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[GA4] エンゲージメント概要レポート

エンゲージメント概要レポートは、エンゲージメントに関するデータをまとめた、デフォルトの概要レポートです。このレポートでは、主要なエンゲージメント指標の推移の比較、ユーザーがアクセスしているページおよび画面の把握、ユーザーが操作している機能の特定が可能です。

エンゲージメント概要レポートには、画面左側のライフサイクル コレクションからアクセスできます。このレポートは、デフォルトではビジネス目標別コレクションに表示されませんが、編集者または管理者であれば左側のナビゲーションに追加できます。

How do users interact with your website or app? Use Engagement reports in Google Analytics

レポートを表示する

  1. 左側のメニューから [レポート] レポート を選択します。
  2. 左側のライフサイクル コレクションで、[エンゲージメント] を開きます。
  3. [エンゲージメントの概要] をクリックします。

既成の概要カード

エンゲージメント概要レポートには、デフォルトで以下の概要カードが含まれます。管理者と編集者の場合はカードを変更できるため、別のカードが表示される可能性があります。

平均エンゲージメント時間

[平均エンゲージメント時間] には、ウェブサイトがユーザーのブラウザでフォーカス状態にあった平均時間、またはモバイルアプリがユーザーのデバイスでフォアグラウンド表示されていた平均時間が表示されます。Google アナリティクスでは、次の数式を使って平均エンゲージメント時間を算出します。
平均エンゲージメント時間 =(すべてのセッションでウェブサイトがフォーカス状態にあったか、アプリがフォアグラウンド表示されていた合計時間)÷(アクティブ ユーザーの合計数)
平均エンゲージメント時間は、Google アナリティクスで設定されているウェブページとアプリ画面からのデータを使って自動的に算出されます。
グラフの見方
タブの [平均エンゲージメント時間] は、グラフに表示される個別のそれより長くなる場合があります。
これは、タブの [平均エンゲージメント時間] が、1 ユーザーあたりのエンゲージメント時間の合計を期間全体のユーザー数で割った値を示しているからです。グラフの個々の点は、1 ユーザーあたりのエンゲージメント時間をその日のユーザー数で割った値を示しています。
7 月に 2 人のユーザーがお客様のウェブサイトにアクセスしました。
  • 7 月 2 日: ユーザー #1 が 3 分間アクセス
  • 7 月 3 日: ユーザー #2 が 4 分間アクセス
  • 7 月 4 日: ユーザー #1 が 5 分間、ユーザー #2 が 6 分間アクセス

この例では、7 月にユーザー #1 が合計 8 分間、ユーザー #2 が合計 10 分間アクセスしているため、タブの [平均エンゲージメント時間] は 9 分 00 秒になります。つまり、2 人のエンゲージメント時間の平均は 9 分ということになります。

グラフに表示される平均エンゲージメント時間は次のようになります。

  • 7 月 2 日: 3 分 00 秒
  • 7 月 3 日: 4 分 00 秒
  • 7 月 4 日: 5 分 30 秒
この例では、タブの [平均エンゲージメント時間] は、個々の日付のそれより長くなります。

エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)

「エンゲージメント セッション数(1 ユーザーあたり)」には、1 ユーザーあたりの、エンゲージメントのあったセッションの数が表示されます。エンゲージのあったセッションとは、10 秒以上続いたセッション、コンバージョン イベントが 1 回以上発生したセッション、ページビューまたはスクリーン ビューが 2 回以上発生したセッションです。Google アナリティクスでは、次の数式を使ってエンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)を算出します。
エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)=(10 秒以上続いたセッション、コンバージョン イベントが 1 回以上発生したセッション、ページビューまたはスクリーン ビューが 2 回以上発生したセッションの数)÷(ユーザーの合計数)
エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)は、Google アナリティクスで設定されているウェブページとアプリ画面からのデータを使って自動的に算出されます。
グラフの見方
タブの [エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)] は、グラフに表示される個別のそれより多くなる場合があります。
これは、タブに表示されるエンゲージメント セッション数(1 ユーザーあたり)が、1 ユーザーあたりのエンゲージメント セッション数の合計を期間全体のユーザー数で割った値を示しているからです。グラフの個々の点は、1 ユーザーあたりのエンゲージメント セッション数をその日のユーザー数で割った値を示しています。
7 月に 2 人のユーザーがお客様のウェブサイトにアクセスしました。
  • 7 月 2 日: ユーザー #1 の 1 回のセッションでエンゲージメントが発生
  • 7 月 3 日: ユーザー #2 の 2 回のセッションでエンゲージメントが発生
  • 7 月 4 日: ユーザー #1 の 3 回のセッション、ユーザー #2 の 2 回のセッションでエンゲージメントが発生

