目標と e コマースの設定

参考

要点

目標の設定は Google アナリティクスを運用していくうえでの最重要事項の 1 つです。目標を設定すると、コンバージョン数やコンバージョン率などの指標を確認できるようになります。Google アナリティクスのデータを、測定プランで定義した主要業績評価指標と関連付けるためのものと言えます。こうした指標は標準レポートの [コンバージョン] セクションでいつでも確認できますが、Google アナリティクスの他のほぼすべてのレポートでも参照できます。これらのレポートでコンバージョン関連のデータを分割できるため便利です。

コンバージョンを分析する際は、「マクロ コンバージョン」と「マイクロ コンバージョン」を考慮する必要があります。マクロ コンバージョンは主要なビジネス目標となります。マイクロ コンバージョンは、マクロ コンバージョンへとつながる関係性の構築のことを指します。

目標はビュー単位で設定するため、ビューごとに別々の目標を作成できます。目標には 4 つのタイプがあります。

  • URL へのアクセスを目標とするタイプでは、ユーザーがある操作を完了したときに表示されるウェブサイト上のページを指定します。アカウントの開設の場合は、「ご登録ありがとうございました」のページを指定します。商品の購入の場合は領収ページがこれに該当します。このタイプの目標では、指定したページをユーザーが閲覧したときにコンバージョンが記録されます。アプリに目標を設定する場合は、URL へのアクセスではなくスクリーン ビューを目標に設定します。
  • イベントを目標とするタイプでは、PDF のダウンロードや動画再生などの操作をユーザーが行った場合に目標達成となります。このタイプの目標を設定する場合は、イベント トラッキングをウェブサイトに設定する必要があります。
  • 訪問別ページビュー数を目標に設定するタイプでは、ユーザーが閲覧したページ数が指定した数よりも多いか少ないかが目標達成の基準となります。
  • 訪問時間を目標に設定するタイプでは、ユーザーの訪問時間が指定した時間よりも長いか短いかが目標達成の基準となります。

目標のコンバージョンと e コマースの取引成立の間には重要な違いがあります。1 回の訪問中に目標のコンバージョンは 1 回しか記録されませんが、e コマースの取引成立は複数回記録される場合があります。たとえば、PDF のダウンロードを目標に設定したとします。この場合は PDF のダウンロードが目標のコンバージョンとなりますが、この目標の価値が 500 円だとすると、仮にあるユーザーがサイトを訪問して 1 回のセッション中に PDF を 5 回ダウンロードしたとしても、記録されるコンバージョンは 1 回、価値は 500 円分となります。しかし、これらのダウンロードそれぞれを 500 円分の e コマースの取引成立としてトラッキングした場合は、取引成立が 5 回、計 2,500 円分の e コマース収益が記録されます。

基本的には、目標値は累計値になるため e コマース以外の目標にのみ追加することをおすすめします。目標値を追加し、e コマース トラッキング コードで取引成立をトラッキングする場合、Google アナリティクスでは取引の金額が目標値に追加されます。













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