キーワード ターゲティング

コンテンツ キーワード ターゲティング(別名: キーワード コンテンツ ターゲティング、KCT)を使用すると、サイトのコンテンツ、アプリストアの説明、動画のメタデータに基づき、ブランドや商品、サービスに関連するコンテンツをターゲティングできます。この機能では、指定したキーワードとウェブサイト、アプリ、動画の広告枠を照合し、キャンペーンの目標と最も関連性が高いインプレッションを重点的に獲得できるようにします。

ディスプレイ&ビデオ 360 のキーワード ターゲティングには次の 2 種類があります。

  1. キャンペーンに含める広告枠の照合に使用するキーワードを指定する。
  2. キャンペーンに含めない広告枠の照合に使用する除外キーワードを指定する。よく使用するキーワードのリストがある場合は、除外キーワード リストを作成すると時間を節約できます。

キーワード ターゲティングは、Google アド マネージャーと第三者エクスチェンジの広告枠で使用できます。

重要: アプリ内のコンテンツではなくメインの機能によって分類されるアプリもあるため、すべてのアプリ内コンテンツでキーワード ターゲティングが効果的に機能するとは限りません。

この記事の内容

ディスプレイ&ビデオ 360 のキーワード ターゲティングの仕組み

ディスプレイ&ビデオ 360 では、Google 検索技術を使用して、ウェブページのテキスト、アプリストアの説明、動画のメタデータに基づき、ブランドや商品、サービスのキャンペーン目標に合った広告枠をターゲティングできます。

また、ディスプレイ&ビデオ 360 では、ページ、アプリストアの説明、動画のメタデータを頻繁にクロールし、コンテンツの変化を常に把握して、キーワードと関連する広告枠を確実に検出できるようにしています。

キーワード ターゲティング

ターゲティングに含めるキーワードを指定する場合、キーワードはフレーズ一致を使用して照合されます。キーワード ターゲティングでは、キーワードの複数形、標準形、類義語のパターンも含めるよう自動的に拡張され、一致率を高めて、関連性の高い広告枠を逃す可能性を最小限に抑えることができます。

なお、キーワードの誤字脱字のパターンは自動的には含められないため、手動で追加する必要があります。このように広告の照合は、個々のキーワードではなく、全体的なテーマに基づいて行われます。

  • 標準形キーワード: 同じような意味のキーワード パターン。たとえば「旅行 ロンドン」の標準形キーワードは、「ロンドン旅行」、「ロンドン 旅行」などです。キーワードを 1 つ指定するだけで、他の 2 つのキーワードもターゲットに含められます。
  • フレーズ一致: キーワードとして複数の単語を指定できます。広告は、指定した語句と完全に一致するか、指定した語句のいずれかの単語が含まれる場合に配信されます。

例: キーワード ターゲティング

:

靴メーカーが新たに発売する防水シューズ シリーズのキャンペーンを作成する場合に、「tennis shoe」というキーワードを指定するとします。この例では、次の語句に関するウェブサイト、アプリ、動画の広告枠に広告が配信されます。

  • 「tennis shoe」
  • 「tennis」
  • 「shoe」

また、次のパターンにも自動的に拡張されます。

  • 複数形:「tennis shoes」
  • 標準形:「shoes tennis」
  • 類義語: 「buy tennis shoes」、「shoes for tennis」

「tennis shoes」のよくある 3 つの誤字脱字もターゲティングに含めたい場合は、「tennnis」、「shooes」、「shues」を手動で追加します。

除外キーワード ターゲティング

ターゲティングから除外するキーワードを指定する場合、キーワードは完全一致を使用して照合されます。キーワードの複数形、標準形、類義語、誤字脱字は手動で追加する必要があります。

つまり、ウェブページやアプリ、動画の中心的なトピックが除外キーワードと完全に一致する場合にのみ、広告の配信対象から除外されます。

また、ディスプレイ&ビデオ 360 でウェブサイト、アプリ、動画の広告枠のコンテンツを判別できない場合は、広告申込情報の配信対象から自動的に除外されます。

  • 完全一致: 指定したキーワードと広告枠が完全一致するか照合され、完全一致した場合のみ広告の配信対象から除外されます。

例: 除外キーワード ターゲティング

:

「性」というキーワードを除外している場合でも、「性教育」を主なコンテンツとしている広告枠には、「性」という単語が含まれていても広告が配信される可能性があります。

このパターンも照合されるようにする場合は、除外キーワード リストに「性教育」を手動で追加する必要があります。

また、キーワードの複数形、標準形、類義語、誤字脱字は個別に追加する必要があります。追加しない場合、広告は指定したキーワードの各種パターンに一致する広告枠にも配信される可能性があります。

