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Chrome Enterprise および Chrome Education リリースノート

最終更新日: 2023 年 3 月 1 日

ビジネスまたは学校の Chrome ブラウザおよび ChromeOS デバイスの管理者を対象としています。

ChromeOS デバイスをリモートで管理することを検討されている場合は、 まず Chrome Enterprise Upgrade を無料で試してみてください

Chrome 111 リリースの概要

Chrome ブラウザの更新内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
リリース スケジュールの変更に関するリマインダー    
プライバシー サンドボックスの更新(Chrome 111)    
PPB_VideoDecoder(Dev)API の削除    
パソコン版 Chrome 同期の新しいダイアログ    
Payment Handler API で CSP の connect-src が必須に    
システムの DNS 解決がプロセス外に    
Azure AD のシングル サインオン(SSO)    
iOS 版ウェブ音声認識 API    
Chrome アップデータ(Windows 版、Mac 版)が直近の 12 バージョンに対応    
ポリシー名の変更    
Chrome ブラウザ クラウド管理のサブスクリプション    
Chrome ブラウザの新しいポリシーと更新されたポリシー    
Chrome ブラウザの削除されたポリシー    
ChromeOS の更新内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
ファスト ペアリング    
テキストアプリにキーボード ショートカットのリンクを追加    
管理対象デバイスで印刷ジョブの送信元を識別可能に    
管理コンソールの更新内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
Google グループでプリント サーバー ポリシーを構成    
管理コンソールの新しいポリシー    
今後予定されている Chrome ブラウザの変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
LegacySameSiteCookieBehaviorEnabledForDomainList ポリシーを拡張    
拡張機能 Service Worker から WebHID API へのアクセスが可能に(Chrome 112)    
安全チェックで使用されていないサイト権限モジュール    
オリジンキー エージェント クラスタリングがデフォルトに(Chrome 112)    
データ エクスポートで Chrome 同期の新しいデータタイプが利用可能に(Chrome 112)    
Chrome for Testing    
ポリシーに関するトラブルシューティングを行えるページが Android で利用可能に    
リスク評価カード    
Windows、Mac、Linux での Chrome アプリのサポートを終了    
混合コンテンツの HTTPS への自動アップグレード    
ご購入手続き用に FastCheckout をリリース    
テレメトリー レポートにストア外のさまざまなデータを収集する拡張機能を追加    
オンボーディング エクスペリエンスを更新    
パーティション分割されていないサードパーティの Storage、Service Worker、Communication API のトライアルのサポートを終了    
Android のフィッシング対策を変更(Chrome 113 以降)    
Windows のネットワーク サービスをサンドボックス化    
拡張機能 Service Worker から WebUSB API へのアクセスが可能に(Chrome 113)    
Manifest V3 を利用するには拡張機能の更新が必要  
ファーストパーティ セット用のユーザー コントロール    
ChromeRootStoreEnabled ポリシーの削除    
すべての履歴の同期    
制限が緩やかな Chrome アプリによる webview の動作を停止    
予定されている ChromeOS の変更 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
企業用アカウントおよび教育機関向けアカウント用に手書きメモアプリをプリインストール    
スクリーンキャストの録画で複数の言語の音声文字変換をサポート    
Passpoint: Wi-Fi ネットワークへのシームレスで安全な接続  
今後予定されている管理コンソールの変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
Chrome ブラウザの新しい分析情報  

 

リリースノート(PDF)をダウンロード

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Chrome Enterprise のリリースノートは、9 つの言語で利用可能です。Chrome の更新に関するお知らせは、英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、インドネシア語、日本語でお読みいただけます。一部の言語では、翻訳に 1~2 週間かかる場合があります。

Chrome ブラウザの更新内容

 

   

