この記事では、まもなくサポート終了となるユニバーサル アナリティクスについて説明します。ユニバーサル アナリティクス プロパティの設定は Google アナリティクス 4 に必ず移行する必要があります。移行されなかったデータは、2023 年 7 月 1 日(アナリティクス 360 プロパティの場合は 2024 年 7 月 1 日)以降処理されなくなります。設定を移行する方法は、こちらでご確認いただけます。

データの更新頻度(エンハンスト)

この記事の内容:

データの更新頻度(エンハンスト)について

データの更新頻度とは、プロパティからのヒットの収集、処理に要する時間のことを指します。このプロセスに 20 分かかる場合は、データの更新頻度は 20 分となります。

データの更新頻度(エンハンスト)では、ユーザーのインタラクションからデータを分析できるようになるまでの時間が短くなるため、アナリティクスの設定変更やサイトの新規デザインなどの結果をすぐに把握できます。たとえば、以下の点を把握するのに効果的です。

  • アナリティクス データの新しいフィルタの効果
  • e コマースサイトへの変更が、商品販売に影響を与えているかどうか
  • 新しい見出しへのユーザーの反応

アナリティクスでは、さまざまな更新頻度をご利用いただけます。

 

頻度 プロセスタイム 360 プロパティ / 標準プロパティ プロパティあたりのデータの上限

保証

(データの上限が観測される場合)

クエリの適用範囲
データの更新頻度(エンハンスト) 10 分~1 時間 360 < 20 億ヒット(1 か月あたり) なし ほとんどのレポートと API クエリ(詳細
360(当日) < 4 時間 360 < 20 億ヒット(1 か月あたり) あり こちらを除くすべてのレポートと API クエリ
360(日単位) < 24 時間 360 なし あり すべてのレポートと API クエリ
標準(当日) < 24 時間 標準 < 20 万セッション(1 日あたり) なし こちらを除くすべてのレポートと API クエリ
標準(日単位) 24~48 時間 標準 < 1,000 万ヒット(1 か月あたり) なし すべてのレポートと API クエリ

データの更新頻度(エンハンスト)は、ベスト エフォート型で実施されます。最新のデータがなんらかの理由で利用できない場合、アナリティクスはその直前のデータを返します。データの更新頻度(エンハンスト)は通常 15~20 分ですが、プロパティのアクティビティの量やアナリティクス システムの負荷によって異なります。このプロセスタイムは、現在、アナリティクス トラッキング コードによって収集されたほとんどのデータに適用されますが、他のサービス(Google 広告、Google マーケティング プラットフォームの各サービスなど)との統合やデータ インポートから得られるデータには適用されません。

データを確認する

期間に現在の日付が含まれる場合、一部の例外を除いて、データの更新頻度(エンハンスト)はレポートの次のグループでご利用いただけます。

  • ユーザー
  • 行動
  • コンバージョン

データの更新頻度(エンハンスト)がレポートで利用できる場合、データの最終更新時を示す通知が表示されます。

レポートに表示されるデータの更新頻度の通知

最新のデータは、BigQuery Export を使用して入手することもできます。継続的なエクスポート モードを有効にすると、10〜15 分ごとにデータが Google Cloud にエクスポートされます。詳細

制限事項

データの更新頻度(エンハンスト)でサポートされていないビューやレポートは次のとおりです。

ビュー

  • データ制限を超えたため当日の処理が無効にされたプロパティからのデータを含むビュー
  • User ID を実装したビュー
  • インポートしたデータに基づくフィルタを含むビュー
  • 参照元、メディア、またはキャンペーンのディメンションに基づくフィルタを含むビュー
  • 広告主やサイト運営者のプラットフォーム(たとえば、Google 広告、AdSense、Google アド マネージャー、Google マーケティング プラットフォームの各広告サービス)との統合に基づくフィルタを含むビュー

レポート

  • 処理時間モードでインポートされたデータを含むレポート
  • キャンペーンのディメンションを含むレポート
  • 広告主やサイト運営者のプラットフォーム(たとえば、Google 広告、AdSense、Google アド マネージャー、Google マーケティング プラットフォームの各広告サービス)との統合に基づくディメンションを含むレポート

データの更新頻度(エンハンスト)は、チャネル グループに対応していません。

データの更新頻度(エンハンスト)は、ベスト エフォート型で実施されます。高速でデータを処理することが常に優先されるため、エラーが発生しても、待機したり再試行したりはしません。そのため、必要なときに最新のデータが利用できないといった事態も時折生じます。そのような事態は、たとえば 1 つのプロパティに多くのビューが設定されている、ビューに多くのフィルターが適用されているかフィルターが複雑である(正規表現の多用など)、単一のプロパティに対して多数のヒットがある、などの場合に発生することがあります。

プロパティが 28 日を超えてヒットを送信していない場合は、データの更新頻度(エンハンスト)は、そのプロパティで無効になります。そのプロパティがデータのリクエストを送信する(Google アナリティクス管理画面または API を使って)と、データの更新頻度(エンハンスト)は有効になり、次の日からデータが表示されるようになります。

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