お客様の G Suite Basic サブスクリプションと G Suite Business サブスクリプションを Google Workspace に移行してください。2023 年 2 月 1 日より、貴社のお客様が移行対象になり次第、自動的に移行されます。
この記事の内容:
- お客様への通知を管理する
- Partner Sales Console を使用して G Suite サブスクリプションを移行する
- Reseller API を使用して G Suite サブスクリプションを移行する
- 移行に関するよくある質問を確認する
- Google Workspace エディションを選択する
お客様への通知を管理する
Google がお客様を Google Workspace に自動移行する前と後に、お客様にメールが届き、管理コンソールにも通知が表示されます。このような通知がお客様に届かないようにするには、次の手順を行います。
- パートナー セールス コンソールにログインします。
- 上部のメニュー アイコン [設定] をクリックします。
- [アカウント情報] ページで、[G Suite から Google Workspace への自動移行について Google がお客様に通知することを許可する] チェックボックスをオフにします。
- [更新] をクリックします。
変更には最長で 24 時間かかることがありますが、通常はこれより短い時間で完了します。詳細
Partner Sales Console を使用して G Suite サブスクリプションを移行する
お客様を移行するには、Partner Sales Console で G Suite サブスクリプションを Google Workspace サブスクリプションに切り替えます。
移行に関する注意事項- Google Workspace Business エディションに移行するには、お客様の G Suite Basic および G Suite Business サブスクリプションのライセンス数が 300 以下である必要があります。ユーザー数が 300 を超える場合は、Google Workspace Enterprise エディションにアップグレードする必要があります。
- お客様のアカウントのすべてのユーザーに同じサブスクリプションが適用されます。たとえば、一部のユーザーを Business Plus に切り替え、残りのユーザーは引き続き Business Standard エディションを使用するといったことはできません。お客様が複数の G Suite エディション(ドメインへの部分的ライセンス付与)を使用している場合は、Google パートナー セールスにお問い合わせください。
- G Suite の現在の価格割引はいずれも、お客様が Google Workspace サブスクリプションに移行した後は適用されません。
- G Suite アーカイブ ユーザーのサブスクリプションをご利用のお客様は、移行時に、Google Workspace サブスクリプションに対応するアーカイブ ユーザーのサブスクリプションに切り替える必要があります。詳しくは、アーカイブ ユーザー エディションを切り替えるをご覧ください。
ヒント: G Suite をご利用のお客様の一覧は Partner Sales Console で確認できます。[顧客] ページで [顧客リストをダウンロード] をクリックして、すべてのお客様とそのサブスクリプションのリストを CSV ファイル形式でダウンロードします。続いて、利用中の G Suite Basic と G Suite Business のサブスクリプションのみが表示されるようフィルタします。
G Suite サブスクリプションを移行する
- パートナー セールス コンソールにログインします。
- [顧客] ページで該当する顧客名をクリックします。
- G Suite Basic または G Suite Business のサブスクリプションを選択します。
- [ダウングレード](G Suite Business サブスクリプションでのみ表示されます)または [アップグレード] をクリックします。
注: [プランを変更] は選択しないでください。割引は Google Workspace の新規注文にのみ適用されます。
- Google Workspace Business または Enterprise エディションを選択します。
- プランを確認し、[プランを選択] をクリックします。
コンソールには、標準(販売パートナーの割引)プランと移行割引プランが表示されます。割引プランを表示するには、スクロールが必要な場合があります。
割引期間終了後の価格を表示するには、終了日をクリックします。
一括移行に関する注意事項
- 次の種類のサブスクリプションをご利用のお客様は一括移行できません。
- オフライン サブスクリプション - このようなサブスクリプションの移行をご希望の場合は、Google のセールスチームまでご連絡ください
- 年間プラン(年払い)のサブスクリプション
- アーカイブ ユーザーのサブスクリプション
- G Suite Lite サブスクリプション
- 複数種類の G Suite または Google Workspace サブスクリプション
- 一度に 300 サブスクリプションまで移行することができます。