  • リリース スケジュールの変更のお知らせ   back to top

    Chrome 110 より、ごく一部のユーザーを対象にした Stable チャンネルへのリリースが以前計画したスケジュールよりも 1 週間早くなります。たとえば、Chrome 111 Stable リリースは 2023 年 3 月 7 日から 3 月 1 日に変更されます。

    また、発表された Stable 版リリース日から 1 週間は、ごく少数のユーザーを対象にした小規模なリリースが行われる予定となっています。より多くのユーザーへのリリースは、以前にお知らせしたスケジュールで行われます。初期リリースに時間をかけることで安定性が向上し、安全で最新の Chrome バージョンを企業で保持しやすくなります。

    詳しくは、Chrome 更新の管理についてお読みいただき、Chrome のリリース スケジュールをご確認ください。

   

   

  • PPB_VideoDecoder(Dev) API の削除   back to top

    Adobe Flash 用に PPB_VideoDecoder(Dev) API が導入されていますが、Flash は Chrome でサポートされなくなったため、この API は Chrome 111 で削除されます。以前のアプリケーションを移行する時間が必要な場合は、ForceEnablePepperVideoDecoderDevAPI エンタープライズ ポリシーを使用できます。このポリシーは Chrome 114 までサポートされます。その後もポリシーを使用する必要がある場合は、2023 年 5 月 5 日までにcrbug.com でバグを報告し、ユースケースをお知らせください。

   

  • パソコン版 Chrome 同期の新しいダイアログ   back to top

    Chrome 111 では、一部のユーザーに Chrome 同期を有効にするダイアログの新しいデザインが表示されるようになりました。BrowserSigninSyncDisabledRestrictSigninToPatternSyncTypesListDisabled などの関連するエンタープライズ ポリシーはこれまでと同様に動作し、Chrome 同期の設定に使用できます。 

    Chrome sync  
     

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  • Payment Handler API で CSP の connect-src が必須に   back to top

    組織で Web Payment API(Payment Handler と Payment Request)を使用し、かつ保護を強化するためにコンテンツ セキュリティ ポリシー(CSP)も使用している場合は、Web Payment API から送信される HTTP リクエストのドメインを CSP の connect-src ディレクティブに追加しておく必要があります。これは Chrome 111 で適用されます。詳しくは、こちらのデベロッパー向けのブログ投稿をご覧ください。 

   

  • プロセス外でのシステムの DNS 解決   back to top

    Chrome 111 より、Linux および Android のネットワーク サービスのサンドボックス構成要素であるシステムの DNS 解決が、ネットワーク サービスからサンドボックス化されていないブラウザ プロセスに段階的に移行されます。これは、これらのプラットフォームでサンドボックス化されている間はシステムの DNS 解決が実行できないためです。エンタープライズ ポリシー OutOfProcessSystemDnsResolutionEnabled を使用すると、この機能を制御できます。このポリシーを false に設定した場合、システムの DNS 解決はブラウザ プロセスではなくネットワーク プロセスで実行されます。これにより、ネットワーク サービスのサンドボックスが無効になり、Google Chrome のセキュリティが低下する可能性があります。 

   

  • Azure AD シングル サインオン(SSO)   back to top

    Chrome 111 で Microsoft Windows のアカウント情報を使用した Microsoft ID プロバイダへの自動ログインがサポートされるようになりました。この機能はデフォルトで無効になっていますが、CloudAPAuthEnabled ポリシーを使用して有効にできます。

   

  • ウェブ音声認識 API(iOS)   back to top

    iOS 版 Chrome 111 では、Web Speech API を音声認識ベースの機能に使用できます。音声文字変換は Apple のサーバーによって行われます。 

   

  • Chrome アップデータ(Windows 版、Mac 版)が直近の 12 バージョンに対応   back to top

    Beta、Stable、Extended Stable の各チャンネルでリリースされた、ロールアウトが完了している直近の 12 の Chrome バージョンを、Chrome アップデータでご利用いただけるようになりました。TargetVersionPrefix エンタープライズ ポリシーを使用している場合は、直近にリリースされた 12 のバージョンのいずれかをご利用であることを確認してください。Chrome の更新を手動で管理していない場合は、特にご対応いただく必要はありません。

