高基数ディメンションでは、データが「(other)」行に集約される場合があります。Google アナリティクス 360 のプロパティのビューでよく表示されるレポートの「(other)」行にデータが集約されている場合、Google アナリティクスでは自動拡張データセットが有効になります。自動拡張データセットでは、「(other)」行にデータが展開され、データの全体像を総合的に把握できるようになります。
自動拡張データセットを使用するための特別な操作は不要です。自動拡張データセットは、Google アナリティクス 360 プロパティで頻繁に表示されるレポートで自動的に使用されます。これにより、高基数ディメンションが含まれるプロパティのデータの全体像を把握できます。
アナリティクス 360 では、過去 60 日間にプロパティ内でレポートが表示されていない場合、自動拡張データセットが無効になり、この時点で「(other)」行でのデータの集約が再開されます。レポートが再び定常的に表示されるようになると、アナリティクス 360 で別の自動拡張データセットがトリガーされます。レポートを確認する際は、「(other)」行でのデータ集約の有無に注意してください。
サポートされていないディメンション
一部のディメンションは、自動カスタム表でサポートされていません。レポートに次のいずれかのディメンションが含まれている場合、アナリティクス 360 では自動カスタム表は使用されず、「(other)」行が引き続き表示されます。
- アトリビューションのディメンション(トラフィック獲得レポート内のデフォルト チャネル グループを含む)
- 1 回のコンバージョンに対するセッションのコンバージョン率
- 1 回のコンバージョンに対するユーザー コンバージョン率