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この記事では、アナリティクスから BigQuery にエクスポートするデータを欧州連合(EU)向けにローカライズする方法について説明します。新規のエクスポートと既存のエクスポートでは、手順が異なることにご注意ください。
新規のエクスポートのローカライズこのセクションの内容:
既存のエクスポートのローカライズ
ステップ 1: Google Cloud Platform プロジェクトを作成し、BigQuery を有効にする
- Google Cloud Platform Console にログインします。
- Google Cloud Platform プロジェクトを作成します。
新しいプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを選択します。 - API ライブラリへ移動します。
左上のナビゲーション メニューを開き、[API とサービス]、[ライブラリ] の順にクリックします。 - BigQuery を有効にします。
[Google Cloud API] カテゴリの [BigQuery API] を開き、表示されたページで [API を有効にする] をクリックします。 - 表示される利用規約に目を通して、同意します。
ステップ 2: BigQuery Export で使用するプロジェクトを作成する
- プロジェクトの課金を有効にします。
プロジェクトの課金を有効にしていない場合は、左上のナビゲーション メニューを開いて [お支払い] をクリックします。 - 表示される指示に従って、請求先アカウントを作成します。
プロジェクトに対する支払いを行うには請求先アカウントが必要です。1 つの請求先アカウントを複数のプロジェクトで共有できます。API Console の手順に沿って、請求先アカウントを作成してください。 - 無料トライアルを利用します(可能な場合)。
無料トライアルを利用できる場合は、ぜひお試しください。ただし、トライアル期間終了後、アナリティクスのデータを引き続き BigQuery にエクスポートするには、お支払い情報の入力が求められます。 - 課金が有効であることを確認します。
https://bigquery.cloud.google.com でプロジェクトを開き、プロジェクトにデータセットを作成します。プロジェクト名の横にある青い矢印をクリックし、[Create data set] をクリックします。請求先アカウントが正しく設定されていれば、ここでデータセットを作成できます。エラーが発生した場合は、課金が有効になっているか確認してください。 - プロジェクトにサービス アカウントを追加します。
analytics-processing-dev@system.gserviceaccount.com をプロジェクト メンバーとして追加し、プロジェクト レベルのユーザーロールを「データオーナー」または「ジョブユーザー」に設定します。アナリティクスから BigQuery にデータをエクスポートするには、いずれかのロールが必要です。詳細 - プロモーション コードを利用します。
cloud.google.com/redeem に移動し、月額 500 ドルの BigQuery 用 Google アナリティクス 360 クレジットを取得します。プロモーション コードはアカウント マネージャーからのメールに記載されています。月額 500 ドルの BigQuery 用 Google アナリティクス 360 クレジットを受け取るには、エクスポートを開始する前にこの手順を行っていただく必要があります。新しい請求先アカウントの作成を求めるアラートが表示されたら、お客様の組織 ID を URL の末尾に追加します(https://console.developers.google.com/billing/redeem?organizationId=組織 ID)。
ステップ 3: EU 向けにローカライズされたデータセットを作成する
- https://bigquery.cloud.google.com でプロジェクトを開き、[Create new dataset] をクリックします。
- データセットを作成するために必要な情報を入力するパネルが開きます。
- データセットの ID を入力します。データセットの ID は、アナリティクスのビュー ID と同じである必要があります。ビュー ID は、アナリティクスのユニバーサル ピッカーで確認できます。
- [Data location] で [EU] を選択します。
- 必要に応じて、データの有効期限を設定します。
今後履歴の分析を行う可能性がある場合は、[Never] を選択してください。有効期限の切れたデータは、永久に利用できなくなります。 - [OK] をクリックします。
ステップ 4: BigQuery をアナリティクス 360 にリンクする
最後に、通常の手順でリンクを設定すると、EU 向けにローカライズされたデータセットにデータがエクスポートされます。
- Google アナリティクスにログインします。 BigQuery プロジェクトの所有者権限と、リンクするビューを含むアナリティクス プロパティの編集者ロールの両方を持つメールアドレスを使用します。
- [管理] をクリックし、リンクするビューを含むアナリティクス 360 のプロパティに移動します。
