データ共有設定

アナリティクス アカウントには、数種類のデータ共有設定があります。データ共有設定では、アナリティクスのデータ収集方法(JavaScript トラッキング コード、モバイル SDK、Measurement Protocol など)で収集したデータを Google と共有する方法をカスタマイズできるため、独自の設定に基づいてデータの共有範囲を広げたり制限したりできるようになります。データ共有設定でカスタマイズできるのは、ウェブサイトやモバイルアプリ、その他のデジタル デバイスから収集したデータをアナリティクスで共有する方法に限られます。アナリティクス アカウントに関するデータやアカウントの使用方法(プロパティの数や設定している追加機能など)に、これらの設定が適用されることはありません。また、データ共有の設定に関係なく、アナリティクス サービスを維持および保護する目的に限り、必要な範囲でアナリティクス データが使用される場合もあります。

アカウント データにアクセス可能な Google 担当者(ベンダーを含む)は、Google 内部のアクセス ポリシー規約に同意する必要があります。また、データアクセスには適切な認証が必要です。つまり、すべてのアクセスが SSL で行われ、セキュリティ チェックのために記録され、Google 担当者が顧客のデータにアクセスする際には、事前に Google が認めたパソコンしか使用できません。

この記事の内容:

データ共有設定を変更する

データ共有設定は、アナリティクス アカウントの開設時に個別に指定する必要がありますが、いつでもアカウントの [管理] で変更できます。

データ共有設定を変更する方法は次のとおりです。

  1. [管理] の [アカウント] で、[アカウントの詳細] をクリックします。
    前のリンクをクリックすると、最後にアクセスしたアナリティクス プロパティが開きます。プロパティ セレクタでプロパティを変更できます。データ共有設定を変更するには、(アカウント単位): 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です。
  2. 設定を編集したら、[保存] を選択します。

各データ共有設定の詳細とメリット

データ共有設定をオンまたはオフのどちらにするかを決定する際は、アカウントの設定をご確認のうえ、この記事の追加情報をご参照ください。すべての設定をオフにした場合、アナリティクスのデータはアナリティクス サービスの運用と管理にのみ使用されます。

Google のプロダクトとサービス

この設定をオンにすると、Google がデータにアクセスし、そのデータを分析することで、オンラインでの行動や傾向を把握することができるようになります。このデータは、広告キャンペーンの作成、管理、分析に使用される Google 広告システムツールなどの Google サービスの向上に使用されます。

「Google のプロダクトとサービス」設定により Google が収集して使用するデータには、測定データ管理者間のデータ保護に関する条項が適用され、Google は GDPR に則り、対象データの独立した管理者となります。

: このデータ共有オプションは、プロパティの業種カテゴリが「健康」または「金融」であるアナリティクス アカウントではご利用いただけません。プロパティの業種カテゴリは、[管理] > [プロパティ] > [プロパティの詳細] で確認できます。

モデリングのためのデータ提供とビジネス分析情報

集計データは、機能の開発や資料の制作に使用され、業界全体の動向について理解を深めていただけるように役立てられます。モデリングのためのデータ提供とビジネス分析情報を共有すると、そのデータは他のウェブサイトとアプリからのデータとともに集計されるため、組織、アカウント、ユーザーの識別に利用されることはありません。

この設定をオフにしても、アカウントのプロパティと明示的にリンクされている他の Google サービスがある場合は、アナリティクスとの間でデータのやり取りが継続されます。

この設定をオンにすると、アナリティクス データに基づいてツールの改善やサポートの提供が行われ、お客様のマーケティング活動やデータ分析に役立つというメリットがあります。ベンチマーク データを使用すると、業界におけるご自身の位置付けを把握したり、重要なマーケット トレンド(モバイル トラフィックが前年より増加しているなど)を見きわめる調査分析を行ったりできます。

テクニカル サポート

サービスの提供や技術的な問題の解決のため、アナリティクスのサポート担当者がアカウントにアクセスすることが必要になる場合があります。この設定をオンにすると、サポート担当者がお客様のデータにアクセスして、技術的な問題の解決をサポートできるようになります。この設定をオフにした場合、Google 担当者が問題の解決をサポートできない可能性があります。

この設定をオンにすると、お客様のアカウントに問題が発生した場合に、Google のサポート担当者がアカウントにアクセスして、問題の解決とサポートにあたることができます。

ビジネスの最適化案

この設定をオンにすると、Google はお客様の Google アナリティクス アカウントのデータにアクセスできるようになります。このデータには、アカウントの使用状況や設定に関するデータ、Google サービスの費用、Google アナリティクス アカウントに関連付けられているユーザーが含まれます。

また、Google はお客様のアカウント データを使用して、Google アナリティクスやその他のビジネス向け Google サービス全体で分析情報、提案、最適化案、最適化のヒントなどを提供し、Google のサービスを最大限に活用できるようにサポートすることもできます。

管理者間のデータ保護に関する条項

Google アナリティクスをご利用のお客様が「Google のプロダクトとサービス」のデータ共有設定を有効にすると、Google は GDPR に則り、この設定によって共有および使用されるデータの管理者となります。

詳しくは、管理者間のデータ保護に関する条項についてをご覧ください

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