- ライセンス数の上限が 300 を超える G Suite サブスクリプションを現在ご利用いただいており、かつ割り当てられているライセンスの数が 300 に満たない場合は、Google が推奨する Google Workspace Business エディションへ移行する際に、ライセンス数の上限が 300 になるよう調整します。
- 一括移行の開始時にお客様を上位のエディションにアップグレードすると、移行割引の対象となります。Google がパートナー様に代わってこれらの割引を自動的に適用します。
G Suite サブスクリプションを一括で移行する
- パートナー セールス コンソールにログインします。
- 左側のパネルで [G Suite の移行] をクリックします。
現時点で一括移行することができる G Suite Basic と G Suite Business のサブスクリプションの一覧が表示されます。
- 移行するサブスクリプションを選択します。
一括移行を選択すると、お客様を Google が提案するサブスクリプションとお支払いプランに移行することに同意したことになります。提案内容に同意しない場合は、[カスタムの移行] ボタンをクリックしてサブスクリプションを個別に移行します。
- 右上の [選択したサブスクリプションを移行] をクリックします。
- [移行を始める] をクリックします。
注:
- 一括移行処理が完了するまで、しばらく時間がかかることがあります。いったん処理を開始すると、すべての移行が処理されるまで処理を中断することはできません。
- この間、別の一括移行を開始することはできません。
- 移行プロセスの完了後に、ログで成功または失敗を確認できます。
- 移行されなかったサブスクリプションは、引き続き G Suite サブスクリプションのリストに表示されるため、これらの移行を再試行することができます。
Reseller API を使用して G Suite サブスクリプションを移行する
注: 現在、Channel Services API はディールコードに対応していません。G Suite サブスクリプションを移行するには、Reseller API を使用するか、Channel Services API を使用して適切なオファーを選択します。
お客様の G Suite サブスクリプションを Google Workspace サブスクリプションにアップグレードすると、次のようになります。
- お客様のアカウントのすべてのユーザーに同じサブスクリプションが適用されます。たとえば、一部のユーザーのエディションのみを Business Plus に切り替え、残りのユーザーは引き続き Business Standard エディションを使用するといったことはできません。
- G Suite の現在の価格割引はいずれも、お客様がサブスクリプションを切り替えた後は適用されません。
- G Suite アーカイブ ユーザーのサブスクリプションは、Google Workspace アーカイブ ユーザーのサブスクリプション(同じ機能)に移行されます。対応は不要です。
販売パートナー移行割引については、Partner Advantage ポータルをご覧ください。
Reseller API ではディールコードを使用して、Google Workspace に移行する G Suite サブスクリプションに割引が適用されます。
ディールコードを含む詳細については、Google Cloud パートナー ポータルにログインしてアクセスできる Google Workspace のウェブセミナー「G Suite から Google Workspace への移行」をご覧ください。
ディールコード(dealCode
)を使用する場合、ディールコード文字列を subscriptions.insert 呼び出しとともに渡すことで、スペシャル オファーのロックを解除できます。
たとえば、お客様のサブスクリプションを Google Workspace Enterprise Standard に移行するときは、次のようにします。
subscription = Subscriptions.Insert(
customerId='nnnnnn',
body={
customerId: 'nnnnnn',
skuId: '1010020026',
Plan: {
planName: 'FLEXIBLE',
},
seats: {
maximumNumberOfSeats: 10,
}
dealCode: 'XXXXXXXXXX'
})
Google Workspace のサービス ID
サービス ID | サービス |
1010020028 | Google Workspace Business Standard |
1010020025 | Google Workspace Business Plus |
1010020026 | Google Workspace Enterprise Standard |
1010020020 | Google Workspace Enterprise Plus |
subscriptions.insert の呼び出しに対する応答としてエラーを受け取った場合は、ディールコードを適切な移行パスに適用していることを確認します。
移行のオファーを利用できるのは、現在よりも上位の SKU に移行する場合に限られます。たとえば、G Suite Basic のサブスクリプションを Google Workspace Business Starter に移行する場合、割引は適用されません。
移行に関するよくある質問を確認する
