リアルタイム ビッダー（RTB）クリエイティブの確認機能では、ベンダーのピクセルに適切なユーザーの同意が含まれていない RTB クリエイティブを検出し、除外します（検出は Google のシステムが行います）。このベンダーには、クリエイティブ広告サーバー、不正行為や無効なトラフィックの検出、測定、アトリビューションなどを行う広告技術プロバイダが含まれます。
RTB クリエイティブの確認を有効にすると、アド マネージャー、AdSense、AdMob で RTB クリエイティブの審査が行われ、GDPR と LGPD を遵守していないベンダーが検出されます。この機能を使用しても非遵守のベンダーをすべて検出できるとは限りませんが、GDPR と LGPD に対するコンプライアンスを高めることができます。
Google では、TC（透明性と同意）文字列またはパブリッシャーの宣言（該当する場合）をチェックして、適切なユーザーの同意が得られているかどうかを判断します。さらに Google は独自の検出システムを活用し、リクエストに「不明」なドメインや、広告技術プロバイダ（ATP）に明示的に関連付けられていないドメインが含まれているかどうかも判断材料とします。
gdpr=1 を含む広告リクエストは、リクエストが生成された地域にかかわらず、GDPR の対象となります。RTB クリエイティブの確認機能を有効にする
アド マネージャー、AdSense、AdMob では、EU ユーザーの同意を管理するページに [RTB（リアルタイム ビッダー）パートナーのクリエイティブでユーザーの同意を確認] オプションが表示されます。このオプションを有効にすると、認定バイヤーと入札のデマンドで欧州経済領域（EEA）、英国、ブラジルからのすべての広告リクエストに RTB クリエイティブの確認が適用されます。
RTB クリエイティブの確認機能を有効にする手順は次のとおりです。
アド マネージャーで RTB クリエイティブの確認機能を有効にする
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]
[EU ユーザーの同意] をクリックします。
- [RTB（リアルタイム ビッダー）パートナーのクリエイティブでユーザーの同意を確認] を選択します。
- [変更を保存] をクリックします。
AdSense で RTB クリエイティブの確認機能を有効にする
- AdSense アカウントにログインします。
- [ブロックのコントロール]
- [RTB（リアルタイム ビッダー）パートナーのクリエイティブでユーザーの同意を確認] を選択します。
- [変更を保存] をクリックします。
AdMob で RTB クリエイティブの確認機能を有効にする
- AdMob アカウントにログインします。
- [ブロックのコントロール]
- [RTB（リアルタイム ビッダー）パートナーのクリエイティブでユーザーの同意を確認] を選択します。
- [変更を保存] をクリックします。
予約ベンダーのフィルタ オプション
RTB クリエイティブの確認機能はアド マネージャーの予約ベンダーのフィルタ機能と同じフィルタリング技術を使用しますが、これらの 2 つのオプションは広告デマンドの異なるセグメントに適用されます。
- RTB クリエイティブの確認は、リアルタイム ビッダーの広告リクエストに適用されます。
- 予約ベンダーのフィルタは、予約広告リクエストに適用されます。
TCF v2.0
お客様が IAB の TCF v2.0 を統合している場合、Google は TC 文字列の同意シグナルを使用して、ユーザーの同意を得ているベンダーを特定します。
お客様が IAB の TCF v2.0 を統合していない場合、Google は RTB 広告リクエストを広告技術プロバイダのリスト（EU ユーザーの同意を管理するページの [広告技術プロバイダの選択] セクションに掲載されている）、GDPR の認定広告技術プロバイダのリスト、および LGPD の認定広告技術プロバイダのリストと照合します。