この例では、7 月にユーザー #1 の合計 4 回のセッション、ユーザー #2 の合計 4 回のセッションでエンゲージがあったため、タブの [エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)] は 4 になります。つまり、2 人のエンゲージメント セッション数の平均は 4 回ということになります。

グラフ上の「エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)」は次のようになります。

  • 7 月 2 日: 1
  • 7 月 3 日: 2
  • 7 月 4 日: 2.5
この例では、タブの [エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)] は、個々の日付のそれより多くなります。

セッションあたりの平均エンゲージメント時間

[セッションあたりの平均エンゲージメント時間] には、1 回のセッションでお客様のウェブサイトまたはアプリでエンゲージメントが行われた時間が表示されます。Google アナリティクスでは、次の数式を使ってセッションあたりの平均エンゲージメント時間を算出します。
セッションあたりの平均エンゲージメント時間 =(ウェブサイトがユーザーのブラウザでフォーカス状態にあった平均時間、またはアプリがユーザーのデバイスでフォアグラウンド表示されていた平均時間)÷(セッションの合計数)
セッションあたりの平均エンゲージメント時間は、Google アナリティクスで設定されているウェブページとアプリ画面からのデータを使って自動的に算出されます。
グラフの見方
タブの [セッションあたりの平均エンゲージメント時間] は、グラフに表示される個別のそれより長くなる場合があります。
これは、タブに表示されるセッションあたりの平均エンゲージメント時間が、1 セッションあたりのエンゲージメント セッション数の合計を期間全体のセッション数で割った値を示しているからです。グラフの個々の点は、セッションあたりの平均エンゲージメント時間をその日のセッション数で割った値を示しています。
7 月に 2 人のユーザーがウェブサイトにアクセスしました。
  • 7 月 2 日: ユーザー #1 の 1 回のセッションで 3 分間エンゲージメントが発生
  • 7 月 3 日: ユーザー #2 の 2 回のセッションで 3.5 分間と 4.5 分間ずつエンゲージメントが発生
  • 7 月 4 日: ユーザー #1 の 1 回のセッションで 4 分間、ユーザー #2 の 1 回のセッションで 6 分間エンゲージメントが発生

この例では、7 月のユーザー #1 の合計エンゲージメント時間は 7 分、ユーザー #2 の合計エンゲージメント時間は 14 分であるため、タブの [セッションあたりの平均エンゲージメント時間] は 10 分 30 秒になります。つまり、2 人のエンゲージメント時間の平均は 10.5 分ということになります。

グラフに表示されるセッションあたりの平均エンゲージメント時間は次のようになります。

  • 7 月 2 日: 3 分
  • 7 月 3 日: 4 分
  • 7 月 4 日: 5 分
この例では、タブの [エンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)] は、個々の日付のそれより多くなります。

過去 30 分間のユーザー

[過去 30 分間のユーザー] には、リアルタイム レポートのデータに基づいて、発生中のアクティビティが表示されます。カードの前半には、過去 30 分間の合計ユーザー数と過去 30 分間の 1 分ごとのユーザー数が表示されます。