ブランド保護ターゲティングの手段は、除外キーワード ターゲティング以外にもあります。詳しくは、ブランド保護ターゲティングをご覧ください。

効果的なキーワードを作成する

ディスプレイ&ビデオ 360 でターゲティングに含める、または除外するキーワードを効果的に指定するうえで、考慮の必要な事項を次の表にまとめました。

考慮事項

キーワード ターゲティング

除外キーワード ターゲティング

複数形

○ キーワードの複数形のパターンが自動的にターゲティングに含められます。たとえば、「ski hat」をキーワードとして指定すると、「ski hats」も自動的にターゲティングに含められます。

いいえ 除外キーワードは拡張されず、複数形は自動的には追加されません。

標準形

○ キーワードの標準形のパターンが自動的にターゲティングに含められます。たとえば、「スキー 帽子」と指定すると、「帽子 スキー」も自動的にターゲティングに含められます。

いいえ 除外キーワードは拡張されず、標準形は自動的には追加されません。

類義語

○ キーワードに関連する類義語が自動的にターゲティングに含められます。たとえば「アイスクリーム」と指定すると、「シャーベット」も自動的にターゲティングに含められます。

いいえ 除外キーワードは拡張されず、類義語は自動的には追加されません。

誤字脱字

いいえ キーワードは拡張されず、誤字脱字は自動的には追加されません。

いいえ 除外キーワードは拡張されず、誤字脱字は自動的には追加されません。

特殊記号

○ YouTube 広告申込情報では、次の特殊記号を使用できます: " [] +

いいえ 次の記号は使用できません: , . ! @ % ^ () = {} ; ~ ` <> ? \ | “ [] {} +

いいえ 次の記号は使用できません: , . ! @ % ^ () = {} ; ~ ` <> ? \ | “ [] {} +

キーワードを追加した場合

キーワードに一致し、広告を配信できる広告枠が増えるため、リーチが広がり、関連性も高まります。

除外キーワードに一致する広告枠が増えるため、広告を配信できる広告枠は減ります。

他のターゲティング設定の対象範囲によっては、リーチに影響が出る場合があります。

キーワードを制限した場合

ターゲティングに含めるキーワードの数が少ない場合、広告を配信できる広告枠が減るため、リーチが制限される可能性があります。

除外キーワードに一致する広告枠が減るため、広告を配信できる広告枠は増えます。

他のターゲティング設定の対象範囲によっては、リーチに影響が出る場合があります。

キーワード ターゲティングを使用する

キーワード ターゲティングででは、キャンペーン、広告掲載オーダー、または広告申込情報のレベルで、1 つの単語または語句をキーワードとして指定できます。

  • キャンペーン レベル: キャンペーン レベルで指定したキーワード リストがキャンペーン内のすべての広告掲載オーダーに適用されます。
  • 広告掲載オーダー レベル: 広告掲載オーダーレベルで指定したキーワード リストが広告掲載オーダー内のすべての広告申込情報に適用されます。広告掲載オーダー レベルで設定したキーワード ターゲティングは、キャンペーン レベルで指定したキーワードより優先されます。
  • 広告申込情報レベル: 広告申込情報レベルで指定したキーワード ターゲティングは、個々の広告申込情報にのみ適用されます。

既存のキャンペーンでキーワード ターゲティングを使用する手順は次のとおりです。

  1. 広告主の画面で [キャンペーンの設定] に移動します。
  2. [その他の詳細情報] にキーワードを 5 つまで入力します。

既存の広告掲載オーダーでキーワード ターゲティングを使用する手順は次のとおりです。

  1. 広告主の画面で [キャンペーン] に移動します。
  2. キャンペーンを選択します。
  3. 広告掲載オーダーを選択します。
  4. [広告掲載オーダーの詳細] を選択します。
  5. [ターゲティング] で [ターゲティングを追加] 次に [キーワード] を選択します。
  6. [含める] を選択します。
  7. 次のいずれかを行うことができます。
    1. 除外するキーワードを 1 行に 1 つずつ、カンマで区切って入力します。
    2. [候補を生成] を選択し、既存のキーワードまたはランディング ページ URL に基づく、関連する候補のリストを取得します。
  8. [適用] を選択します。
  9. 最後に [保存] を選択します。

既存の広告申込情報でキーワード ターゲティングを使用する手順は次のとおりです。

  1. 広告主の画面で [キャンペーン] に移動します。
  2. キャンペーンを選択します。
  3. 広告掲載オーダーを選択します。
  4. 広告申込情報を選択します。
  5. [ターゲティング] で [ターゲティングを追加] 次に [キーワード] を選択します。
  6. [含める] を選択します。
  7. 次のいずれかを行うことができます。
    1. 除外するキーワードを 1 行に 1 つずつ、カンマで区切って入力します。
    2. [候補を生成] を選択し、既存のキーワードまたはランディング ページ URL に基づく、関連する候補のリストを取得します。
  8. [適用] を選択します。
  9. 最後に [保存] を選択します。

