離脱率と直帰率の違い

概要

個々のページの離脱率と直帰率の違いを理解するには、次のポイントを押さえてください。

  1. 離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
  2. 直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。
  3. ページの直帰率は、そのページで始まったセッションだけが計算の対象になります。

詳細

上記の最後のポイントを簡単な例で説明しましょう。セッションが 1 日 1 回だけのサイトにページ A、B、C があり、次のようにページビューが発生するとします。

  • 月曜日: ページ A > ページ B > ページ C
  • 火曜日: ページ B > ページ A > ページ C
  • 水曜日: ページ A > 離脱

このとき、ページ A のコンテンツ レポートにはページビューが 3 回、直帰率が 50% と表示されます。直帰率は 33% と思われた方もいるかもしれませんが、ページ A の火曜日のページビューは直帰率の計算には含まれません。直帰とは、ユーザーが 1 ページしか閲覧しなかったセッションを表す概念です。そして、セッション ベースの分析では、「このセッションで複数のページビューが発生したか」というシンプルな質問に対する「はい」か「いいえ」の答えを導きます。答えが「いいえ」の場合は、その直帰がどのページで発生したかが重要になります。一方、答えが「はい」の場合は、そのセッションの最初のページが別のページビューにつながったという事実のみが重要になります。つまり、ページの直帰率は、そのページでセッションが始まった場合にのみ意味を持ちます。

それでは、この例をさらに広げて、サイトで 1 ページのみのセッションが毎日発生した場合の離脱率と直帰率を見てみましょう。

  • 月曜日: ページ B > ページ A > ページ C > 離脱
  • 火曜日: ページ B > 離脱
  • 水曜日: ページ A > ページ C > ページ B > 離脱
  • 木曜日: ページ C > 離脱
  • 金曜日: ページ B > ページ C > ページ A > 離脱

この場合、離脱率と直帰率は次のようになります。

離脱率:

  • ページ A: 33%(ページ A を含むセッションが 3 回、ページ A から離脱したセッションが 1 回)
  • ページ B: 50%(ページ B を含むセッションが 4 回、ページ B から離脱したセッションが 2 回)
  • ページ C: 50%(ページ C を含むセッションが 4 回、ページ C から離脱したセッションが 2 回)

直帰率:

  • ページ A: 0%(ページ A で始まったセッションが 1 回ありますが、それは 1 ページのみのセッションではないため、直帰率は算出されません
  • ページ B: 33%(直帰率は離脱率よりも低くなります。なぜなら、ページ B で始まった 3 回のセッションのうち、直帰となったのは 1 回だったためです)
  • ページ C: 100%(ページ C から始まる唯一のセッションで直帰が発生したためです)

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