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Chrome ブラウザを仮想デスクトップで最適化する

企業や学校の Chrome ブラウザ(Windows ベース)の管理者を対象としています。

管理者は、Citrix® Virtual Apps and Desktops などの仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)環境に Chrome ブラウザをデプロイできます。Chrome ブラウザの動作が遅すぎるか、メモリの使用量が多すぎる場合に、VDI 環境の Chrome ブラウザのパフォーマンスを改善する方法を下記に示します。

VDI 環境を設定する

  • サーバーのメモリと CPU のサイズ - 仮想デスクトップで Chrome ブラウザを同時に使用できるユーザーの数は、VDI サーバーのメモリと CPU リソースによって異なります。Chrome ブラウザの場合は、仮想デスクトップあたり 1 GB の RAM と、2〜4 個の仮想 CPU(vCPU)を使用することをおすすめします。これらの推奨設定が組織での利用方法に合っていることをご確認ください。たとえば、100 人のユーザーが仮想デスクトップで Chrome ブラウザを同時に使用するには、少なくとも 100 GB の RAM と 200 個の vCPU が必要です。
  • ハードウェア アクセラレーション - VDI サーバーがグラフィック処理ユニット(GPU)をサポートしていない場合は、グループ ポリシー管理エディタを使用して、ハードウェア アクセラレーションを利用する(利用可能な場合)ポリシーfalse に設定します。
  • 拡張機能 - 拡張機能を使用するとメモリを大量に消費したり、Chrome ブラウザの起動に時間がかかったりすることがあります。そのため、ユーザーがインストールできる拡張機能の数を制限することをおすすめします。詳細については、Chrome アプリと拡張機能のポリシーを設定する(Windows)をご覧ください。
  • 移動ユーザー プロファイル - 移動ユーザー プロファイルを有効にして、仮想デスクトップで Chrome ブラウザを使用するたびにブラウザの設定が一貫するようにします。詳しくは、Chrome ブラウザでの移動ユーザー プロファイルの使用をご覧ください。

ユーザーに通知する事項

  • 使用していないタブを閉じる - 同時に開いているタブの数が多いほど、Chrome ブラウザの動作は遅くなります。そのため、使用していないタブを閉じるようユーザーに伝えてください。または、使用されていないタブを一時的に停止してメモリの使用量を減らす拡張機能(The Great Suspender など)をデプロイするか、ユーザーにインストールしてもらいます。
  • ネットワークの輻輳を回避する - 仮想デスクトップでストリーミング サービスを同時に使用しないようにユーザーに依頼します。たとえば、100 人のユーザーが YouTube を視聴すると、ネットワーク帯域幅のほか、メモリと CPU リソースの使用量も増加します。GPU はほとんどの VDI サーバーでは使用されません。

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