カードの後半には、関係するディメンションのリアルタイム アクティビティが含まれます。たとえばエンゲージメントの概要レポートには現在最も多くのユーザーがアクセスしているページとデバイスが、ユーザー属性の概要レポートには現在最も多くのユーザーのアクセス元である国が、それぞれ複数表示されます。

表示回数とイベント数

[表示回数] には、ユーザーが表示したモバイルアプリ画面またはウェブページの数が表示されます。1 つの画面またはページが繰り返し表示された場合は、別々の表示としてカウントされます。[イベント数] には、お客様のウェブサイトまたはアプリからイベントが収集された回数が表示されます。
どちらの指標も、Google アナリティクスで設定されているウェブページとアプリ画面からのデータを使って自動的に算出されます。
グラフは 1 日あたりの表示回数とイベント数を示しますが、タブの値は期間全体の表示回数とイベント数の合計を示します。

イベント名別のイベント数

[イベント名別のイベント数] には、ユーザーがトリガーした件数が上位のイベントと、各イベントがトリガーされた頻度が表示されます。たとえば、次の表では、screen_view イベントと user_engagement イベントが最も頻繁にトリガーされたことがわかります。

表内のイベント(「screen_view」など)をクリックすると、そのイベントに関するレポートが開きます。また、[イベントを表示] をクリックすると、[イベント] レポートが開きます。

ページタイトルとスクリーン クラス別の表示回数

「ページタイトルとスクリーン クラス別の表示回数」には、指定した期間内にユーザーが閲覧したページまたはスクリーンが、表示回数の多い順に表示されます。

たとえば、次の表では、「Home」ページと「Shopping Cart」ページが最も頻繁に表示されたことがわかります。[ページとスクリーンを表示] をクリックすると、[ページとスクリーン] レポートが開きます。

ユーザーのアクティビティの推移

[ユーザーのアクティビティの推移] には、過去 30 日間、7 日間、1 日間にお客様のウェブサイトやアプリを使用したユーザーの数が表示されます。このカードを使用すると、長期的なアクティビティの変化と短期的なアクティビティの変化を比較して確認できます。このカードには、デバイスのフォアグラウンドでアプリを操作したユーザーのみが含まれます。

たとえば次のグラフは、過去 30 日間のユーザー数が 72,000 人で、過去 1 日間のユーザー数が 3,500 人であることを示しています。過去 1 日間のユーザー数が減少傾向にある場合は、過去 7 日間と 30 日間のユーザー数も近い将来減少することが予測されます。

ユーザーのロイヤリティ

ユーザーのロイヤリティは、アクティブ ユーザーによる短い時間枠でのエンゲージメントと長い時間枠でのエンゲージメントを比較したもので、ユーザー維持率の推移を把握するのに役立ちます。比率が高いほど、エンゲージメント率とユーザー維持率が高いことを意味します。

Google アナリティクスでは、以下の比率が自動的に計算されます。

  • 1 日のアクティブ ユーザー(DAU)÷ 1 か月のアクティブ ユーザー(MAU)
  • 1 日のアクティブ ユーザー(DAU)÷ 1 週間のアクティブ ユーザー(WAU)
  • 1 週間のアクティブ ユーザー(WAU)÷ 1 か月のアクティブ ユーザー(MAU)

比率を構成する要素は以下のとおりです。

  • 1 日のアクティブ ユーザー(DAU): 過去 24 時間のアクティブ ユーザー数
  • 1 週間のアクティブ ユーザー(WAU): 過去 7 日間のアクティブ ユーザー数
  • 1 か月のアクティブ ユーザー(MAU): 過去 30 日間のアクティブ ユーザー数

たとえば、「DAU ÷ MAU」の比率は、過去 30 日間にウェブサイトまたはアプリを利用したユーザーのうち、過去 24 時間に利用したユーザーの割合を示します。ユーザーがウェブサイトまたはアプリを毎日利用した場合、この割合は 100% になります。過去 1 か月間にサイトまたはアプリを利用したものの、過去 1 日にアクセスしなかった場合、この割合は 100% 未満になります。

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