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  • Chrome ブラウザ クラウド管理のサブスクリプション   back to top

    2023 年 3 月以降、サブスクリプションなしで Chrome ブラウザ クラウド管理(CBCM)を使用しているすべての管理コンソール アカウントに、CBCM のサブスクリプションが自動的に追加されます。今後 CBCM を使用する場合は、Chrome ブラウザ クラウド管理のサブスクリプションが必要となります。なお、この変更によって既存のアカウントで新たな費用が請求されることはなく、ご対応いただく必要もありません。 

   

   

  • Chrome ブラウザの削除されたポリシー   back to top
     
    ポリシー 説明
    FileSystemSyncAccessHandleAsyncInterfaceEnabled File System Access API において非推奨になっている FileSystemSyncAccessHandle の非同期インターフェースを再度有効にします。

     

ChromeOS の更新内容

 

   

  • ファスト ペアリング   back to top

    ファスト ペアリングにより、ChromeOS デバイスと Android スマートフォンをより簡単に Bluetooth ペアリングできるようになりました。ファスト ペアリング対応アクセサリーを有効にすると、1 回タップするだけで、ChromeOS デバイスまたは Android スマートフォンが自動的に検出されてペア設定されます。また、ファスト ペアリングにより Bluetooth アクセサリーが Google アカウントに関連付けられるため、デバイス間での切り替えがとてもスムーズになります。

    fast pair  
     

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  • テキスト アプリのキーボード ショートカットに関するヘルプセンター記事へのリンクback to top

    ChromeOS のテキスト アプリには一連のキーボード ショートカットが組み込まれています。ChromeOS 111 では、テキスト アプリの設定にある、これらのキーボード ショートカットの使い方を説明したヘルプセンター記事へのリンクが追加されています。

   

  • 管理対象デバイスで印刷ジョブの送信元を識別可能に   back to top

    医療業界で多く見られるような、管理された環境での高度な特定の印刷ワークフローに対するサポートを改善するには、印刷ジョブに送信元のデバイス情報が含まれていることが重要になります。これに対応するため、ChromeOS 111 では、管理者が指定した値が入力される client-info IPP 属性を導入します。この属性により、ダウンストリームの印刷ワークフローや報告アクティビティに使用されるデバイスを識別できます。

    また、すべての印刷ジョブで、ChromeOS の名前と実行中のリリース バージョンが示されるようになりました。

    印刷ジョブのこの新しい属性は、管理対象デバイスから送信され、新しい管理ポリシーによって制御されるジョブでのみ使用できます。

    Printer ID  

管理コンソールの更新内容

 

   

  • Google グループを使用してプリント サーバーのポリシーを設定   back to top

    管理者は組織内のユーザーに対し、Google グループの新規または既存のグループを使用してプリント サーバーを設定できるようになりました。これにより、特定の複数ユーザー(所属組織部門の同異は問いません)に対してプリント サーバーを設定する必要がある場合に、組織部門を再構成しなくてもグループを使って柔軟に対応できるようになりました。なお、ユーザー グループに対するプリント サーバー ポリシーの設定は、プリンタに対するものとまったく同じように機能します。

    Printer groups  

   

