この記事では、Google アド マネージャーを使用して ads.txt ファイルと app-ads.txt ファイルを作成、管理する方法について説明します。ads.txt ファイルはウェブサイトの広告インベントリの販売を許可する販売者を指定し、app-ads.txt ファイルはアプリのインベントリの販売を許可する販売者を指定します。
これらのファイルを正しく実装することは、「未承認の販売者(Ads.txt)」や「サプライ チェーン内の未承認の販売者」のエラーによる収益損失を防ぐうえで非常に重要です。これらのエラーが発生すると、広告申込情報が配信されなくなる可能性があります。
ネットワークの ads.txt または app-ads.txt ファイルをアド マネージャーで作成できます。アド マネージャーでは、ネットワークの販売者情報に基づいてファイルのデータが生成され、ファイルの構文が正しいかどうかが検証されます。お客様はどの販売者がインベントリの販売を許可されているかを確認できます。
ウェブサイトの ads.txt ファイルを作成する場合は、「手順 1: ads.txt または app-ads.txt ファイルを作成する」に進みます。アプリの app-ads.txt ファイルを作成する場合は、前提条件である「デベロッパーのウェブサイトを作成する」に進みます。
app-ads.txt ファイル作成の前提条件: デベロッパーのウェブサイトを作成する
デベロッパーのウェブサイトでは、アプリの詳細情報や他のコンテンツをユーザーに提供できます。また、app-ads.txt 規格では、アプリの所有者を明確にするためにウェブサイトの指定が要件とされています。デベロッパーのウェブサイトへのリンクを Google Play ストアまたは Apple App Store の掲載情報に必ず記載し、アド マネージャーなどの広告プラットフォームで、アプリの所有者であることを確認できるようにしてください。
アプリストアの掲載情報に app-ads.txt の完全な URL を記載する必要はありません。
ストアの掲載情報にデベロッパーのウェブサイトを追加または更新した場合、アド マネージャーでこれらの変更が検出されるまでしばらく時間がかかることがあります。
| ストア | 検出までの所要時間 |
|---|---|
| Google Play | 最大 24 時間 |
| Apple App Store | 最大 7 日間 |
アプリストアの掲載情報にデベロッパーのウェブサイトを追加するには:
Google Play ストア
以下の手順で、アプリの掲載情報の連絡先情報にウェブサイトの URL を追加します。
- Play Console にログインします。
- アプリを選択します。
- 左側のメニューで [ストアでの表示]、[ストアの設定] の順にクリックします。
- [ストアの掲載情報の連絡先情報] までスクロールします。
- デベロッパーのウェブサイトの URL を追加します。
Apple App Store
ストアの掲載情報の [マーケティング URL] 欄にデベロッパーのウェブサイトを追加します。
コネクテッド テレビ アプリストア
一部のコネクテッド テレビ(CTV)アプリストアでは、特定の地域でアプリストアを利用できないことが原因で、アプリストアのデベロッパー ポータルから app-ads.txt をアプリに関連付けることができない場合があります。たとえば、Samsung TV のアプリストアには現在、米国のアプリのみが含まれ、ヨーロッパの CTV アプリは含まれていません。アド マネージャーは、このワークフローに現在対応していない CTV プラットフォームで app-ads.txt の承認ステータスが適用されないよう、購入者と協力して作業を進める予定です。
手順 1: アド マネージャーで ads.txt または app-ads.txt ファイルを作成する
app-ads.txt ファイルは両方のプラットフォームに適用されます。必要に応じて、app-ads.txt ファイルを更新してください。-
Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[Ads.txt の管理] をクリックします。
このページを表示するには、アド マネージャー ネットワークに Ad Exchange アカウントが少なくとも 1 つリンクされている必要があります。また、「Ads.txt の管理」権限を有効にした役割がユーザーに割り当てられている必要があります。
- ウェブ用またはアプリ用どちらのファイルを作成するか決定します。