- [プロパティ] 列で [すべてのサービス]、[BigQuery をリンク] の順にクリックします。
- BigQuery プロジェクトの番号または ID を入力します(プロジェクト番号と ID の確認方法)。
- リンクするビュー(上記のステップ 3 で指定したビュー)を選択します。
- (省略可)毎日の完了通知やエラー通知を受け取るメールアドレスを選択します。
- (省略可)当日のエクスポート設定を選択します。継続的なエクスポート オプションではクラウド ストリーミング サービスが使用されるため、送信時に 1 GB あたり 0.05 ドルの追加費用がかかります。
- 支払いを有効にして、関連するクレジットやクーポンをプロジェクトに適用したことを確認します。
- [保存] をクリックします。
- エクスポートを中止する場合は、このページに戻り、[BigQuery] セクションの [リンク設定を変更] をクリックします。
このセクションの内容:
これらの手順を変更して、他の地域に過去のデータを移動することもできます(米国からアジアや南米など)。
ステップ 1: 米国向けにローカライズされた既存のデータセットのリンクを解除し、データを移動する
エクスポート先を新しいデータセットに変更するには、再度リンクを設定する前に、プロジェクトから既存のデータセットを削除する必要があります。
- 既存の BigQuery Export のリンクを解除します。
- [管理] > [プロパティ] 列 > [サービス間のリンク設定] > [すべてのサービス] をクリックします。
- [BigQuery] で、[リンク設定を変更] > [リンクを解除] をクリックします。
- 既存のデータセットから別の名前の新しい場所にデータを移動します。データの移動は、従来の手順で行います。データの新たな移動先は同じプロジェクト内に作成することができますが、既存のエクスポートと同じ名前を使用することはできません(この名前は、新しいエクスポートで使用されます)。
ステップ 2: データをバックアップしてから、米国向けにローカライズされた既存のデータセットを削除する
- 過去のデータを保護するには、削除プロセスを実行する前に、データセットがバックアップされていることを確認します。詳しくは、データセットのコピーに関する説明をご覧ください。
- https://bigquery.cloud.google.com でプロジェクトを開き、左側のナビゲーションでデータセットを見つけます。
- データセットの操作メニューをクリックし、[Delete dataset] をクリックします。
詳しくは、過去のデータをロケーション間(米国から EU など)で移動する方法に関する説明をご覧ください。
ステップ 3: EU 向けにローカライズされた、同じ名前の新しいデータセットを作成する
- https://bigquery.cloud.google.com でプロジェクトを開き、[Create new dataset] をクリックします。
- データセットを作成するために必要な情報を入力するパネルが開きます。
- データセットの ID を入力します。データセットの ID は、アナリティクスのビュー ID と同じである必要があります。ビュー ID は、アナリティクスのユニバーサル ピッカーで確認できます。
- [Data location] で [EU] を選択します。
- 必要に応じて、データの有効期限を設定します。
今後履歴の分析を行う可能性がある場合は、[Never] を選択してください。有効期限の切れたデータは、永久に利用できなくなります。 - [OK] をクリックします。
ステップ 4: BigQuery を Google アナリティクス 360 に再リンクする
- Google アナリティクスにログインします。 BigQuery プロジェクトの所有者権限と、リンクするビューを含むアナリティクス プロパティの編集者ロールの両方を持つメールアドレスを使用します。
- [管理] をクリックし、リンクするビューを含むプロパティに移動します。
- [プロパティ] 列で [すべてのサービス]、[BigQuery をリンク] の順にクリックします。
- BigQuery プロジェクトの番号または ID を入力します(プロジェクト番号と ID の確認方法)。
- リンクするビュー(上記のステップ 3 で指定したビュー)を選択します。
- (省略可)毎日の完了通知やエラー通知を受け取るメールアドレスを選択します。
- (省略可)当日のエクスポート設定を選択します。継続的なエクスポート オプションではクラウド ストリーミング サービスが使用されるため、送信時に 1 GB あたり 0.05 ドルの追加費用がかかります。
- 支払いを有効にして、関連するクレジットやクーポンをプロジェクトに適用したことを確認します。
- [保存] をクリックします。
- エクスポートを中止する場合は、このページに戻り、[BigQuery] セクションの [リンク設定を変更] をクリックします。
レポートビューを初めて BigQuery にリンクしたときは自動的にデータの埋め戻しが行われますが、再リンクの際には行われません。埋め戻しについての詳細もご確認ください。
過去のデータを維持する必要がある場合は、この手順のステップ 2 で作成したバックアップを米国から EU に移動します。
関連資料
データセットの操作に関する Google Cloud のドキュメント