  • 管理コンソールの新しいポリシー   back to top
     
    ポリシー名 ページ サポートされるプラットフォーム カテゴリ / 項目
    LensDesktopNTPSearchEnabled [ユーザーとブラウザの設定] > [管理対象ゲスト セッション] Chrome
    ChromeOS
    [起動] > 新しいタブの Google レンズボタン
    SendMouseEventsDisabled
    FormControlsEnabled
    [ユーザーとブラウザの設定] > [管理対象ゲスト セッション] Chrome
    ChromeOS
    Android
    [以前のサイトの互換性] > [無効化された MouseEvent 要素]
    UserBorealisAllowed [ユーザーとブラウザの設定] > [管理対象ゲスト セッション] ChromeOS [ユーザー エクスペリエンス] > [ChromeOS で Borealis を許可する]
    OffsetParentNewSpecBehaviorEnabled [ユーザーとブラウザの設定] > [管理対象ゲスト セッション] Chrome
    ChromeOS
    Android
    [以前のサイトの互換性] > [以前の HTMLElement オフセット動作を有効にする]
    AccessControlAllowMethods
    InCORSPreflightSpecConformant
    [ユーザーとブラウザの設定] > [管理対象ゲスト セッション] Chrome
    ChromeOS
    Android
    [ネットワーク] > [CORS の Access Control Allow Methods への準拠]


     

今後の予定

注: 以下の項目は、試験運用版または計画中の更新内容であり、Stable チャンネルにリリースする前に変更されたり、リリースが延期または中止されたりすることがあります。

 

予定されているブラウザの変更

   

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  • 拡張機能 Service Worker から WebHID API へのアクセスが可能に(Chrome 112)   back to top

    今回のリリースでは、現在バックグラウンド ページから WebHID API にアクセスしている Manifest V2 拡張機能の移行パスとして、拡張機能 Service Worker から WebHID API にアクセスできるようになります。

   

  • 安全チェックにおける、使用されていないサイトの権限に関するモジュール  back to top

    Chrome 112 で安全チェックが拡張され、Chrome で使用されていないサイトの権限の自動取り消しが含まれるようになります。最近使用されていないサイトの権限がリセットされるようになります。Chrome は、権限の自動取り消しについてユーザーに通知し、取り消すか権限を再度付与するかについてユーザーに選択肢を提示します。なお、エンタープライズ ポリシーで付与される権限は影響を受けません。安全チェックの最初の拡張機能において権限に関するリマインダーの事前通知が導入されましたが、今回の拡張はそれに続くものです。 

   

  • オリジンキー エージェント クラスタリングがデフォルトに(Chrome 112)   back to top

    Chrome 112 では、document.domain にウェブサイトを設定できなくなります。ウェブサイト間でクロスオリジン通信を行う場合は、postMessage() や Channel Messaging API などの別の方法を使う必要があります。適切に動作させるために document.domain を使用した同一オリジン ポリシーの緩和を利用しているウェブサイトでは、その動作が必要なすべてのドキュメントに Origin-Agent-Cluster: ?0 ヘッダーを付けて送信する必要があります。詳しくは、ブログ投稿の記事をご覧ください。

    注: document.domain を設定しているドキュメントが 1 つだけという場合は、影響はありません。

    OriginAgentClusterDefaultEnabled エンタープライズ ポリシーを使用すると、現在の動作を拡張できます。 

   

  • Chrome 112 のデータ エクスポートで Chrome 同期の新しいデータタイプが利用可能に   back to top

    データ エクスポートとドメイン全体のデータ エクスポート(DWT)で、より多くの Chrome データをエクスポートできるようになります。使用できるデータタイプは、AUTOFILL、PRIORITY_PREFERENCE、WEB_APP、DEVICE_INFO、TYPED_URL、ARC_PACKAGE、OS_PREFERENCE、OS_PRIORITY_PREFERENCE、PRINTER です。

    SyncTypesListDisabled エンタープライズ ポリシーを使用すると、Chrome 同期機能で同期するデータタイプを制御できます。 

   

  • Chrome for Testing   back to top

    Chrome 112 では、Puppeteer(Chrome のブラウザ自動化ライブラリ)が、Chromium バイナリの代わりに Chrome for Testing バイナリを使用するようになります。Chromium バイナリを許可リストに登録している場合は、Chrome for Testing バイナリも許可リストに登録することを検討してください。