除外キーワード リストを作成する

除外キーワード リストを作成すると、語句をグループにまとめて、キャンペーンに同じ除外キーワードを手動で追加する必要がなくなるため、時間を節約できます。広告主は、除外キーワード リストを 20 個まで作成できます。

重要: 除外キーワード リストは、YouTube とパートナーの広告申込情報レベルでは使用できますが、広告グループ レベルでは使用できません。
代わりに、YouTube 広告グループでは 5,000 個の単語を除外できます。

除外キーワード リストを作成する手順は次のとおりです。

  1. 広告主レベルで [リソース] 次に [チャネルとキーワード] に移動します。
  2. [除外キーワードのリスト] を選択します。
  3. [新しいリスト] を選択します。
  4. 次の情報を入力します。
    1. 名前: ターゲティングに使用する除外キーワード リストを識別できるよう、わかりやすい名前を入力します。
      • このフィールドでは次の記号は使用できません: , . ! @ % ^ () = {} ; ~ ` <> ? \ | “ [] {} +
    2. キーワード: キーワードを 1 行に 1 つずつ、カンマで区切って入力します。
      • キーワード リストには最大 5,000 個のキーワードを含めることができます。
  5. 最後に [保存] を選択します。

除外キーワードまたは除外キーワード リストをターゲットに設定する

除外キーワードを使用すると、関連性の低いインプレッションを防いで、キャンペーンと関連するコンテンツの広告枠に重点的に広告を配信できます。除外キーワード リストを作成すると、キーワードをグループにまとめて、キャンペーンの目標と無関係なサイトに広告が配信されないようにできます。

除外キーワードと除外キーワード リストは、広告掲載オーダー レベルまたは広告申込情報レベルでターゲットに設定できます。各広告申込情報でターゲットに設定できる除外キーワード リストは最大 4 個です。

広告掲載オーダー レベルで除外キーワードまたは除外キーワード リストをターゲットに設定する手順は次のとおりです。

  1. 広告主の画面で [キャンペーン] に移動します。
  2. キャンペーンを選択します。
  3. 広告掲載オーダーを選択します。
  4. [広告掲載オーダーの詳細] を選択します。
  5. [ターゲティング] で [ターゲティングを追加] > [キーワード] を選択します。
  6. [除外] を選択します。
  7. 次のいずれかを行うことができます。
    1. 除外するキーワードを 1 行に 1 つずつ、カンマで区切って入力します。
    2. リストから除外キーワード リストを選択します。
  8. [適用] を選択します。
  9. 最後に [保存] を選択します。

広告申込情報レベルで除外キーワードまたは除外キーワード リストをターゲットに設定する手順は次のとおりです。

  1. 広告主の画面で [キャンペーン] に移動します。
  2. キャンペーンを選択します。
  3. 広告掲載オーダーを選択します。
  4. 広告申込情報を選択します。
  5. [ターゲティング] で [ターゲティングを追加] 次に [キーワード] を選択します。
  6. [除外] を選択します。
  7. 次のいずれかを行うことができます。
    1. 除外するキーワードを 1 行に 1 つずつ、カンマで区切って入力します。
    2. リストから除外キーワード リストを選択します。
  8. [適用] を選択します。
  9. 最後に [保存] を選択します。

制限事項

  • キーワード ターゲティングは、ウェブページのコンテンツ、アプリストアの説明、動画のメタデータと照合されますが、アプリ内コンテンツに対しては機能しません。
  • 待ち時間:
    • 広告申込情報への反映にかかる時間: 有効な広告申込情報にキーワードを追加した場合、ディスプレイ&ビデオ 360 で広告申込情報の入札に変更が反映されるまでには 1 日以上かかることがあります。
    • キーワードの反映にかかる時間: 新しいテーマのキーワード(最近のニュースに関連するキーワードなど)をターゲットに設定した場合、ディスプレイ&ビデオ 360 でキーワードをターゲティングに使用できるようになるまでには 1 日以上かかることがあります。
  • 広告主は、除外キーワード リストを 20 個まで作成できます。
  • 広告申込情報では以下を合わせて最大 25,000 個の除外キーワードをターゲットに設定できます。
    • 最大 5,000 個の個別の除外キーワード
    • 最大 4 個の除外キーワード リスト(リストあたり最大 5,000 個のキーワード)

広告グループでは、個別の除外キーワードをこの上限までターゲットに設定できます

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