Linux(ベータ版)は、Chromebook を使用してソフトウェアを開発できる機能です。Linux のコマンドライン ツール、コードエディタ、IDE を Chromebook にインストールして、コーディングやアプリの開発などを行うことができます。Linux(ベータ版)を使用できるデバイスを確認する
重要: Linux(ベータ版)はまだ改良中であり、問題が発生する可能性があります。
Linux をオンにする(ベータ版)
Linux(ベータ版)はデフォルトではオフになっていますが、設定でいつでもオンにできます。
- 右下の時刻を選択します。
- 設定
を選択します。
- [Linux(ベータ版)] で [オンにする] を選択します。
- 画面に表示される手順を行います。セットアップには 10 分以上かかります。
- ターミナル ウィンドウが開きます。Debian 10(Buster)環境で Linux コマンドを実行したり、APT パッケージ管理システムを使用してツールをインストールしたり、シェルをカスタマイズしたりできます。
Linux でマイクにアクセスする(ベータ版)
Linux(ベータ版)がオンになっていれば、マイクを使用できます。
- 右下の時刻を選択します。
- 設定
を選択します。
- 左側の [Linux] を選択します。
- [Linux にマイクへのアクセスを許可する] をオンにします。
セキュリティと権限
Chromebook では通常、「サンドボックス」で個々のアプリを実行することによって、コンピュータを保護しています。ただし、Linux アプリはすべて同じサンドボックスで実行されます。このため、有害な Linux アプリが他の Linux アプリに悪影響を及ぼす可能性はありますが、Chromebook のそれ以外の箇所に影響が生じることはありません。
Linux で設定した権限や共有ファイルは、すべての Linux アプリに適用されます。
バックアップと復元
バックアップと復元で問題が発生する場合は、Linux(ベータ版)のファイルとアプリをバックアップ、復元する方法をご確認ください。
Linux で発生した問題を解決する
Linux または Linux アプリで問題が発生した場合は、次の手順をお試しください。
- Chromebook を再起動します。
- 仮想マシンが最新の状態であることを確認します。ブラウザで「
chrome://components
」を表示して、「cros-termina」で [アップデートを確認] を選択します。アップデートをダウンロードした場合は、Chromebook の再起動が必要になることがあります。 - パッケージを更新します。ターミナル アプリ
を開いて、コマンド「
sudo apt-get update && sudo apt-get dist-upgrade
」を実行します。
ヒント: 変更を有効にするには、Chromebook の再起動が必要になることがあります。Linux では初回セットアップ以降 24 時間ごとに、新しいパッケージの有無が実行中に自動確認されます。
サポートされていない機能
- カメラはサポートされていません。
- Android デバイスは USB 経由でサポートされていますが、他のデバイスはサポートされていません。
- Android エミュレータはサポートされていません。
- ハードウェア アクセラレーション(GPU と動画デコードを含む)はサポートされていません。
- ChromeVox はデフォルトのターミナル アプリではサポートされていますが、他の Linux アプリではサポートされていません。