    Chrome for Testing は、自動テストのユースケース専用の Chrome フレーバーです。これはエンドユーザー向けのサービスではなく、Puppeteer など他のプロジェクトを通じて自動化エンジニアが使用するツールです。Chrome for Testing は、通常の Chrome とはまったく異なるバイナリです。 

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  • Android のポリシーに関するトラブルシューティングのページが利用可能に   back to top

    chrome://policy/logs は、管理者が Android でエンタープライズ ポリシーのトラブルシューティングを行う際に役立つ新しいページです。  

   

  • リスク評価カード   back to top

    Chrome 112 では、拡張機能の詳細ページに新しいカードが作成され、一般公開の拡張機能についてサードパーティのリスクスコア(CRXcavator.ioSpin.ai など)が表示されます。 

   

  • Windows、Mac、Linux で Chrome アプリのサポートが終了   back to top

    かねてよりご案内しておりましたとおり、プログレッシブ ウェブアプリ(PWA)とウェブ標準技術の採用に伴い、Chrome アプリのサポートは段階的に廃止されることになりました。Chrome アプリをご利用になっていた企業が他の技術に移行するための期間を確保するために、サポート終了のスケジュールを調整しました。Windows、Mac、Linux では Chrome 112 以降で Chrome アプリをご利用いただけなくなります。さらに期間が必要な場合は、ChromeAppsEnabled ポリシーを使用して、Chrome アプリの使用期間をさらに 2 リリース分延長できます。

     

    Chrome 105 以降、Chrome アプリを自動インストールしようとすると、アプリのサポートが終了しているというメッセージがユーザーに表示されます。インストール済みの Chrome アプリは引き続き起動可能です。


    Chrome 112 以降、Windows、Mac、Linux で Chrome アプリは動作しなくなります。これを解決するには、自動インストールする拡張機能のリストから、該当する拡張機能 ID を削除します。必要に応じて、対応する install_url を、自動インストールするウェブアプリのリストに追加します。一般的な Google アプリの install_url は以下のとおりです。

     
    プロパティ 拡張機能 ID(Chrome アプリ) install_url(PWA / ウェブアプリ)
    Gmail pjkljhegncpnkpknbcohdijeoejaedia https://mail.google.com/mail/
    installwebapp?usp=admin
    ドキュメント aohghmighlieiainnegkcijnfilokake https://docs.google.com/document/
    installwebapp?usp=admin
    ドライブ apdfllckaahabafndbhieahigkjlhalf https://drive.google.com/drive/
    installwebapp?usp=admin
    スプレッドシート felcaaldnbdncclmgdcncolpebgiejap https://docs.google.com/spreadsheets/
    installwebapp?usp=admin
    スライド aapocclcgogkmnckokdopfmhonfmgoek https://docs.google.com/presentation/
    installwebapp?usp=admin
    YouTube blpcfgokakmgnkcojhhkbfbldkacnbeo https://www.youtube.com/s/
    notifications/manifest/cr_install.html
        

   

  • Chrome 112 で混合コンテンツを HTTPS に自動アップグレード(iOS)   back to top

    iOS 版 Chrome で、パッシブな混合コンテンツ(HTTPS ページ内にある HTTP の画像、音声、動画)が、可能であれば HTTPS に自動的にアップグレードされるようになります。現在の iOS の挙動では、パッシブな混合コンテンツはブロックされます。その他すべての Chrome プラットフォームでは、パッシブな混合コンテンツの楽観的なアップグレードがすでに行われています。iOS で HTTPS サイト上の混合コンテンツの自動アップグレードを無効にする場合も、エンタープライズ ポリシー MixedContentAutoupgradeEnabled を使用します。このポリシーは 116 で廃止されます。 

   