- ウェブの場合: [ウェブの ads.txt] タブをクリックして [ads.txt ファイルを作成] をクリックします。
- アプリの場合: [app-ads.txt] タブをクリックして [ads.txt ファイルを作成] をクリックします。
- ダイアログ ウィンドウで、自動生成されたテキストを確認します。
各行は、インベントリの販売が許可されている個別の販売者アカウントに対応します。販売者を ads.txt ファイルに登録しない(許可しない)場合は、このダイアログ ウィンドウでその販売者の情報を含む行を削除します。
ads.txtまたはapp-ads.txt構文の検証方法をご確認ください。アド マネージャーのads.txtまたはapp-ads.txt生成ツールで出力される情報は、Google 販売者アカウントの情報のみです。他の SSP やエクスチェンジを利用している場合は、各ドメインのクエリが許可されるように、お客様自身で該当エクスチェンジの販売者アカウント情報を追加してください。ドメイン、販売者 / パブリッシャー ID、関係タイプ(DIRECT または RESELLER)を必ず含めてください。自動生成される行の 3 番目のフィールドには、デフォルトで「
DIRECT」という値が入力されます。これは、その販売者アカウントと直接やり取りする関係にあることを示す値です。ドメインを所有、運営していない場合は、この値を「RESELLER」に変更してください。同じ販売者 ID の競合するエントリが存在する場合(「DIRECT」と「RESELLER」など)、インベントリを直接所有していて、その販売者と直接やり取りする関係にある場合は、通常、「RESELLER」の行を削除しても問題ありません。
手順 2: ウェブサイトで ads.txt または app-ads.txt ファイルを公開する
- 次のいずれかのボタンをクリックします。
- テキストをクリップボードにコピー: テキストをコピーします(ご自身で用意した
ads.txtまたはapp-ads.txtファイルに貼り付ける場合に使用します)。 - ads.txt ファイルをダウンロード: 新規のテキスト(
.txt)ファイルとしてダウンロードします。
- テキストをクリップボードにコピー: テキストをコピーします(ご自身で用意した
- ファイルをウェブマスターに送信し、ルートドメインへのアップロードを依頼します(例:
https://example.com/ads.txt、https://example.com/app-ads.txt)。
手順 3: ads.txt または app-ads.txt ファイルが検証済みであることを確認する
- 24 時間後、
ads.txtまたはapp-ads.txtファイルをクロールできるか確認します。 - 定期的にドメインの承認ステータスを確認します。
ads.txt または app-ads.txt ファイルを使用するようにしてください。アド マネージャーでは構文の検証は行われますが、ファイルの書式が間違っていたりリンクされていないアカウントを指定していたりしても、アップロード処理が停止することはありません。一般的な問題のトラブルシューティング
- 未承認の販売者に関するエラー: 「未承認の販売者(Ads.txt)」または「サプライ チェーン内の未承認の販売者」のエラーが原因で広告申込情報が配信されない場合は、
ads.txtまたはapp-ads.txtファイルで、すべての認定販売者のドメイン、その販売者 / パブリッシャー ID、関係タイプ(DIRECT または RESELLER)が正しく宣言されていることを再確認してください。 - サプライ チェーンが不完全: サプライ チェーンが不完全なために、入札リクエストがフィルタされている場合は、入札リクエストのサプライ チェーン オブジェクトが完全であり、完全であることを示す
1が指定されていることを確認します。また、入札リクエストのinventorypartnerdomainも宣言し、ads.txtファイルのエントリと一致させる必要があります。 - sellers.json:
ads.txtの一部ではありませんが、ads.txtの透明性を確保するうえで補完的役割を果たす sellers.json ファイル(該当する場合。多くの場合、利用しているエクスチェンジによって管理)についても、正しく設定され、アクセス可能であることを確認してください。
app-ads.txt ファイルは一般公開され、エクスチェンジやサプライサイド プラットフォーム(SSP)、購入者やサードパーティ ベンダーからのクロールが可能です。