アドバンス フィルタ

アドバンス フィルタでは、1 つまたは 2 つの既存のフィールドから、レポートに取り込むフィールドを作成することができます。POSIX 正規表現と対応する変数を使用して、フィールドをすべてまたは一部分だけ抽出して任意の順序で組み合わせることができます。フィルタの機能についてはこちらをご覧ください。

アドバンス フィルタでは最大 2 つのフィールド([フィールド A] および [フィールド B])を使用し、[出力先] を作成します。[引用 A] の正規表現が [フィールド A] に適用され、[引用 B] の正規表現が [フィールド B] に適用されます。正規表現には、完全一致や部分一致のテキスト検索を使用でき、ワイルドカードを含めることもできます。よく使用されるワイルドカードとその意味の一覧を下記に示します。これらの表現は、POSIX 正規表現の基準に従うものです。

ワイルドカード 意味
. 任意の 1 文字を表します
* 直前のアイテムの 0 回以上の繰り返しを表します
+ 直前のアイテムの 1 回以上の繰り返しを表します
? 直前のアイテムの 0 回または 1 回の繰り返しを表します
() かっこの内容を 1 つのアイテムとして扱います
[] かっこ内のアイテムの任意の 1 つを表します
- 範囲を指定します
| 複数のアイテムのいずれかを表します
^ フィールドの先頭のみを対象とします
$ フィールドの最後のみを対象とします
\ ワイルドカード文字をエスケープ処理します

フィールドの一部を取得するには、かっこ () を使用します。これらのフィールドは、[コンストラクタ] で $A1、$A2、$B1、$B2 の表記を使用して参照することができます。$A$B は参照するフィールドを表し、数字は取得するアイテムを表します。上の例では、フィールド A および フィールド B 全体を取得して、新しいフィールドを作成します。[出力先] フィールドには、[フィールド A] または [フィールド B] と別のフィールドまたは同じフィールドを指定できます。

処理

[出力フィールドを上書き] オプションで、[出力先] フィールドが既に存在する場合の処理を指定できます。[フィールド x は必須] オプションでは、いずれかの表現に一致するフィールドがない場合の処理を指定します。[大文字と小文字の区別] では、検索する文字列の大文字と小文字を区別するかを指定します。

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