  • 購入手続き用に FastCheckout をリリース   back to top

    Chrome 112 では、一部のユーザーに対して、ショッピング ウェブサイトの購入手続きページを対象とした新しい自動入力 UI が表示されます。この UI を表示しないようにするには、AutofillAddressEnabled ポリシーまたは AutofillCreditCardEnabled ポリシーを無効にします。 

    Fast checkout  
     

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  • テレメトリー レポートでストア外の拡張機能に関する追加データを収集   back to top

    セーフ ブラウジング保護強化機能が有効になっている場合、Chrome 112 では、ストア外の拡張機能に関する追加のテレメトリー(ファイル ハッシュや manifest.json ファイルなど)の収集が開始されます。収集されたデータは Google のサーバーで分析され、不正なストア外の拡張機能の検出と、すべての Chrome 拡張機能ユーザーの保護の強化に役立てられます。この機能および全拡張機能のテレメトリー機能を無効にするには、SafeBrowsingProtectionLevel を 2 以外の値に設定します。こうするとセーフ ブラウジング保護強化機能が無効になります。このデータの漏えいについて懸念がある企業の管理者の方は、SafeBrowsingProtectionLevel ポリシーを使用してください。

   

  • オンボーディング エクスペリエンスを更新   back to top

    Chrome 112 では、一部のユーザーに対して、より直感的な方法で Chrome にログインできる簡略化されたオンボーディング エクスペリエンスが導入されます。ユーザーに Chrome へのログインと同期の有効化を許可するかどうかは、これまでどおり BrowserSigninSyncDisabledEnableSyncConsentRestrictSigninToPatternSyncTypesListDisabled などのエンタープライズ ポリシーで制御できます。PromotionTabsEnabled ポリシーを使用すると、オンボーディングを完全にスキップできます。 

    Onboarding  
     

   

  • パーティショニングされていないサードパーティのストレージ API、サービス ワーカー API、通信 API のトライアルのサポートが終了   back to top

    Chrome 113 以降段階的に、ストレージ API、サービス ワーカー API、通信 API はサードパーティのコンテキストでパーティショニングされる予定です。サードパーティのコンテキストで使用される該当の API は、同一オリジン ポリシーによって分離されるだけでなく、トップレベル コンテキストのサイトでも分離されます。サードパーティ ストレージのパーティショニングのサポートを実装する時間がなかったサイトについては、サポート終了予定のトライアルに参加し、一時的にパーティショニングを解除(同一オリジン ポリシーによる分離を継続し、トップレベル サイトでの分離は解除)して、サイトに埋め込まれたコンテンツのストレージ API、サービス ワーカー API、通信 API の以前の挙動を復元できます。 

    サポート終了予定のトライアル DisableThirdPartyStoragePartitioning でトップレベル サイトを登録した場合、ストレージ API(localStorage、sessionStorage、IndexedDB、Quota など)、通信 API(BroadcastChannel、SharedWorkers、WebLocks など)、および ServiceWorker API は、サードパーティ コンテキストでパーティショニングされないままとなります。

    Chrome 112 では、ThirdPartyStoragePartitioningEnabled エンタープライズ ポリシーも追加される予定です。これにより、サードパーティ コンテキストですべての API のパーティショニング解除が可能になり、少なくとも 12 リリースにわたってサポートされます。 

   

  • Android のフィッシング対策を変更(Chrome 113 以降)   back to top

    アカウント設定時などに Google パスワードで Android の認証を行うと Chrome に通知され、Chrome でウェブを閲覧する際にフィッシング攻撃に対する保護を受けることができます。以前のバージョンの Android 版 Chrome では、Google パスワードのフィッシング対策として、Gmail にログインするなど Chrome タブでパスワードを明示的に入力する必要がありました。 

    パスワードの再利用に関する警告を無効にするには、PasswordProtectionWarningTrigger を 0 に設定します。 

   

