リアルタイム レポートでは、サイトやアプリで発生しているアクティビティをリアルタイムで確認できます。このレポートは継続的に更新され、ヒットが発生すると数秒後にレポートに反映されます。たとえば、現在サイトを利用しているユーザーは何人か、どのようなページが閲覧されており、どのようなイベントが発生しているか、これまでに発生した目標コンバージョンは何か、といった情報を確認できます。
リアルタイム データの確認
リアルタイム レポートは、すべてのアナリティクス アカウントでご利用いただけます。トラッキング コードを変更する必要はありません。
リアルタイム データを確認するには:
- Google アナリティクスにログインします。。
- 目的のビューに移動します。
- [レポート] を開きます。
- [リアルタイム] をクリックします。
リアルタイム レポートの用途
リアルタイム レポート データでは、新しいキャンペーンやサイトの変更がトラフィックにもたらした効果を迅速かつ継続的に確認できます。リアルタイム レポートには次のような用途があります。
- サイトの新しいコンテンツや変更したコンテンツが閲覧されているか監視する
- イベント トラッキングを通じてモバイルアプリの利用状況を把握する
- 1 日限りのプロモーションでサイトやアプリにトラフィックが誘導されているか、閲覧されているページはどこかを確認する
- ブログやソーシャル ネットワークでの投稿やツイートがトラフィックに瞬時に与える効果をモニタリングする
- サイトやアプリでトラッキング コードが適切に機能していることを確認する
- サイトの変更をテストする際に目標の完了数を監視する
制限事項と注意事項
User ID 有効のビュー
リアルタイム レポートは User ID 有効のビューと互換性がありません。
フィルタされたビュー
リアルタイム レポートのデータが正しくないと思われる場合は、そのビューに適用されているフィルタをチェックしてください。トラッキング コードの設定をデバッグする場合は、フィルタされていないビューを使うことをおすすめします。また、ビューに加えた変更は、リアルタイム レポートに反映されるまでに 2 時間ほどかかります。
モバイルアプリのトラッキング
バッテリー消費を抑制するため、モバイルで発生したヒットはまとめて一括送信されるので、データ表示が遅れる場合があります。一般的に一括送信は数分単位で行われます。
リアルタイム レポートにデータが表示されない
リアルタイム レポートにデータが何も表示されない場合は、アクティブ ユーザーがいない可能性があります。
また、リアルタイム レポートでは、表示されない期間が続くとビューへのデータ送信が一時的に停止されます。ただし、そのビューでリアルタイム レポートを表示すれば、データ送信は再開されます。リアルタイム レポートが一時停止されていても、データ収集やその他のレポート サービスには何の影響もありません。
システムの安定性とリソースの効率的な使用を維持するために、30 分間でヒット数が異常に大きくなった場合、リアルタイムは一時的にヒットの処理を停止します。ヒット数は 10 分間の平均に基づいて 10 分ごとに再評価され、ヒット数が通常の水準に戻ると処理が再開されます。
参照元キャンペーンの情報
ユニバーサル アナリティクスではリアルタイム レポートにキャンペーン情報を送信、保存する方法が変わったため、1 回のセッション中にユーザーの参照元が特定のキャンペーンであると認識されなくなり、ノーリファラーとしてカウントされる可能性があります。その結果、トラフィックとコンバージョンの参照元は誤って「(direct)」と表示されます。ただし、この現象はリアルタイム レポートのみに発生するもので、標準のレポートではトラフィックとコンバージョンが正確に表示されます。
リアルタイム レポートの次のバージョンではこの問題が解消されますが、当面の間、リアルタイム レポートで参照元を分析する際には上記の点に気を付けていただくようお願いいたします。現時点でこの問題に対処するには、各セッションで発生するヒットごとにキャンペーン情報を強制的に送信してください。また、参照元に関する分析やレポート作成を行う際には、リアルタイム レポートではなく標準のレポートをご利用ください。
次のステップ
リアルタイム レポートの詳細や分析方法を確認するには、リアルタイム レポートの使用をご覧ください。