世界中の広告主様が、マーケティング チャネル全体でメディア費用を測定し、最適化する方法を理解したいと考えています。こうしたことは困難な課題となり得ます。ユーザーは、広告主様のウェブサイトやアプリで商品購入などの価値の高い行動に至る前に、複数のタッチポイントを行き来する場合があるためです。そのようなときに効果を発揮するのが、アトリビューションです。
アトリビューションとは、ユーザーがコンバージョンを達成するまでにたどった経路を確認し、コンバージョンまでに経由した広告やクリックなどのさまざまな要素に貢献度を割り当てることです。アトリビューション モデルとは、コンバージョンへの貢献度をコンバージョン経路のタッチポイントにどのように割り振るかを決めるルールまたはデータドリブン アルゴリズムのことです。
Google アナリティクス 4 ではこれまで、固定ルールを使用して、指定したコンバージョンへの貢献度を複数の広告タッチポイントに再配分する一連のモデルを提供してきました。本日より、クロスチャネル データドリブン アトリビューションを導入いたします。このアトリビューション モデルでは、機械学習をエンドツーエンドで使用して、各コンバージョンに合わせて(アカウントの過去のデータに基づき)カスタマイズされた貢献度の割り当てを行うことができます。モデルは継続的に改善されているため、このソリューションは、さまざまなタッチポイント カテゴリにおけるパフォーマンスの変化にも自動的に適応します。
クロスチャネル データドリブン アトリビューションは、広告ワークスペースのすべての Google アナリティクス 4 プロパティのほか、アトリビューション設定のプロパティ レベルでもご利用いただけます。「コンバージョン経路」レポートと「モデル比較」レポートを使用すると、データドリブン モデルによって、各チャネルまたはキャンペーンにどのように貢献度が割り当てられたかを確認できます。プロパティ レベルでデータドリブン アトリビューションを選択すると、そのデータは「コンバージョン詳細」レポートおよびカスタムの「データ探索ツール」で有効になります。
データドリブン アトリビューションについて詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
Posted by Chris Gorgolewski - アトリビューション担当プロダクト マネージャー、Anjali Raghavan - Google アナリティクス担当プロダクト マネージャー