)は、承認前に横断的な審査プロセスを経ることになります。このプロセスの一環として、モデルとそれに対応するデータのバイアスが評価されます。プロジェクトが承認されるには、広告トラフィックに関する所定の品質基準が満たされる必要があります。モデルのバイアスを検出するために継続的なモニタリングが行われます。バイアスが検出されるとアラートがトリガーされ、モデルの評価、分析、更新が行われます。
Google は、すべてのトラフィックに、機械学習と人による介入およびレビュー手法を組み合わせて適用しています。一部の防御策においては、機械学習によるリードの生成に続いて人間によるレビューを行っています。その他の防御策では、人間によるデータのレビュー後に、機械学習を使用して一般化します。機械学習と人による介入およびレビュー手法の活用は進化を続けており、Google では、アラートやエスカレーション、発生する可能性のある無効なトラフィックの種類の有機的変動など、複数の基準に応じて使い分けています。その結果、分布は定常状態ではなく、機械学習や人による介入やレビューへの依存の「レベル」は時間とともに変化します。
ディスプレイ&ビデオ 360 の一般的な無効なトラフィックのインプレッションおよびクリックの指標に関するレポート
ディスプレイ&ビデオ 360 のレポート管理画面で、一般的な無効なトラフィックの内訳を確認する場合は、次の指標を使用します。
- 無効なインプレッション
- 無効なクリック
非アクティブなインプレッションの指標
「リセット」イベントなしの 16 時間を超えるセッションで広告または入札リクエストを継続的に受信しているデバイスに配信が行われた場合、非アクティブなインプレッション(レンダリング開始時の手法による)と見なされます。セッションは毎日午前 5 時(現地時間)と、デバイスで 30 分以上リクエストが行われない場合にリセットされます。また、VAST インタラクション ping(一時停止、ミュート、ミュート解除、音量の変更など)によってもリセットされます。現在のところ、非アクティブなインプレッションの測定は、コネクテッド テレビについてのみ行われます。
クリック トラッキング
ディスプレイ&ビデオ 360 では、パブリッシャーの対応するインプレッション(メール ニュースレター、記事リンクのトラッキング、パブリッシャーが配信するクリエイティブなど)をトラッキングしない場合、クリック トラッキング タグが使用されます。このようなクリックは MRC による認定を受けていません。MRC の認定を受けるには、クリックが有効なインプレッションに直接関連付けられている必要があります。
ディスプレイ&ビデオ 360 のレポートからクリック トラッカーを除外する場合は、レポートを作成する際に、次の広告タイプを除外してください。
- 静的クリック トラッカー
- 動的クリック トラッカー
- トラッキング
- DART Search
- 有料ソーシャル
クリック トラッキングに対応した広告タイプが含まれる場合、クリック率の指標は正しく計算されなくなります。ヘルプセンターの記事で、MRC 認定指標のみのレポートを作成する方法をご覧ください。
自動再生、Click-to-Play、連続再生
ディスプレイ&ビデオ 360 のレポートで自動再生と Click-to-Play を区別する場合は、「再生方法」ディメンションを使用します。自動再生に該当するのは全動画トラフィックの 34% 程度です。自動再生が有効になっている場合や、ユーザーが再生リストで動画を視聴している場合は、連続再生を考慮する必要があります。YouTube では、Wi-Fi 接続時は 4 時間が経過すると連続再生が自動的に停止されます。モバイル ネットワーク接続時は、30 分間操作を行わないと連続再生が停止されます。
ディスプレイ&ビデオ 360 では、YouTube 動画トラフィックの 24% 程度が連続再生に該当します。
YouTube 以外の環境については、連続再生パラメータに関する説明をご覧ください。なお、これらの指標に関する包括的なレポートを作成するには、
OpenRTB の仕様で自動再生と連続再生のフィールドを指定するために業界全体で連携する必要があります。それまで、ディスプレイ&ビデオ 360 では、第三者のトラフィックに関するこれらの指標のレポートで利用できる機能が限定されます。
Open Measurement、SSAI、サーバー間測定のレポート