移行による現在の G Suite サブスクリプションへの影響現在の G Suite サブスクリプションと関連サービスは、移行が行われるまでこれまでどおりご利用いただけます。
お客様のニーズを満たす Google Workspace のエディションに移行することをおすすめします。また、ご希望に応じて、お客様が移行対象になり次第、現在のサブスクリプションを Google が自動移行することもできます。その場合は、自動移行の 30 日前までにお知らせします。
年間/定期プランをご利用のお客様は、更新日に自動移行の対象となります。
まだ移行していないお客様については、できるだけ速やかに移行を開始してください。2023 年 2 月 1 日より、貴社のお客様が移行対象になり次第、自動的に移行されます。
注意点:
- ご自身で移行する場合の割引率は、自動移行する場合よりも 5% 高くなります。この割引は、上位の SKU(G Suite Basic から Google Workspace Business Plus など)に移行するお客様にのみ適用されます。
- Partner Sales Console の一括移行ツールを使用して、一度に最大 300 のお客様を移行できます。
貴社がお客様の移行を実施しない場合でも、そのお客様が移行の対象となる場合は、お客様のサブスクリプションを Google が自動移行いたします。自動移行は 2023 年 2 月 1 日より順次適用されます。
- お客様が自動移行の対象となりましたら、自動移行の 30 日前までに、貴社およびお客様にお知らせいたします。自動移行の予定が組まれているお客様の一覧が記載された CSV ファイルがパートナー様にメールで届きます。
- お客様の自動移行日までは、パートナー様がコンソールで直接移行するか、API や一括移行ツールを使用して移行することができます。
- 自動移行の当日になると、対象のお客様が 24~48 時間で移行されます。
- 過去 24 時間の間に自動移行が完了したお客様の一覧が記載された CSV ファイルが、24 時間ごとにパートナー様に届きます。
- 以下の内容はすべて、事前にリクエストすることはできません。
- 自動移行を開始する具体的な日付
- 自動移行の対象となる(または対象とならない)お客様の一覧
- 各お客様がどのサブスクリプションに移行されるかの情報。自動移行はお客様が現在ご利用中の機能に基づいて行われます。
大部分のお客様には、この移行による料金の変更はございませんが、特定のサービスのご利用状況によっては料金が変わる場合がございます。自動移行されるサブスクリプションに適用されている割引については、Partner Advantage ポータルをご覧ください(Partner Advantage アカウントが必要です)。
年間 / 定期プランをご利用のお客様は、更新日に自動移行の対象になります。年間プラン(年払い)の販売パートナー経由で購入されたお客様には、フレキシブル プランに移行することをおすすめします。ご対応いただけなかった場合、お客様は年間プランの更新日に自動的に移行されます。
移行先の SKU が移行元の SKU よりも上位で料金が高い場合、お客様はフレキシブル プランに自動的に移行されます。それ以外の場合は、年払いの年間プランに自動的に移行されます。なお、更新日までは年間プラン(年払い)のサブスクリプションをアップグレードまたはダウングレードすることができません。
2023 年 2 月 1 日以降に自動移行のスケジュールが設定された G Suite サブスクリプションが、2022 年 11 月に CSV ファイルを添付したメールで送信されています。お客様が自動移行される 30 日前までに、パートナー様とそのお客様にメール通知が届きます(お客様にもメール通知が届くかどうかは通知設定に基づきます)。
添付の CSV ファイルに記載されていないお客様は、まだ移行のスケジュールが組まれていないか、30 日以内に移行が予定されていないと考えられます。移行日が別途設けられているお客様もいらっしゃいます。たとえば、アドオンが含まれるサブスクリプションの移行のタイミングは多少遅くなる可能性があります。
ご利用中の機能が推奨の SKU にそぐわない場合、CSV ファイルで推奨されていたサブスクリプションとは別のものに自動移行される場合があります。現在ご利用中の機能に基づき、ニーズに適したGoogle Workspace エディションにお客様が移行されます。
あるいは、通知日から自動移行日までの間に、パートナー様がお客様を移行した可能性も考えられます。
G Suite をご利用のお客様の大多数が、移行対象になると自動的に移行されます。なお、以下のタイプのサブスクリプションをご利用のお客様は、同日には自動移行されません。
- オフライン サブスクリプション
- G Suite Lite サブスクリプション
- ドメインへの部分的ライセンス付与が行われている G Suite サブスクリプション
これらのサブスクリプションを移行する場合は、Google の営業担当者にお問い合わせください。
現在ご利用中の機能に基づき、ニーズに適したGoogle Workspace エディションにお客様が移行されます。
たとえば、G Suite Business をご利用のお客様が Google Vault を使用している場合は、引き続きその機能をお使いいただけるよう、Google Workspace Business Plus に移行されます。
注: 機能の変更が Google のシステムに登録されるまでに数日かかることがあるため、アカウントが自動移行の対象になる直前にお客様が機能のご利用を停止した場合、自動移行前にその変更がシステムで認識されない可能性があります。
