Google 広告の自動タグ設定をなるべく使用すべき理由
Google 広告の自動タグ設定を使用すると、手動タグ設定を使用する場合よりもメリットがあります。
- 個々の最終ページ URL に手動でタグを設定する手間が省けます。
- 手動タグ設定で誘発されるエラーを排除できます(例:
utm_source=Google
のような入力ミス。正しくは、utm_source=google
)。 - アナリティクスの目標とトランザクションを Google 広告のコンバージョン トラッキングにインポートすることができます。
- アナリティクスのより詳細なレポートを利用できます(下記を参照)。
手動タグ設定を使う必要があるが、自動タグ設定のメリットも活用したい場合は、自動タグ設定のオーバーライド機能を選択できます。
この記事の内容:
自動タグ設定と手動タグ設定のレポートの違い
手動タグ設定の場合、キャンペーン、参照元、メディア、コンテンツ、キーワードの 5 つのディメンションについてのみデータを確認できます。一方、自動タグ設定を使用すると、この 5 つ以外に次のようなディメンションのデータを確認できます。
- クエリのマッチタイプ(キーワードと検索クエリのマッチ条件)
- 広告グループ(対象のキーワード、クリエイティブ、クリックに関連する広告グループ)
- 最終ページ URL(Google 広告の最終ページ URL)
- 広告フォーマット(テキスト、ディスプレイ、動画)
- 広告掲載ネットワーク(Google 検索ネットワーク)
- プレースメントのドメイン(広告が表示されたコンテンツ ネットワーク上のドメイン)
- Google 広告お客様 ID(Google 広告アカウントに設定されている固有の番号(3 部構成))
自動タグ設定を使用すると、以下のレポートで手動タグ設定の場合よりも詳しいデータを利用できます。
- 時間帯
- プレースメント(コンテンツ ネットワーク上で広告が表示された場所)
- キーワードの掲載順位(Google の検索結果ページで広告が掲載された順位)
- ディスプレイ ターゲット
- 動画キャンペーン
- ショッピング キャンペーン
また、今後リリースされるレポート機能や広告ユニットを利用できるのは、自動タグ設定を使用している場合のみです。
手動タグ設定の有無を確認する方法
- Google 広告にログインします。
- 左側のページメニューで、[広告と広告表示オプション] をクリックします。
- 表の一番上にある [列] アイコン、[表示項目の変更] の順にクリックします。
- [属性] をクリックし、[最終ページ URL] の横のチェックボックスをオンにします。
- [適用] をクリックします。
手動タグ設定を使用している場合は、[最終ページ URL] 列のいずれかの URL に次のクエリ パラメータが 1 つ以上含まれます。
- utm_source
- utm_medium
- utm_campaign
- utm_content
- utm_term
たとえば、最終ページ URL が www.example.com の場合、手動タグ設定は次のようになります。
http://www.example.com/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=camp1&utm_term=keyword&utm_content=creative