広告オークションは、パブリッシャーのサイトに掲載する広告を選択し、これらのサイトの広告からの収益額を決定します。広告の掲載料金は、広告主が設定した入札単価などの要素によって毎回異なります。落札した広告は、そのパブリッシャーのウェブサイトまたはアプリでユーザーに表示されます。
アド マネージャーでは、以下のオークション モデルに基づいて公開オークションとプライベート オークションが実施されます。
アド マネージャーで落札者を決定する
アド マネージャーでは、純入札単価の最も高い購入者が落札者として選ばれます。オークションを最適化するため、購入者が設定した入札単価がアド マネージャーにより調整された場合は、調整後の単価が純入札単価となります。
このような調整の有無に関わらず、落札者に入札単価を超える金額が請求されることはありません。複数の購入者の純入札単価が同じ場合、落札者はその中からランダムに選ばれます。
オークションが終了する
オークションを最適化するために、適用の対象であった予約料金より低い価格でオークションが終了する場合もあります。この場合、落札者が支払う価格は予約価格より低くなるため、入札価格の割引を受けることになりますが、
その後のトランザクションで予約価格が高く設定され、割引分が相殺されることがあります。
販売者への支払いが行われる
Google のオークションの利用規約で規定されているとおり、販売者には落札価格から Google の収益分配額を差し引いた金額が支払われますが、その金額がオークションに指定された CPM 価格を下回ることはありません。販売者が平均収益分配率の設定を無効にしている場合は、オークションの最適化によって、適用されたはずの予約価格より低い価格でオークションが終了することがあります。
販売者には少なくとも指定した最小 CPM が必ず支払われるため、そのトランザクションの収益分配は契約した収益分配より多くなる場合があります。
その後のトランザクションでは、契約した収益分配を超えた収益分を相殺するために、販売者の収益分配が少なくなることがありますが、1 か月間の認定バイヤーのトランザクション全体では、販売者は少なくとも契約した収益分配の額を必ず受け取ることになります。
他の取引のインプレッションも公開オークションにかけられる
優先取引またはプライベート オークションの対象インプレッションは、（i）公開オークションに直接かけられる場合と、（ii）優先取引またはプライベート オークションの不成立を受けて公開オークションにかけられる場合があります。
オークションを最適化する
アド マネージャーでは、オークションを最適化するため、限定的なテストを行う場合があります。たとえば次のようなテストです。
- 標準のオークション モデルや方式の変更
- 広告呼び出しやオークションのシミュレーション
- パブリッシャーがインプレッションに設定した CPM 価格やその他のパブリッシャー設定の調整
- 購入者が入札した単価の割引やその優先順位の変更
なお、購入者の広告ターゲット設定は修正されません。
