重要: 2021 年 4 月より、Google 災害情報マップはご利用いただけなくなりました。
Google のクライシス レスポンス プログラムは、災害時に人々が Google 検索および Google マップ上で信頼できる情報を適切なタイミングで探すのに役立つさまざまなサービスや機能を提供しています。
災害情報マップは、Google クライシス レスポンス チームが最初に開発したサービスの 1 つとして 8 年前にリリースされ、災害情報と気象関連データを視覚的にわかりやすく提供しています。
それ以降も Google 検索や Google マップに災害情報を直接表示するなど、いくつもの新機能を追加してきました。
危機対応のための優れたツールやサービスを継続的に提供する取り組みの一環として、2021 年 3 月 31 日をもちまして、スタンドアロン型の災害情報マップの提供を終了いたします。この日以降、災害情報マップはご利用いただけなくなりますが、Google では今後も、クライシス レスポンスに関連するより幅広いサービスや地図作成ツールを提供できるよう取り組んでまいります。
続いて、災害情報マップの利用者と作成者の双方にお役立ていただける機能やツールについてご説明します。
全般的なよくある質問
よくある質問(災害情報マップの利用者向け)
現在、災害関連の情報は Google のどこで確認できますか?
Google 災害情報マップに表示されていたデータの多くは、Google 検索と Google マップで直接確認できるようになりました。たとえば、現在進行中の山火事、台風、洪水、地震に関する詳細情報を検索しているユーザーは、Google の SOS 緊急情報や災害情報で信頼できる関連コンテンツをご覧いただけます。こうした災害情報には、緊急通報用の電話番号やウェブサイト、地図、便利な表現の外国語訳、寄付金の受付先などが含まれます。Google の災害対策に関する各機能やサービスの概要については、Google クライシス レスポンスのウェブサイトをご覧ください。
よくある質問(災害情報マップの作成者向け)
災害関連データ(ハザードや避難所の場所など)を地図上で表示したいのですが、現在、Google のどのようなツールを使用できますか?
Google では、便利な地図作成ツールを数種類提供しています。
- Google マイマップ: Google マップにポイント、ライン、ポリゴンを簡単に描いたり、Google スプレッドシートを使用してデータ/KML をインポートしたりできるほか、リンクの共有やご自分のウェブサイトへの地図の埋め込みも手軽にできます。
- Google Earth(ウェブ用およびモバイル用): 3D 画像に対応したシンプルなウェブビューアやモバイルアプリで KML を表示します。場所に関するインタラクティブ ストーリーを作成して共有できます。
- Google Earth プロ: 3D 画像と地形の上に複数のデータセットを表示します。GIS データや GPS データ、画像などをインポートしたり、KML ファイルを同僚や関係者と共有したりできます。
- Google Maps Platform: 静的な地図や動的な地図、ストリートビュー画像、360° ビューを使用して、ウェブおよびモバイル向けの高度にカスタマイズされたエクスペリエンスを構築します。要件を満たした災害対策組織は、Google Maps Platform のクレジットにお申し込みいただけます。
災害情報マップの編集ツールを使って地図を作成しましたが、そのマップにはどのような影響がありますか?
災害情報マップは、Google が作成したものを含めて編集や表示ができなくなります。具体的には、公開された地図のリンクと埋め込みは機能を停止します。ただし、災害情報マップ自体は実際の地図のレイヤまたはデータをホストしないため、それらのデータに影響はなく、地図で使用したソースから引き続きご利用可能です。マップを構成する情報(レイヤ名、レイヤの説明、データ URL など)を保存する場合は、災害情報マップの編集インターフェースから必要な情報をコピーして保存し、別のプラットフォームで保存することをおすすめします。上記に示した Google の推奨事項の一覧をご覧ください。
今後、Google 災害情報マップのデータを Google から取得できる方法はありますか?
レイヤ名、レイヤの説明、データ URL などの地図情報を取得する方法はなくなります。災害情報マップ自体は実際の地図のレイヤやデータをホストしないため、これらのレイヤは影響を受けず、地図で使用したソースから引き続き利用できます。