[GA4] ファネル データ探索

ファネル データ探索では、ユーザーがコンバージョンに至るまでのステップをビジュアル表示し、各ステップでのユーザーの動向をすばやく確認できます。たとえば、見込み顧客がどのように買い物客になり、その後どのように顧客に変わるか、一見客がどのようにリピーターになるのかといったことです。この情報から、非効率なカスタマー ジャーニーや、放棄されるカスタマー ジャーニーの改善を図ることができます。

ファネル データ探索を作成する

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. 左側の [探索] をクリックします。
  1. 画面上部で [ファネル データ探索] テンプレートを選択します。
  2. 以下で説明されているオプションを使用してデータ探索を設定します。
ファネルのステップを追加するまでは、「このセグメント、値、フィルタ、期間の組み合わせのデータはありません。変数または設定を編集するか、削除してください。」というメッセージが表示されます。

ファネル レポートを作成する

保存アイコン を選択すると、ファネル データ探索のデータを使ってファネル レポートを作成できます。ファネル レポートでは、ファネルの情報により簡単にアクセスできます。詳細

ビジュアリゼーション

[標準のファネル](ステップ)または [ファネルのトレンドグラフ](折れ線グラフ)を選択します。ファネルのトレンドグラフでは、すべてのステップを同時に表示することも、ビジュアリゼーションの上部にあるステップ名をクリックして特定のステップを詳しく調べることもできます。

[ファネルをオープンにする] の切り替えボタン

ファネルは、ユーザーがファネルに入ったかどうかを判定する方法によって、「オープン」型と「クローズド」型に分けられます。

  • オープン ファネルでは、ファネルの途中のステップから開始したユーザーもすべてカウントされます。
  • クローズド ファネルでは、ファネルの最初のステップを経たユーザー以外は無視されます。

ユーザーがファネルを辿ったと判定されるのは、指定の順序どおりにステップを踏んだ場合のみです。途中のステップを抜かした場合は、後続のステップを完了しても、ファネル内の行動としてはカウントされません。1 人のユーザーが、指定した期間内にファネルのステップを複数回完了した場合は、最初の一連のステップのみがレポートされます。つまり、ユーザーがファネルに入ったと判定されるのは 1 回のみです。

次の 2 種類のファネルを作成してあるとします。

ファネル ステップ オープン / クローズド
ファネル 1 A、B、C オープン
ファネル 2 A、B クローズド


4 人のユーザーが、ファネルの期間内にサイトを訪問し、それぞれ以下のステップの条件を満たす行動を取ったとします。

ユーザー 条件を満たしたステップ
1 A、B、C
2 B、C
3 A、C
4 C

 

各ファネルにおいて、各ユーザーが完了したと判定されるステップは次のとおりです。

ファネル 1:

ユーザー 完了したと判定されるステップ
1 A、B、C
2 B、C
3 A
4 C

 

ファネル 2:

ユーザー 完了したと判定されるステップ
1 A、B、C
3 A


説明:

ファネル 1 はオープン型なので、途中のステップから開始したユーザーもカウントされます。4 人全員がファネルに入ったものと判定されていますが、順序どおりに辿ったステップでなければカウントされないため、ユーザー 3 はステップ A のみを完了した扱いです(ステップ B を抜かしたため、ステップ C の完了は無視されています)。

ファネル 2 はクローズド型なので、最初のステップ(ステップ A)を経たユーザー以外は無視されます。このため、カウントされているのはユーザー 1 および 3 のみです。

セグメントを比較する

最大 4 つのセグメントを適用して、特定のユーザーセットにのみ焦点を当てることができます。データ表を右クリックすると、データからセグメントを作成できます。

ステップ

ステップでは、測定するユーザー ジャーニーを定義します。各ファネルのステップは最大 10 個まで定義できます。

ステップを並べ替えるには、[タブの設定] でステップを新しい位置にドラッグします。

ファネルのステップを編集する

ステップを追加または編集するには、鉛筆アイコン 編集 をクリックして、次の操作を行います。

  1. 各ステップにわかりやすい名前を付けます。
  2. ユーザーがファネルの各ステップに含まれる条件を、1 つ以上追加します。

    条件は、ユーザーがトリガーするイベント、またはユーザーが共有するディメンション値に基づいて設定できます。たとえば、「ユーザー獲得発生キャンペーン」ディメンションが「サマーセール」と等しい、または「purchace」イベントのパラメータ「value」を「>= 100」と設定します。
    指標に基づいてファネルのステップを定義することはできません。
  3. 条件に句を追加するには、[AND] または [OR] をクリックします。
  4. ファネルのステップを追加するには、[ステップを追加] をクリックします。
  5. 追加するステップと前のステップの関係([次の間接的ステップ] または [次の直接的ステップ])を指定します。 
    1. [次の間接的ステップ] の場合、前のステップとの間に別のアクションが挟まっていても、ファネルを辿ったものと判定されます。
    2. [次の直接的ステップ] の場合、前のステップの直後に所定のアクションを完了しなければ、ファネルを辿ったものと判定されません。
  6. 所定のアクションを完了するまでの時間に制限を設ける場合は、[以内] のチェックボックスをオンにして、制限時間を入力します。
  7. [適用] をクリックします。
ファネルを作成すると、右側の [サマリー] カードが更新され、条件がデータとどのように一致しているかを確認できます。

ステップをコピーまたは削除したり、選択したステップの上下に追加したりするには、その他アイコン その他のオプション。 をクリックします。

内訳

表のデータ系列を分割するために使用するディメンションを選択します。たとえば、[デバイス カテゴリ] ディメンションを選択すると、各ステップはデバイス カテゴリ(パソコン、モバイルなど)ごとに分割されて表示されます。

内訳ディメンションを追加した場合、ユーザーは最初に該当した分類項目にのみ関連付けられます。たとえば、ユーザー A がモバイル デバイスでファネルに入り、その後のすべてのステップをパソコンで完了するとします。[デバイス カテゴリ] を内訳ディメンションとして使用している場合は、ファネルのすべてのステップでユーザー A が表示されますが、ユーザーが最初にファネルに入ったときにモバイル デバイスを使用したため、モバイルの内訳にのみ表示されます。

この動作は、ファネルのトレンドグラフにも適用されます。ファネルのトレンドグラフでは、ユーザーは各ステップでアクティブだった最初の日付だけに関連付けられます。

ディメンションあたりの行数

表に含めるデータ系列の数を設定します。

[経過時間を表示する] の切り替えボタン

この設定をオンにすると、ファネルの各ステップ間の平均経過時間が表示されます。

次のアクション

ファネルの各ステップの後に最も多く見られるユーザー行動を表示するディメンションを選択します。

フィルタ

指定された条件に基づいて、データ探索に表示されるデータを絞り込みます。フィルタに複数の条件がある場合、フィルタが適用されるにはすべての条件を満たす必要があります。詳細

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