- Google アナリティクス 4 のデータのしきい値について詳しくは、[GA4] データのしきい値をご覧ください。
- Google アナリティクス 4 のイベントの上限について詳しくは、[GA4] イベントの収集に適用される上限をご覧ください。
データ収集の上限
ユーザー操作はすべて個別のヒットとして Google アナリティクスに送信されます。こうしたヒットには、ページビュー、スクリーンビュー、イベント、e コマース トランザクションなどが含まれます(これらに限定されません)。このため、1 回のセッションで多数のヒットが発生する場合もあります。ウェブサイトのトラッキング コードからヒットを送るメソッドの詳細については、デベロッパー向けドキュメントの analytics.js メソッド リファレンスをご覧ください。モバイルアプリをトラッキングする場合は、無料で無制限の分析が可能な Firebase 向け Google アナリティクスの使用をおすすめします。このソリューションでは、レポートも無制限に生成できます。
プロパティから Google アナリティクスに 1 か月に送信されるヒット数がアナリティクスの利用規約で定められている上限を超えた場合、その超過分のヒット数が処理される保証はありません。ヒット数が上限を超えると、警告メッセージが管理画面に表示され、レポートにアクセスできなくなる場合があります。
データ収集の上限を超える場合は、次の対応策をご検討ください。
- Google アナリティクス 360 にアップグレードする。Google アナリティクス 360 は有料サービスで、サービスレベル契約、テクニカル サポート、設定サポート、大量ヒットのサポートが含まれます。詳しくは、Google アナリティクス 360 についての記事をご覧ください。
- 送信するヒット数を減らす。送信するヒット数を減らすには、いくつかの方法があります。たとえば、データ収集のサンプリング レートを設定したり、基本的な実装で設定した過剰なトラッキング呼び出し(イベント トラッキングなど)を削除したりする方法です。こうした手法の具体的な方法については、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
- Google アナリティクス 4 プロパティにアップグレードして、ウェブとアプリのデータを測定する。Google アナリティクス 4 プロパティは、無料で使用できる分析ソリューションです。gtag.js または Firebase SDK を使用して定義できる、最大 500 種類のイベントに関するレポートを無制限に生成できます。アナリティクス モバイル SDK を Firebase SDK に変更する方法については、デベロッパー向けドキュメント(Android または iOS)をご覧ください。
また、個々のクライアント ライブラリには、これ以外にもデータ制限があります。詳しくは、デベロッパー向けドキュメントのデータ収集の上限をご確認ください。
データ処理の待ち時間
データ処理の待ち時間は 24~48 時間です。標準アカウントで Google アナリティクスに送信するセッション数が 1 日 20 万回を超える場合は、レポートが 1 日に 1 回しか更新されず、最新のデータがレポートと指標に反映されるまでに最大 2 日かかります。データ処理を 1 日で終わらせるには、1 日に送信されるセッション数を 20 万回未満にしてください。
なお、アナリティクス 360 アカウントの場合は、月に 20 億ヒットまで上限が引き上げられます。詳しくは、Google アナリティクス 360 のデータ処理のサービスレベル契約をご覧ください。
当日データが利用可能な場合は、実装やネットワーク関連の制約が原因でヒットの処理に遅れが生じ、一部のイベントのデータが除外されることがあります。