  • Windows のネットワーク サービスをサンドボックス化   back to top

    Chrome 113 以降、セキュリティと信頼性を高めるために、独自のプロセスで実行されているネットワーク サービスが Windows 上でサンドボックス化される予定です。現在ネットワーク サービスを改ざんできるサードパーティのコードは、この変更に伴い、改ざんできなくなる可能性があります。これにより、Chrome のプロセス空間にコードを挿入するソフトウェア(データ損失防止(DLP)ソフトウェアなど)と相互運用性の問題が発生する可能性があります。NetworkServiceSandboxEnabled ポリシーを使用すると、相互運用性の問題が検出された場合にサンドボックスを無効化できます。こちらの手順に沿ってご利用の環境でサンドボックスをテストし、問題が発生した場合はご報告ください。 

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  • Chrome 113 で拡張機能 Service Worker から WebUSB API へのアクセスが可能に   back to top

    Chrome 113 以降では、現在バックグラウンド ページから WebUSB API にアクセスしている Manifest V2 拡張機能の移行パスとして、拡張機能 Service Worker から WebUSB API にアクセスできるようになります。

    WebUSB ポリシーを拡張機能のオリジンに適用して、この動作を制御することもできます。詳しくは、DefaultWebUsbGuardSettingWebUsbAskForUrlsWebUsbBlockedForUrlsWebUsbAllowDevicesForUrls をご覧ください。 

   

  • Extensions must be updated to leverage Manifest V3   back to top

    Chrome extensions are transitioning to a new manifest version, Manifest V3. This will bring improved privacy for your users—for example, by moving to a model where extensions modify requests declaratively, without the ability to see individual requests. This also improves extension security, as remotely hosted code will be disallowed on Manifest V3. 

    As mentioned earlier in our blog post, More details on the transition to Manifest V3, the Manifest V2 deprecation timelines are under review and the experiments scheduled for early 2023 are being postponed.

    During the timeline review, existing Manifest V2 extensions can still be updated, and still run in Chrome. However, all new extensions submitted to the Chrome Web Store must implement Manifest V3.

    Starting with Chrome 110, an Enterprise policy ExtensionManifestV2Availability will be available to control whether Manifest v2 extensions are allowed. The policy can be used to test Manifest V3 in your organization ahead of the migration. After the migration the policy will allow you to extend the usage of Manifest V2 extensions until at least January 2024. 

    You can see which Manifest version is being used by all Chrome extensions running on your fleet using the Apps & extensions usage page in Chrome Browser Cloud Management.

    For more details, refer to the Manifest V2 support timeline

   

  • ファーストパーティ セット用のユーザー コントロール   back to top

    ファーストパーティ セットとは、デベロッパーがドメイン間の関係を宣言するための、近日提供予定のフレームワークです。このフレームワークにより、ブラウザがサードパーティとファーストパーティの関係に基づいてアクセスに関する決定を下せるようになります。同じセット内にトップレベル ドメインがあればファーストパーティの Cookie に継続的にアクセスできるなど、セットを利用することでファーストパーティの利点を享受できます。

    ファーストパーティ セットは、よりプライバシーを重視したウェブに向けた Chrome のロードマップの一環です。

    Chrome 113 では、これらのファーストパーティ セット用のユーザー コントロールが導入されます。ファーストパーティ セットを管理するために、2 つのエンタープライズ ポリシーが提供される予定です(ファーストパーティ セットを無効にするためのエンタープライズ ポリシーと、独自のセットを提供するためのエンタープライズ ポリシー)。 

    First party sets  
     

   

  • ChromeRootStoreEnabled ポリシーの削除   back to top

    Chrome 105 では、Windows および Mac で Chrome Root Store がリリースされました。ChromeRootStoreEnabled という新しいポリシーが導入され、Chrome Root Store を選択的に無効にしてプラットフォームのルートストアを優先できるようになっていました。このポリシーは Chrome 113 で Windows および Mac から削除されます。Chrome 111 では、信頼できるリーフ証明書と Windows の Trusted People ストアのサポートが追加されました。これらの問題を回避するために、以前に Chrome Root Store を無効にした場合は、Chrome 111 で再度テストしてください。Google は、Android、Linux、ChromeOS 向けの Chrome Root Store のリリースに向けて取り組んでいます。今後 Chrome Root Store はより多くのプラットフォームでリリースされていきますが、Chrome Root Store がリリースされたプラットフォームでも、その後 6 か月間はこのポリシーが引き続き提供されます。 

