Attribution Reporting API とは
プライバシー サンドボックスのイニシアチブでは、オンライン ユーザーのプライバシーを保護するとともに、企業やデベロッパーにデジタル ビジネスを成長させるためのツールを提供できるテクノロジーを構築して、ウェブとアプリをオープンで誰でも利用できるようにすることを目指しています。プライバシー サンドボックスは、業界全体から出されたアイデアをもとにテスト、意見交換、調整を繰り返し行って新しい提案をまとめる、継続的な取り組みです。
Android でテストされているプライバシー サンドボックスの提案の一つが Attribution Reporting API です。現在、モバイル アトリビューションおよび測定ソリューションでは、広告 ID などのクロスパーティのユーザー識別子が一般的に使用されています。Attribution Reporting API は、クロスパーティのユーザー識別子への依存を排除することでユーザーのプライバシー保護を強化し、アプリとウェブにおけるアトリビューションとコンバージョンの測定の主なユースケースをサポートします。
AdMob が Attribution Reporting API に対応する仕組み
GMA SDK を利用できる場合、クリックや表示などのユーザー イベントを広告主様が定義したトリガーと照合し、Attribution Reporting API を介してイベント単位のレポートと集計レポートを送信します。GMA SDK 22.4.0 以降を使用しているパブリッシャー様の場合、Attribution Reporting API が自動的に有効になります。
AdMob では、2023 年第 4 四半期に、ごく一部のトラフィックの広告リクエストで Attribution Reporting API の初期テストを開始しました。この初期テストは、システムが設計どおりに動作しているかを検証するものです。パブリッシャー様の収益やパフォーマンスへの影響は一切ございません。
2024 年 4 月より、アプリからウェブへの測定(ユーザーがモバイルアプリで広告を見てから、モバイル ブラウザやアプリブラウザで達成したコンバージョンの測定)が、AdMob の GMA SDK でサポートされるようになりました。
パブリッシャー様による Attribution Reporting API の管理設定
Google では、AdMob サービスの今後の機能について検討を進めています。役立つと思われる機能がありましたら、ぜひフィードバックをお送りください。それまでの間、パブリッシャー様は Attribution Reporting API をオプトアウトすることもできます。
Attribution Reporting API のオプトアウト
AdMob の Android 向け Attribution Reporting API のテストをオプトアウトする場合は、Android の手順で権限の統合を防ぐ方法をご覧ください。