AdMob で実施する広告サーバーのシミュレーションの仕組みは複雑で、予期しない結果が出る場合もあります。予測に関するよくある質問とその回答を以下にまとめましたので、ご覧ください。
すべて開く すべて閉じる予測を実行すると、AdMob は次のように動作します。
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ネットワークの現在の状態を確認します。
- 予測を行うキャンペーンのシミュレーションを実行します。
- シミュレーションでは、まず対象キャンペーンの優先度をネットワークの他のキャンペーンより低く設定します。これにより、予測対象のキャンペーンが他のキャンペーンからインプレッションを「横取り」できなくなります。
- 次に、所定の優先度でキャンペーンの予測をもう一度実行します。
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シミュレーションの結果を分析して、予測値を算出します。
すべてのアクティブなキャンペーンが使用されます。一時停止、削除、終了状態のキャンペーンはシミュレーションでは無視されます。
キャンペーンのターゲット設定を修正すれば、キャンペーンで使用できるクリックやインプレッションを増やせる場合があります。例:
- より多くの広告ユニットをターゲットに設定します。
- 対象国や対象デバイスを増やすなど、ターゲットの範囲を拡大します。
- 競合するキャンペーンのターゲット設定を修正します。こうした修正はキャンペーンの成果に影響する可能性があるので、保存する前に予測を再実行し、目標を達成できる状態を維持するようにしてください。
たとえば、次のような状況を考えます。
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4 月 1 日から 14 日までの予測を実行します。
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続いて、4 月 1 日から 14 日まで 1 日単位で 14 の予測を実行し、結果を合計します。
値は同じになるかもしれませんが、フリークエンシー キャップなどの要素により完全に一致しないこともあります。たとえば、次のような場合です。
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14 日間でインプレッション 1 回のフリークエンシー キャップがキャンペーンで設定されている。
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14 日間毎日、数回のインプレッションが発生するユーザー セッションがある。
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14 日間の予測ではそのセッションにインプレッションを 1 回のみ割り当てているが、1 日単位の予測ではそれぞれ別々にインプレッションを割り当てている。
フリークエンシー キャップは考慮の対象です。ただし、AdMob では過去 30 日間のデータをサンプルとして使用するため、月単位のフリークエンシー キャップはサンプルデータに適用されません。このため、月単位のフリークエンシー キャップが設定されている場合は、使用可能なクリックやインプレッションが多めに予測されることがあります。