業種別ベンチマークでは、キャンペーンのパフォーマンスを同業者と比較した場合の貴社の位置づけについて重要な情報が得られます。こうした情報があれば、集約されたカテゴリのパフォーマンスと比較し、パフォーマンスをさらに正確に評価して、キャンペーンを最適化する方法を見出すことができます。
ベンチマークの仕組み
業種別ベンチマーク ディメンションにアクセスするには、広告主のベンチマークを有効にして業種を指定する必要があります。ベンチマークを有効または無効にするには、広告主のプロパティの [識別情報] セクションを編集します。詳しくは、広告主のプロパティの編集をご覧ください。
キャンペーン マネージャー 360 でベンチマーク ディメンションが計算される仕組み
キャンペーン マネージャー 360 は、ベンチマークを有効にしている広告主様から個人情報の収集と削除を行います。データは、さまざまな業種を表すカテゴリに分類されます。
レポート ビルダーでは、ベンチマーク ディメンションを使用して同業の他の広告主と比較できます。広告主が有効化の処理を行うと、有効化した日より最大 90 日前までの分のベンチマーク レポートを作成できます。
業種別ベンチマーク ディメンション
ベンチマーク データを使用するディメンションは次のとおりです。
- 業種別ベンチマーク: クリック率(過去 7 日間)
- 業種別ベンチマーク: クリック率(過去 14 日間)
- 業種別ベンチマーク: クリック率(過去 30 日間)
- 業種別ベンチマーク: クリック率(過去 90 日間)
- 業種別ベンチマーク: 動画完全再生率(過去 7 日間)
- 業種別ベンチマーク: 動画完全再生率(過去 14 日間)
- 業種別ベンチマーク: 動画完全再生率(過去 30 日間)
- 業種別ベンチマーク: 動画完全再生率(過去 90 日間)
レポートでベンチマーク ディメンションを使用するには、広告主、メディアタイプ、業種を指定する必要があります。
ベンチマークを無効にする
広告主がベンチマークを無効にしている場合、キャンペーン マネージャー 360 はベンチマーク ディメンションに関する広告主のデータの収集を停止し、該当する広告主はベンチマーク ディメンションに関するレポートを作成できなくなります。広告主が有効に設定されていた期間にベンチマーク ディメンションに使用されていた広告主情報は、レポート エディタから削除されません。
ベンチマーク ディメンションのデータ要件
キャンペーン マネージャー 360 では、広告主様のプライバシー保護を重視しています。データのプライバシーを保護するため、ベンチマーク ディメンションでは、最少量のパフォーマンス データとベンチマークに参加している最小数の広告主が存在する場合にのみ、データが提供されます。業種または地域のデータがこの最小値を満たしていない場合、ベンチマーク ディメンションには「該当なし」と表示されます。
データ要件は次のとおりです。
- 業種、地域、広告の種類ごとに、少なくとも 5 人の広告主が参加していること。
- 過去 14 日間における 1 人の広告主様のインプレッションは、インプレッション プール全体の 50% を超えることはできません。
- 過去 14 日間における 2 人の広告主のインプレッションは、インプレッション プール全体の 80% を超えることはできません。
- 「金融」または「ヘルスケア」業界の広告主様のデータは、ベンチマークのディメンションのために収集したり使用したりすることはできません。