フレキシブル プランで G Suite アーカイブ ユーザーのサブスクリプションをご利用のお客様は、移行先の Google Workspace サブスクリプションに対応するアーカイブ ユーザーのサブスクリプションに自動的に移行されます。年間 / 定期プランで G Suite アーカイブ ユーザーのサブスクリプションをご利用のお客様については、そのお客様とご協力のうえサブスクリプションを移行してください。
Google Workspace の一部のエディションには、アドオン サブスクリプションと同じ機能が含まれています。たとえば、Business Plus には Vault が含まれています。お客様のライセンス自動割り当てがオンになっており、アドオン サブスクリプションと同じ機能が含まれる Google Workspace エディションに自動移行している場合は、Google Workspace への移行時にアドオン サブスクリプションがキャンセルされます。
お客様に対するライセンスの自動割り当てがオフになっている場合は、データの損失を避けるため、アドオン サブスクリプションはキャンセルされません。こうしたお客様に対して、個別のアドオン サブスクリプションを希望されない場合は、Google Workspace のコア サブスクリプションにアドオンのユーザー ライセンスを割り当てて、そのライセンスの再割り当てから 24 時間後にアドオン サブスクリプションを解約することをおすすめします。
フレキシブル プランで G Suite アーカイブ ユーザーのサブスクリプションをご利用のお客様は、移行先の Google Workspace サブスクリプションに対応するアーカイブ ユーザーのサブスクリプションに自動的に移行されます。年間 / 定期プランで G Suite アーカイブ ユーザーのサブスクリプションをご利用のお客様については、そのお客様とご協力のうえ、手動でサブスクリプションを移行してください。
はい。Google は、お客様のデータを保持するために、現在ご利用の機能が含まれる Google Workspace エディションにサブスクリプションを移行します。年間プラン(月払い)のお客様が別の Google Workspace エディションへの切り替えを希望される場合は、移行後 180 日以内であればお客様のサブスクリプションを切り替えることができます。フレキシブル プランをご利用のお客様は、いつでもエディションを切り替えることができます。
ユーザー数が 300 を超えるお客様は、Google Workspace Enterprise エディションへの切り替えのみが可能です。
現在ご利用中の機能に基づいて、お客様のニーズに適したGoogle Workspace エディションに移行する予定です。移行先のサブスクリプションを現在販売していない場合は、次のいずれかを行ってください。
- 2023 年 2 月 1 日より前にお客様を移行先の目的のエディションに移行する。
- 自動移行後にお客様のサブスクリプションを変更する。お客様の年間プラン(月払い)のサブスクリプションは、移行後 180 日以内であれば変更できます。フレキシブル プランのサブスクリプションはいつでも変更できます。
Google Workspace
Google Workspace の機能の比較どの Google Workspace エディションに移行するか選択する際は、次の点をご検討ください。
- ユーザー数 - Google Workspace Business エディションに移行するには、お客様の G Suite Basic または G Suite Business サブスクリプションのライセンス数が 300 以下である必要があります。ユーザー数が 300 を超える場合は、Google Workspace Enterprise エディションにアップグレードする必要があります。
- お客様が現在ご利用の機能 - お客様が現在ご利用の機能が含まれるエディションを選択してください。
- お客様が今後利用を予定している機能 - お客様が現在お使いでないものの、欲しいと思っている、または必要としている機能があるかどうかをご確認ください。
以下の表に、プレミアム機能の例とそれぞれに対応している Google Workspace エディションを示します。
注: G Suite Basic または G Suite Business のサブスクリプションを Enterprise Essentials、Essentials、Frontline エディションに移行することはできません。
お客様の G Suite 管理コンソールにアクセスできる場合は、使用中の機能を確認できます。
手順 1: 管理コンソールを開く
- 新しいシークレット ブラウザ ウィンドウを開き、パートナー セールス コンソール にログインします。
- [顧客] ページに移動し、該当するお客様の名前をクリックします。
- [クイックリンク] で [管理コンソール] をクリックします。
手順 2: 機能が使用中かどうかを確認する
- 上の表で、確認したい機能の「使用状況」の列に移動します。
- 「確認」をクリックしてヘルプ記事を開きます。
- ヘルプ記事の手順に沿って機能を確認します。たとえば、ストレージの使用容量や、ライブ ストリーミングが有効になっているかどうかを確認できます(Enterprise エディションでのみ利用できます)。