Google アナリティクスにおける国際的なデータ移転について

今年 1 月にオーストリアのデータ保護機関が、米国の安全保障機関がユーザーの個人データに理論上アクセス可能であることを理由に、現地のあるウェブ パブリッシャーによる Google アナリティクスの実装が十分なレベルの保護を提供していないとする判断を下しました。この判断はあくまで特定のパブリッシャーとその固有の状況に対するものですが、データ保護機関が今回示した論理が米国に拠点を置く任意の分析サービス プロバイダ、ひいては EU・米国間のデータ転送全般に適用される可能性という点で、Google アナリティクスの他のお客様にとっても懸念材料となっていることを Google は認識しております。  

People increasingly rely on データフロー の重要性は、オンライン ショッピング、旅行、配送、オフィスでの共同作業、顧客管理、セキュリティ業務などあらゆる場面で増す一方です。こうした活動を続行できるよう、欧州連合と米国政府が速やかに新しいデータ フレームワークについて合意することが望まれます。

Google はこちらの記事 のとおり、広範な補助的対策 によって、あらゆる合理的な基準を満たす実用的かつ効果的なデータ保護をお客様にご提供できているという認識ですが、 同時に、さまざまなビジネスニーズやコンプライアンス ニーズに対応できるよう、収集するデータの種類と使用方法をお客様ご自身でコントロールできる管理機能 のご提供にも力を入れております。現在、お客様のコンプライアンス方針に沿った形で Google アナリティクスを引き続きご利用いただけるよう、収集する分析データをさらにカスタマイズできる管理機能の追加を準備中です。詳細については、今後数週間内にお知らせします。

更新日: 2022 年 5 月 19 日

アナリティクスに、地域とデバイスに関する詳細なデータおよび Google シグナルのデータの収集を地域単位で管理する機能が追加されました。