アナリティクスでは、検索エンジンの結果ページからサイトへのトラフィックと、その他の参照チャネル(有料広告やお客様のサイトにリンクしている他のサイトなど)からのトラフィックを分離できます。レポートでは、このトラフィック セグメントは「オーガニック検索トラフィック」と呼ばれます。トラフィックの種類について詳しくは、トラフィックの参照元に関する記事をご覧ください。
アナリティクスでは、トラフィックの多い検索エンジンを自動的に識別し、トラフィックをこれらの参照元に割り当てます。デフォルトの検索エンジン経由でサイトに集まったトラフィックは、レポートでオーガニック検索トラフィックとして表示されます。上記のリストに掲載されていない検索エンジンからサイトに集まったトラフィックは、オーガニック検索トラフィックではなく、参照トラフィックとしてレポートに表示されます。
検出された検索エンジンのリストを追加、削除、順序変更してアカウントでオーガニック検索トラフィックを参照元に割り当てる方法と、レポートでのデータの表示方法を変更することができます。
この記事の内容:検索エンジンのリストがデータに与える影響
アナリティクスでは、発生したトラフィックを 1 つの参照元に結び付けます。オーガニック検索トラフィックは、発生したアクセスのドメイン名とクエリ パラメータ(省略可)のうちリストのなかで最初に一致した検索エンジンに割り当てられます。
たとえば、リストの 1 番目が google.com で、2 番目が images.google.com の場合(さらに、どちらのサイトでも、q など同じクエリ パラメータを使用している場合)、images.google.com で発生した検索の参照元はすべて google.com に割り当てられます。この割り当てを変更するには、リスト内のこれらの検索エンジンの順番を変更し、セッションの割り当て方法の優先順位を決定します。この例では、images.google.com の順位を google.com より上にすることで、発生した検索を参照元へ適切に割り当てられるようになります。
また、このリストから検索エンジンを削除することもできます。削除した検索エンジンから集まったトラフィックは、オーガニック検索トラフィックではなく、参照トラフィックとして表示されるようになります。
同じリスト内の別の検索エンジンと重複する検索エンジンを制御し、同じクエリ パラメータを使用している場合、独自の検索パラメータに変更して、この状況を回避することができます。
オーガニック検索トラフィックの設定を変更する
この設定は、アカウントで使用する各プロパティの [管理] 設定で管理します。検索エンジンを追加、編集、順序変更、削除する方法は次のとおりです。
- Google アナリティクスにログインします。
- [管理] をクリックして、編集するアカウントとプロパティを選択します。
- [プロパティ] 列で [トラッキング情報] > [オーガニック検索ソース] をクリックします。
- [+ 検索エンジンを追加] をクリックします。
- フォームの [ドメイン名に含まれる値] と [クエリ パラメータ] を指定します。必要に応じて、[クエリ パラメータ]、[検索エンジン名]、[パスに次を含む] を指定することもできます。Chrome(v85 以降)ではデフォルトで、外部参照元サイト(同じドメイン以外のサイト)のリファラーパスやクエリ文字列情報は提供されなくなりました。Chrome(v85 以降)を使用してオーガニック検索のカスタムソースを適切に分類するには、クエリ パラメータを空白にします。そうすると、それらのドメインからの参照サイトがすべて「オーガニック検索」ソースとして分類されます。
- [作成] をクリックします。
追加した検索エンジンを変更または削除するには、[編集] または [削除] をクリックします。リストの順序を並べ替えるには、検索エンジン名の左にあるドットにマウスを合わせてドラッグ&ドロップで各行の順序を変更します。
デフォルトの検索エンジンのリスト
デフォルトの検索エンジンのリストへの登録をリクエストする方法
検索エンジンをデフォルトの検索エンジンのリストに追加する場合、またはリストに変更を加える場合は、googleanalytics-channelgrouprequests@google.com までご連絡ください。Google アナリティクスでは、これらのリクエストを少なくとも年に 1 回、通常はもっと頻繁に確認しています。対象の検索エンジンから大量のトラフィックが発信されているかなど、さまざまな要素を評価し、それに基づいてリストへの追加を判断いたします。