ユーザー レポートには、お客様のアプリを使用しているユーザーについての情報が表示されます。たとえば、所在地、アプリの使用頻度と使用時間、最もよく使用されている端末などを確認できます。これらのレポートのデータは、新しい市場の発見につながるほか、アプリそのもののパフォーマンス改善にも役立ちます。
この記事の内容:サマリー
セッションとユーザーについて、全体的な概要を把握できます。表示される情報には、平均セッション時間、スクリーンビュー数の合計、セッション別スクリーン数(セッション別スクリーン数)、新規ユーザーとリピーターの割合、最もユーザーが多い言語と地域などがあります。OS のバージョンと上位のネットワーク オペレータの各レポートのセクションにカーソルを合わせると詳細が表示され、レポートのタイトルをクリックすると詳細レポートが表示されます。
アクティブ ユーザー
このレポートでは、ユーザーがアプリを利用する頻度を確認し、さまざまな期間の離脱率を比較できます。
特定の期間(1 日、7 日、14 日、30 日)の間にアプリを利用したユニーク ユーザーの数に基づいてグループ化されます。この場合、各期間グループの日付範囲の最終日もその期間に含まれます。
既定では、1 日のアクティブ ユーザーのみが折れ線グラフに表示されます。1 日、7 日間、14 日間、30 日間のアクティブ ユーザー数を同じ折れ線グラフで比較するには、グラフの上にある各指標のチェックボックスをオンにします。
ライフタイム バリュー
複数のセッションにまたがる全期間のパフォーマンスに基づき、各ユーザーがどの程度ビジネスに貢献しているかを確認できます。たとえば、メールや有料検索で獲得したユーザーのライフタイムバリューを確認できます。そのような情報があれば、収益性の高いユーザーの獲得にマーケティング リソースの割り当てを増やすという判断ができます。詳細
アプリのバージョン
アプリのバージョン間でパフォーマンスを比較することができます。リリース サイクルに応じて、大幅な変更または個別的な機能の調整による影響を調べることができます。
コホート分析
コホートは、Google アナリティクスのディメンションによってコホート分析レポートで識別された共通の特性を持つユーザーのグループです。たとえば、獲得日が同じすべてのユーザーは同じコホートに属します。コホート分析レポートでは、コホートの行動データを抽出して分析することができます。詳細
ユーザー エクスプローラ
集計されたユーザーの行動ではなく、個々のユーザーの行動を分析できます。個々のユーザーの行動はクライアント ID かユーザー ID と関連付けられています。詳細
ユーザー属性とインタレスト カテゴリ
ユーザー属性とインタレスト カテゴリのデータからは、ユーザーの年齢や性別に加え、オンラインでの活動や購買行動から判断されるユーザーの興味や関心についての情報も入手できます。この情報を使って、ユーザー属性に合わせてアプリのバージョンを最適化したり、アプリ内広告のターゲットを細かく設定したりできます。
ユーザー属性とインタレスト カテゴリについてをご覧ください。
地域
アプリが世界中でどのようなユーザーに使用されているかを把握できます。特定の地域や言語でのアプリの人気や、想定外の新たなユーザー層によるアプリの利用状況などを確認できます。これらのレポートに表示されるデータに応じて、ターゲットとするユーザーを広げたり、特定の地域にターゲットを絞り込んだりすることができます。
なお、地域データはモバイル端末によって割り出されているため、都市単位ではデータが安定しない可能性があります。地方、都道府県、国といった単位の地域データのほうが精度は高くなります。
行動
行動レポートには、「新規とリピーター」、「リピート回数」、「リピート間隔」、「セッション時間」の各レポートが含まれます。これらのレポートを確認すると、以下の点を把握できます。
- 新規ユーザーとリピーターの比率。新規ユーザーをどのくらい獲得できているか、既存のユーザーとの関係をどのくらい維持できているかを確認できます(新規とリピーター)。
- ユーザーがアプリをどの程度利用しているか。開始したセッション数、セッション継続時間、表示したスクリーン数、目標達成率の各データから確認できます(リピート回数)。
- セッションとセッションの間の日数(リピート間隔)。
- ユーザーがセッションを継続した時間(セッション時間)。
デバイスとネットワーク
これらのレポートでは、アプリにアクセスする際に使用された端末、ネットワーク、オペレーティング システムが表示されます。このデータを基に、よく使われているオペレーティング システム、画面の解像度、デバイスに合わせて、アプリを最適化することができます。