このページには、ChromeOS Flex に関する既知の問題と問題の対応に役立つ回避策(ある場合)を記載しています。それぞれの問題をよく読み、影響をご理解いただいたうえで ChromeOS Flex に切り替えてください。
注意点
ChromeOS Flex と ChromeOS の違い
- ChromeOS Flex と ChromeOS では、セキュリティ、アプリケーション、ハードウェアのサポートに影響する重要な違いがあります。ChromeOS Flex と ChromeOS の違いをご覧ください。
既知の問題
既知の問題
SanDisk などの USB ドライブはインストーラとして機能しないことがあります。USB ドライブに関する潜在的な問題には、次のようなものがあります。
- USB への書き込みができない(0% で書き込みが停止するなど)
- USB インストーラが正常に作成されているのにデバイスが起動しない
- デバイスに ChromeOS Flex がインストールされず、エラーコード 1 が表示されて失敗する
- インストールが開始された後に先へ進まず停止する
- Extensible Firmware Interface(EFI)ファイルが USB ドライブに表示されない
対応策
- USB ドライブをフォーマットし、USB インストーラをもう一度作成します。
- 別のメーカーの USB ドライブを試します。
関連トピック
既知の問題
オーディオ設定で出力として内部スピーカーを選択している場合でも、1/8 インチ ヘッドフォンがデバイスに接続されている間は内部スピーカーが自動的にミュートされます。
対応策
1/8 インチ ヘッドフォンをデバイスから取り外します。
既知の問題
複数のモニターを使用している場合に、2,560 x 1,440 ピクセル以上の高解像度ディスプレイで、拡張モードは機能するのにミラーモードが機能しないことがあります。デバイスによっては、空白の画面が表示される、画像がフリーズするなどの問題が発生することがあります。
既知の問題
複数の Intel GPU が搭載され、拡張スロットに別途 GPU が接続されているデスクトップでは、拡張スロットのビデオ出力ポートから動画を出力できない場合があります。
対応策
複数の GPU があるデバイスでは、内蔵のビデオ出力ポートを使用します。
既知の問題
BIOS または UEFI の設定で SD カードが起動可能なデバイスとしてサポートされているにもかかわらず、SD カードまたは microSD カードを使用して ChromeOS Flex を起動できない場合があります。
対応策
USB ドライブを使用します。
既知の問題
ChromeOS Flex では、サポート対象の TPM が存在しデバイスで使用されている場合に限り、EAP-TLS ワイヤレスに接続したりハードウェア式証明書を使用したりすることができます。
関連トピック
既知の問題
内部ストレージ(HDD、SSD など)が RAID モードに設定されている場合は、ChromeOS Flex をインストールできません。
対応策
ChromeOS Flex をデバイスにインストールする前に、BIOS または UEFI の設定を RAID から AHCI に切り替えてください。
- BIOS 設定メニューを開きます。
- RAID と AHCI の設定のメニューを見つけます(通常は [Storage] にあります)。
- [RAID] が [Disabled] に設定されていることを確認するか、または [RAID] を [AHCI] に切り替えます。
- 設定を保存して BIOS 設定メニューを終了します。
- デバイスに ChromeOS Flex を再インストールします。手順については、USB インストーラを使用してデバイスを起動すると ChromeOS Flex の使用を開始するをご覧ください。
既知の問題
現在のところ、ChromeOS Flex では以下の Wi-Fi チップセットはサポートされていません。
- Intel AX210
- Killer ax500(Qualcomm QCA3690 とも呼ばれます)
- MEDIATEK Corp. MT7921 802.11ax
既知の問題
GPU の負荷が高い状況において、Nvidia の GPU を使用したデバイスは不安定になりディスプレイのちらつきが発生する可能性があります。
- Quadro NVS 4200M を搭載したデバイスの使用は推奨されていません。
以下の複数世代の Intel GPU はサポートされておらず、ChromeOS Flex を起動できません。
- 第 3 世代以前の Intel グラフィックス(GMA 900、950、3100、3150 を含む)
- Intel PowerVR グラフィックス(GMA 500、600、3600、3650 を含む)
既知の問題
ChromeOS Flex にはライブブート オプションが用意されており、ChromeOS Flex をインストールすることなく USB デバイスから直接 OS を実行できます。ライブブートでは、デバイスの現在のデータと OS を保持したままでインストール前に ChromeOS Flex をテストできます。ライブブートは、一時的な調査やテストでのみ使用することをおすすめします。
USB から ChromeOS Flex を実行すると、次の制限を受けることがあります。
- パフォーマンスの低下
- 保存容量の制限と警告の表示
- OS の更新が利用できない
- ハードウェアの問題(スリープや再開の誤動作など)
- 接続に関する問題
- デバイスを登録できない
対応策
ChromeOS Flex を最大限に活用するには、インストールすることを強くおすすめします。
既知の問題
ChromeOS Flex のテストと保守は認定モデルに対してのみ行われます。個々の認定モデルに固有の重要な注意事項や問題については、認定モデルリストをご覧ください。
既知の問題
- ChromeOS Flex を実行できるのは、x86_64 アーキテクチャのデバイスのみです。32 ビット x86 のデバイスおよび ARM デバイスはサポートされていません。
- タッチバー、T2 セキュリティ チップ、M1 プロセッサを搭載した Mac デバイスはサポートされていないため、動作しても大きなバグが発生する可能性が高くなります。
- 認定モデルとして明記されていない限り、Microsoft Surface 製品はサポートされておらず、キーボード、タッチパッド、タッチスクリーン、ウェブカメラに問題が発生する可能性が高くなります。
- Linux 開発環境
- ChromeOS Flex では、セキュリティとハードウェア機能の要件を満たすデバイスでのみ Linux 開発環境がサポートされます。
- VT-x、VT-d、その他の仮想化設定では、BIOS または UEFI の設定を有効にすることが必要な場合があります。
- BIOS や UEFI の設定でハイパー スレッディングを無効化する必要がある場合があります。
既知の問題
Chromebox for meetings モードで使用するために ChromeOS Flex を登録することはできません。
関連トピック
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