[GA4] レポートとデータ探索におけるデータの違い

表示場所によってデータが異なる理由を理解します

レポートとデータ探索は、いずれもウェブとアプリのデータに関する実用的なインサイトを提供します。通常、どちらにおいても同じデータが表示されますが、場合によっては表示データに違いが生じる場合もあります。このようなデータの相違はあらかじめ想定されたものであり、その理由について以下に説明します。

レポート、データ探索ツール、Google アナリティクス Data API、BigQuery Export のデータの違いを一目で把握するには、レポート サーフェスの比較の表をご覧ください。
この記事の内容:

レポートとデータ探索でサポートされるフィールドの違い

レポートとデータ探索では、データが提示される視点および粒度が意図的に異なっています。たとえば、レポートに使用できるディメンションおよび指標の一部は、データ探索ではサポートされていません。サポートされていないフィールドが含まれるレポートを、データ探索ツールで開いた場合、それらのフィールドはデータ探索から除外されます。サポートされていないフィールドに基づくビジュアル表示がレポートに表示されている場合(たとえば、サポートされていない指標を示す折れ線グラフなど)、そのビジュアル表示は探索の結果には表示されません。

レポートとデータ探索でのフィルタの仕組みの違い

データ探索では、フィルタでマッチタイプ([次を含む]、[次と完全一致]、[先頭が一致] など)を選択できます。使用する式では大文字と小文字が区別されます。

レポートでは、検索は [含む] マッチタイプを使用するフィルタとして機能し、大文字と小文字は区別されません。なお、この検索とは、ビジュアル表示とディメンション リストを含むデータ表の間にある検索ボックスを指しています(アナリティクスの管理画面上部にある検索フィールドや [フィルタを追加] ボタンではありません)。

セグメントと比較の違い

レポート内の比較では、データ探索でサポートされていないフィールドも使用できます。レポートをデータ探索ツールで開くと、比較はセグメントに変換され、サポートされていない指標またはディメンションが比較に含まれている場合、それらは作成されるセグメントから除外されます。そのため、セグメントに含まれるデータや除外されるデータが変わることがあります。

日付の違い

データ探索の期間は、プロパティのデータ保持設定に基づいて制限されます。ユーザーおよびイベント単位のデータの保持設定を超える期間のレポートを作成して、それをデータ探索ツールで開いた場合、この期間より前のデータは除外されます。

ユーザー数が少ない

指定した期間のユーザー数が少ない場合、レポートやデータ探索のデータが除外されることがあります。データのしきい値は、レポートやデータ探索を閲覧する際、データに含まれるシグナル(ユーザー属性、インタレストなど)から個別ユーザーの身元を推測できないようにするために設けられています。

データのしきい値の詳細

行動モデリングを使用する場合の違い

同意モードの行動モデリングが有効になっていると、標準レポートとデータ探索の表示データにわずかな違いが生じることがあります。行動モデリングでは機械学習を使って、アナリティクスの Cookie に同意した類似ユーザーの行動を基に、アナリティクスの Cookie を拒否したユーザーの行動をモデル化します。行動モデリングが有効になっている場合、機械学習アルゴリズムによって 2 つの異なるデータセット(レポート用のサマリー表と、データ探索用のイベント単位とユーザー単位の元データ)が処理されます。2 つのデータセットには構造的な違いがあるため、レポートとデータ探索のモデル化データにわずかな違いが生じる可能性があります。データに示されるアナリティクスの Cookie に同意しなかったユーザーの数に従って、差異が発生する可能性は高くなります。

プロセスタイムの違い

アナリティクスのデータはさまざまなシステムから取得され、異なるタイミングで処理されます。プロセスタイムの違いにより、過去 48 時間のクエリの実行結果で多少の差異が生じることがあります。

この情報は役に立ちましたか?

改善できる点がありましたらお聞かせください。
検索
検索をクリア
検索を終了
メインメニュー
606540418119234758
true
ヘルプセンターを検索
true
true
true
true
true
69256
false
false