ディスプレイ&ビデオ 360 では、サーバーサイドの広告インサーター(SSAI)やその他のサーバーサイド測定プラットフォームによって提供される広告枠に入札する場合があります。これらのプラットフォームは、クライアント側の測定の仲介者として機能し、クライアントからではなくディスプレイ&ビデオ 360 に直接データを提供します。同様に、ディスプレイ&ビデオ 360 では、IAB Tech Lab の OMID(Open Measurement Interface Definition)API をサポートしている広告枠(Open Measurement 測定 SDK を実行しているクライアントや、OMID の第三者実装など)に入札します。このような場合、ディスプレイ&ビデオ 360 ではクライアントサイドの測定状況を把握できないため、代わりにサードパーティの測定機能を信頼する必要があります。
ディスプレイ&ビデオ 360 では、配信時のシグナルを通じてこれらのトラフィックのソースを検出し、入札リクエストの IAB 定義のフィールドを通じて、Open Measurement のトラフィックを識別します。SSAI とサーバー間測定では、広告枠の入札時と視聴時の IP アドレスが比較されます。これらが大幅に異なる場合、ディスプレイ&ビデオ 360 はそのトラフィックに、サーバーサイド測定プラットフォームから発生したものとしてフラグを付けます。
現在、MRC は、クライアントサイドの測定から得られた指標のみを認定の対象としています。MRC の認定を受けた指標に対して、キャンペーン マネージャーとディスプレイ&ビデオ 360 のレポートでは「測定ソース」というディメンションが提供されます。このディメンションは、「測定」、「提供」、「推定」の 3 つの値を提示し、それぞれ以下のデータを示します。
- 測定 - 指標のデータは、Google が管理する、または Google が熟知しているクライアント コードか、Google または IAB Tech Lab によって認定されたクライアント コードの OMID データを使用して直接測定されました。
- 提供 - 指標のデータは、第三者によってクライアント側で測定され、サーバー間の統合により Google に提供されたか、Google または IAB Tech Lab の認定を受けていないクライアント コードの OMID データを使用して測定されました。
- 推定 - 指標のデータは、妥当な判断により推定されたもので、クライアント側で直接測定されていません。推定の基となるデータは、Google または第三者から取得されたものです。
「測定」の指標のみが MRC の認定を受けていると見なされます。
自己申告されたプリフェッチ アクティビティ
Google でこのデータを分析したところ、自己申告されたプリフェッチ アクティビティの数は極めて少なく、データセット全体への影響は限定的と見なされることがわかっています。Google は、引き続きこのタイプのアクティビティを評価していく予定です。今後のデータの挙動により、影響が大きくなっていることが示された場合は、このフィルタリング処理に関して別の対処を講じる可能性があります。
測定に関する制限
ディスプレイ&ビデオ 360 の認定指標の測定に関する制限には、以下のようなものがあります。
- ディスプレイ&ビデオ 360 に適用されるキャッシュ無効化の詳細については、キャンペーン マネージャーの手法に関する説明の「キャッシュ無効化の手法」のセクションをご覧ください。なお、これらの手法を導入しても、一定量のキャッシュが保持される場合があることが確認されています。
- 特定のクリック トランザクション ストリーム(測定ポイントの後、広告主様のサイトへのランディング前)に多数のリダイレクトが存在する場合、広告主様などのダウンストリーム側の関係者との間で、カウント数に差異が生じる可能性があります。
- 視認性に関する具体的な制限については、アクティブ ビューの手法の説明をご覧ください。
アクティブ ビュー
ディスプレイ&ビデオ 360 キャンペーンでこれらの機能を使用している場合は、アクティブ ビューの手法の説明を確認することをおすすめします。
コネクテッド テレビ
YouTube 配信許可を得ている CTV デバイスは、アプリが画面に表示されていないとき(ユーザーが HDMI 入力を切り替えたときやデバイスをオフにしたときなど)に、アプリにその旨を通知する必要があります。これにより、アプリが表示されていない間は YouTube が動画の再生(ひいては広告の配信)を停止することができます。遅延測定に関する制限はありません。なお、現時点では、可能な場合に限り、Android TV および tvOS についてテレビの電源状態シグナルのステータスを受け取ります。
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