構造化スニペットは、広告内で商品やサービスの特定の側面を強調できるアセットです。構造化スニペットは、広告テキストの下にヘッダー(例: 到着地)と値のリスト(例: ハワイ、コスタリカ、南アフリカ)の形式で表示されます。この記事では、構造化スニペットの概要をご紹介します。
はじめに
構造化スニペットに関するポリシーをご確認ください。
注意事項:
- 構造化スニペットは、検索ネットワークに掲載される広告に表示されます。
- アカウント > キャンペーン > 広告グループ階層の中で枝分かれした特定の「枝」で定義された構造化スニペットは、その「枝」に属するすべてのレベルに適用されます。たとえば、あるキャンペーンの構造化スニペットが別のキャンペーンに表示されることはありません。
- 構造化スニペット アセットは、アカウント階層の下位のすべての部分に適用されることを考慮に入れて作成する必要があります。
- たとえば、アカウントのすべての広告グループに構造化スニペットを適用する場合は、アカウント単位で追加する必要があります。
- 一部のキャンペーンにのみ構造化スニペットを適用する場合は、該当するキャンペーンにのみ追加します。
- 有効な構造化スニペットの中から、広告のパフォーマンスを最大化できるよう最適な構造化スニペットが自動的に選択されます。
表示の仕組み
構造化スニペット アセットが広告とともにパソコンに表示される場合、一度に最大 2 つのヘッダーを表示できますが、モバイル デバイスとタブレットでは 1 つのヘッダーのみ表示されます。Google 広告では、アルゴリズムによって最適なヘッダーまたは組み合わせが決まるため、広告主様のビジネスとの関連性が高いヘッダーをできるだけ多く設定することをおすすめします。
以下は、パソコンでの構造化スニペットが広告とともに表示される例です。
メリット
- 提供する商品やサービスの詳細を伝えることができる: 広告をクリックしなくても、商品やサービスの特性や種類がわかります。
- 費用対効果の向上が見込める: 広告に追加情報が表示されることにより、広告の関連性とクリック率が向上します。商品やサービスに高い関心を持つユーザーからクリックを獲得できるため、費用対効果の向上につながります。
- カスタマイズできる: アカウント、キャンペーン、広告グループ単位で構造化スニペットを追加できます。構造化スニペットを表示する期間、曜日、時間帯も指定可能です。
構造化スニペットの仕組み
構造化スニペットはアカウント、キャンペーン、広告グループの各単位で追加できます。追加先を選択し、見込み客が商品やサービスを検討するときにどのような項目を重視するかを考えて、表示のスケジュールを設定します。また、商品やサービスを検討し、デフォルトのヘッダーリスト(「商品」や「サービス カテゴリ」など)から選択してから、特定の補足情報を値として追加します。
ヘッダーの一覧:
- おすすめのホテル
- コース
- サービス
- スタイル
- タイプ
- ブランド
- モデル
- 学位プログラム
- 周辺地域
- 設備
- 到着地
- 番組
- 保険の保障
ヘッダーと値が一致していることを、必ず確認してください。一致していないとスニペットの不承認につながる可能性があります。値は、対応するヘッダーの例として考えることもできます。たとえば、「コスタリカ」は到着地、「WiFi」は設備、「ダウンタウン」は周辺地域に当たります。スタイル ヘッダーの値は、サンダルやハイヒールのように具体的なカテゴリのバリエーションにする必要がありますが、タイプヘッダーの値は、照明器具や靴のようにより広いカテゴリーのバリエーションで問題ありません。
構造化スニペット アセットを追加しても費用はかかりませんが、広告がクリックされた場合には通常の費用が発生します。
ベスト プラクティス
構造化スニペットを作成または最適化する際は、以下の点にご注意ください。
- 構造化スニペット表示オプションをまずアカウント単位で作成する: 構造化スニペットをまずアカウント単位で割り当てると、構造化スニペットがすぐに最も広範に表示されるようになりますが、すべてのキャンペーンと広告グループにコールアウトが関連するようになる点にもご留意ください。
- 必要な情報を提供する: ヘッダーごとに少なくとも 4 つの値を含めるようにします。
- オプションを増やす: ヘッダー値は少なくとも 1 つ以上指定します。構造化スニペットを複数設定すると、より多くのオプションが提供され、関連するアセットが広告に表示される可能性が高くなります。
- 適切な形式を選択する: ビジネスに固有の特徴をいくつかの単語でアピールするコールアウト アセットとは異なり、構造化スニペットでは、ビジネスで提供している一連の商品やサービスを余すことなく伝える必要があります。
- 動的構造化スニペットを有効にする: 動的構造化スニペットを有効にしておくことで、広告にアセットが表示される機会が自動的に増えます。動的構造化スニペットにより、広告のパフォーマンスの向上が期待できます。なお、動的構造化スニペットは、手動で作成した構造化スニペットと一緒に、または代わりに表示される場合があります。自動的に作成された個別のアセットを広告とともに表示したくない場合、一時停止したり削除したりできます。
手順
構造化スニペットを追加する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [アセット] プルダウンをクリックします。
- [アセット] をクリックします。
- プラスボタン をクリックして、[構造化スニペット] をクリックします。
- [追加先] プルダウン メニューでスニペットを追加する単位を選択します。
- 新しいスニペットを作成するには:
- プルダウン メニューから、言語とヘッダーを選択します。ヘッダーは入力する値(スニペット)の前に表示されます。
- 3 つ以上の値を入力します。
- 特定の日付と時間帯にアセットを表示するようスケジュール設定するには、[詳細設定] プルダウン メニューをクリックし、スケジュール設定を入力します。
- 既存のスニペットを追加するには:
- [既存のものを使用] をクリックします。
- 追加するスニペットの横にあるチェックボックスをオンにします。
- [保存] をクリックします。
構造化スニペットを編集する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [アセット] プルダウンをクリックします。
- [アセット] をクリックします。
- アセットの一覧が表に表示されます。[表を表示] プルダウン メニューで [関連付け] を選択します。
- 表ツールバーの上にあるリストから [構造化スニペット] を選択します。
- 編集するアセットの横にある鉛筆アイコン をクリックして、[編集] を選択します。
- [保存] をクリックします。
パフォーマンスとレポート
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [アセット] プルダウンをクリックします。
- [アセット] をクリックします。
- [構造化スニペット] アセットタイプの概要カードのヘッダーをクリックします。
- [ソース] を [自動作成] でフィルタします。
構造化スニペット アセットを一時停止または削除する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [アセット] プルダウンをクリックします。
- [アセット] をクリックします。
- [構造化スニペット] アセットタイプの概要カードのヘッダーをクリックします。
- 複数のサイトリンク アセットを一時停止または削除する手順:
- 目的のアセットのチェックボックスをオンにして選択します。
- 上部の青いバーで [一時停止] または [削除] をクリックします。
- 単一のサイトリンク アセットを一時停止または削除する手順:
- アセットの状態表示アイコンの横にあるプルダウンをクリックすると、そのアセットに対する操作を選択できます。
- [一時停止] または [削除] を選択します。
- 複数のサイトリンク アセットを一時停止または削除する手順: