テレビを含めたデジタル メディアプランを作成する

ディスプレイ&ビデオ 360 のテレビを含めたデジタル メディアプランを使用すると、テレビとデジタル メディアの最適な組み合わせを特定し、メディアプランのリーチを最大化するための機会を特定できます。

テレビデータを使用して、キャンペーン目標を予測し、地上波 TV、ディスプレイ、動画(YouTube、第三者、コネクテッド テレビ)、オーディオ(YouTube、第三者など)、保証型取引などのメディアプランの推定総リーチ、頻度、ターゲット視聴率(TRP)を比較できます。

テレビを含めたデジタル メディアプランでは、リーチと頻度の推定値が示されますが、特定の掲載結果や成果が保証されるわけではありません。キャンペーンの実際の掲載結果は、広告の品質や関連性の高さ、キャンペーンの設定など、他の要素の影響を受ける可能性があります。

メリット

  • 実際のテレビデータを活用: テレビを含めたデジタル メディア プランでは、過去のテレビ キャンペーンとメディア測定プロバイダの測定データが使用されます。ディスプレイ&ビデオ 360 は、このデータを基に正確な予測を行います。予測についての詳細
  • 迅速で簡単: テレビは既存のプランニング機能と統合されているため、短時間で簡単にリーチと頻度を確認できます。
  • 包括的な設定: すべての YouTube ブランド フォーマットにわたってプランニングできます。
  • 実用的な結果: デジタル チャネルと地上波 TV の両方を含むメディアプランで、リーチ、頻度の分布、効果を改善するための明確な分析情報を示します。このような分析情報を確認することで、テレビをあまり視聴していないユーザーにリーチする方法を特定したり、テレビを定期的に視聴するユーザーに対して動画広告の頻度を減らすことができます。

仕組み

  • メディアプランには、比較曲線とプラン曲線の 2 つの曲線が表示されます。これらの曲線は、デジタルテレビと地上波 TV のメディアプランで達成できる推定総リーチを表します。グラフの上のダッシュボードに、推定のリーチできるターゲット、平均フリークエンシー、CPM、ターゲット視聴率、ターゲット視聴率単価が曲線ごとに表示されます。
  • メディアプランでデジタルテレビと地上波 TV の予算、リーチ率、割り当てを調整できます。また、リーチ曲線上の任意のポイントを選択すると、メディアプランの合計予算を調整することもできます。
  • テレビの視聴者とユーザー属性別のメディアプランの内訳を表示して、他のキャンペーンと比較できます。

手順

テレビデータを含むメディアプランを作成する

  1. 広告主の画面で [広告枠] > [プラン] に移動します。
  2. [新しいプラン] をクリックします。
  3. [名前] にプラン名を入力します。
  4. [地域] に、広告の表示先ユーザーが所在するか関心を示している地域を入力します。通貨はパートナーまたは広告主が設定した通貨に基づいて自動的に設定されます。
  5. メディアプランのチャネルには [地上波 TV とデジタル ] を選択します。
    • デジタル チャネルにはディスプレイ、動画(YouTube、第三者、コネクテッド テレビ)、オーディオ(YouTube、第三者)、保証型取引が含まれます。地上波 TV とは、Nielsen のデータによる従来のテレビを指します。
  6. キャンペーンの日付を入力します。テレビを含めたデジタル メディア プランでは、デジタルの予測と地上波 TV の測定データの両方に同じ期間が使用されます。そのため、できるだけデジタル キャンペーンとテレビ キャンペーンの期間が一致するよう設定してください。
  7. [ユーザー属性] でターゲット ユーザーに想定する年齢と性別を選択します。プランのオンターゲット リーチは、ターゲットのユーザー属性に基づいて測定されます。
  8. 最適化のシナリオとして、[テレビとデジタル チャネルの予算を最適化して、リーチとフリークエンシーを向上する] か、[テレビの予算は変更せずにデジタル チャネルの予算を追加する] を選択し、追加します。  
  9. [テレビ キャンペーン] に過去のテレビデータを追加します。これがプランのテレビに関する部分となります。以下から選択します。
    • サンプル キャンペーン: リーチの指標や費用などが類似した過去のテレビ キャンペーンの平均値を、サンプルとして参考にすることができます。作成中のメディアプランと類似する過去のテレビ キャンペーンがお客様のブランドにない場合は、このオプションを選択します。
    • 特定のキャンペーン: お客様のブランドが過去 1.5 年間に実施したテレビ キャンペーンから選択します。リーチ プランナーで使用されるのは、プランと同じ期間にあたるキャンペーン データです。詳細設定を使用して、リーチ プランナーがキャンペーン情報を取得する日付を調整します。
  10. 特定のキャンペーンを選択する場合は、キャンペーンのサイズ(「費用」または「TRP」)を上書きし、料金設定を変更することで、テレビデータの費用に関する情報を調整します。キャンペーンを 1 つ以上選択して、[テレビ キャンペーンを追加] をクリックします。
    • テレビの CPM、TRP や CPP あたりの費用を上書きするか、キャンペーンの規定料金に割引を追加することで、料金設定を調整します。予測に使用されるテレビ測定データは、広告キャンペーンの割引前の費用に関する情報を受け取ります。この費用は一般に「規定料金」と呼ばれます。
  11. [次へ: 商品を追加] をクリックします。
  12. プランに商品を追加する

メディアプランを保存した後は、[広告枠] > [プラン] から再度アクセスできます。保存済みのメディアプランを開く際には、リーチ曲線、ユーザー属性、テレビ視聴者のリーチと頻度の推定値を確認するために、予測を更新する必要があります。

メディアプランのコピーを保存すると、選択した期間中におけるメディアプランの予測の詳細がすべて保持されます。終了したメディアプランをクリックすると、メディアプランの過去の予測が表示されます。進行中のメディアプランをクリックすると、メディアプランの予測を更新するオプションが表示されます。予測を更新することを選択した場合、メディアプランの新しい予測が生成されます。新しい予測の詳細を維持するには、メディアプランをもう一度保存する必要があります。

留意事項

  • デジタルデータとテレビデータの利用可能なディメンションが異なる場合(年齢層や地域が異なる場合など)や、指標を測定できない場合は、一方または両方のディメンションを調整して、データの整合性を確保することがあります。
  • 地上波 TV とデジタル プランニングは、以下の地域でご利用いただけます。
    • AMER: 米国
    • APAC: 日本、ベトナム
    • EMEA: フランス、ドイツ

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