   

  • 履歴全体の同期   back to top

    Chrome 112 以降、企業ユーザーに対して、入力した URL の同期を停止します。開いているタブは、既存の SyncDisabled ポリシーと SyncTypesListDisabled ポリシーで無効になっていない限り、通常どおりに継続して同期されます。 

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  • 制限が緩やかな Chrome アプリの WebView の動作を停止   back to top

    Chrome 113 では、Chrome アプリの WebView の使用について、次の制限が適用されます。
     
    • WebView 内の SSL エラーにエラーページが表示されますが、安全でない処理を行うオプションは提供されません。
    • WebView の NewWindow イベントを使用して別のアプリ ウィンドウ内の WebView 要素にアタッチすると、元の WebView で window.open 呼び出しによって返されるウィンドウ参照が無効になります。

    Chrome 112 では、chrome://flags にアクセスして chrome://flags/#enable-webview-tag-mparch-behavior を有効にすると、この新しい動作をテストできます。

    これらの変更に伴い発生する可能性のある障害に対処する時間的猶予を与えるために、一時的なエンタープライズ ポリシー ChromeAppsWebViewPermissiveBehaviorAllowed を提供する予定です。 
     

予定されている ChromeOS の変更

 

   

  • 企業用アカウントおよび教育機関向けアカウント用に手書きメモをプリインストール   back to top

    ChromeOS 112 以降、タッチペン対応メモアプリである手書きメモが Chromebook で使えるようになります。今後のリリースで、タッチペン対応 Chromebook のすべての企業用アカウントおよび教育機関向けアカウントにプリインストールされる予定です。手書きメモ アプリへのアクセスをブロックする場合は、組織内の Chromebook からの cursive.apps.chrome へのアクセスを禁止してください。 

   

  • スクリーンキャストの録画で複数の言語の音声文字変換をサポート   back to top

    ChromeOS 112 以降、Google の S3 音声文字変換 API と統合し、さまざまな言語を対象に追加することで、スクリーンキャストの録画機能を大幅に拡充する予定です。

    ChromeOS のスクリーンキャスト アプリを使用すると、ユーザーは Chromebook で文字起こしされたスクリーンキャストを録画できます。以前のバージョンでは、この機能が EN-US でのみ利用可能でした。つまり、スクリーンキャストを録画できるのは米国内の英語を話すユーザーのみでした。まもなく、スペイン語、日本語、フランス語、イタリア語、ドイツ語など、さまざまな言語でスクリーンキャストを録画し、文字起こしできるようになります。   

   

  • Passpoint: Wi-Fi ネットワークへのシームレスで安全な接続    back to top

    ChromeOS 114 以降は、Passpoint によって Wi-Fi アクセスが効率化され、ユーザーがアクセスするたびにネットワークを探して認証する必要がなくなります。特定の場所の Wi-Fi ネットワークに一度アクセスすると、それ以降のアクセス時には Passpoint 対応のクライアント デバイスが自動的に接続されます。

     
     

予定されている管理コンソールの変更

 

   

  • Chrome ブラウザの新しいインサイト   back to top

    Chrome 112 以降、IT 管理者は [要注意のブラウザ] という新しいインサイト カードを使用して、保留中の Chrome アップデートがあるブラウザ、非アクティブなブラウザ、最近登録されたブラウザをすばやく識別できるようになります。 

    Browser insights  
     

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以前のリリースノート 

 

補足資料

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