Google は、Chrome Enterprise Recommended プログラムを通じて、Citrix Workspace、VMware Horizon などの仮想化ソリューションのテストと検証を実施してきました。
仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)環境における周辺機器デバイスのオプションには、USB リダイレクトと VDI 固有の統合があります。
USB リダイレクト
USB デバイス リダイレクト(USB パススルーとも呼ばれます)を使用すると、デバイスに接続された USB デバイスを、リモートホストの VDI セッションに仮想的に接続することができます。たとえば、クライアント デバイスに接続されたバッジリーダーを、デバイス上の仮想デスクトップまたはリモートホスト内で動作するアプリケーションに仮想的に接続できます。
VDI ソリューションは複数の周辺機器をサポートし、機器ごとに ChromeOS に合わせて固有のカスタマイズを行わなくても動作する場合があります。USB リダイレクトを設定するには、Google 管理コンソールを使用します。
ChromeOS の USB リダイレクトは、以下に対応しています。
- Citrix
- VMware
管理コンソールと VDI アプリケーションで、USB リダイレクトを使用して周辺機器を接続できます。詳しくは次の記事をご確認ください。
- Citrix ドキュメント - ChromeOS 向けに Citrix Workspace アプリを設定する
- VMware ドキュメント - Google Chrome、Microsoft Edge、HTML アクセス クライアント向けの USB リダイレクトの設定
- VMware ドキュメント - 仮想デスクトップで USB デバイスを使用する
USB リダイレクトを設定する
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管理コンソールで、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [設定] [デバイスの設定] に移動します。
- すべてのユーザーと登録済みブラウザに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門を選択します。
- [その他の設定] に移動します。
- [USB アクセス] をクリックします。
- 許可する USB デバイスのリストを指定します。16 進数の USB ベンダー ID とプロダクト ID をコロンで区切ったペアを個別の行に入力します。詳しくは、ChromeOS デバイスのポリシー設定するをご確認ください。
注: 16 進数の USB ベンダー ID とプロダクト ID を取得するには、周辺機器を接続した ChromeOS デバイスで chrome://usb-internals を開き、[デバイス] をクリックしてください。 - [保存] をクリックします。
- 上部の [ユーザーとブラウザの設定] をクリックします。
- [ハードウェア] に移動します。
- [WebUSB API 対応デバイス] をクリックします。
- 固有のベンダー ID とプロダクト ID を使用して、USB デバイスに接続できる URL のリストを指定できます。詳しくは、ユーザーまたはブラウザに Chrome のポリシーを設定するをご覧ください。
- [保存] をクリックします。
- 使用している VDI アプリで関連の設定を更新します。
関連トピック
- 仮想化ソリューションについての詳細
- Chrome Enterprise Recommended の仮想化ソリューションについて
- Works With Chromebook | ソリューションごとの周辺機器
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