プライバシー サンドボックスのイニシアチブでは、オンライン ユーザーのプライバシーを保護するとともに、企業やデベロッパーにデジタル ビジネスを成長させるためのツールを提供できるテクノロジーを構築して、ウェブとアプリをオープンで誰でも利用できるようにすることを目指しています。プライバシー サンドボックスは、業界全体から出されたアイデアをもとにテスト、意見交換、調整を繰り返し行って新しい提案をまとめる、継続的な取り組みです。
ウェブ向けのプライバシー サンドボックスは、サードパーティの Cookie を段階的に廃止し、隠れて行われるトラッキングを制限します。ウェブの新しい基準として、既存のテクノロジーより安全な代替手段をパブリッシャーに提供し、保有するデータのプライバシーを保ちつつ、デジタル ビジネスを引き続き発展させられるようにします。
Android 向けのプライバシー サンドボックスは、プライバシーの保護を強化しながら、ビジネスを支え成長させるために必要なツールをアプリ デベロッパーに提供します。複数アプリ共通の識別子(広告 ID など)なしで動作し、サードパーティとのデータ共有を制限する新しいソリューションとして利用できます。
アド マネージャーとウェブ向けプライバシー サンドボックスの連携の仕組み
Google は、アド マネージャーでの新しいプライバシー技術のサポートに取り組んでいます。現在アド マネージャーでは、3 種類のウェブ向けプライバシー サンドボックス API(Protected Audience API(旧 FLEDGE)、Topics API、Attribution Reporting API)をテストしています。テストの進捗状況と方法については、次の記事をご覧ください。
- アド マネージャーのテストの更新
- Protected Audience API のオリジン トライアルとアド マネージャー
- Topics オリジン トライアルとアド マネージャー
- Attribution Reporting API とアド マネージャー
- よくある質問
アド マネージャーと Android 向けプライバシー サンドボックスの連携の仕組み
Android 向けプライバシー サンドボックスでは、2023 年 2 月にプライバシー保護技術がベータ版としてリリースされました。アド マネージャーは、2023 年 9 月から、GMA SDK 内で 2 つの Android 向けプライバシー サンドボックス ベータ版 API(Topics API と Attribution Reporting API)のサポートを開始します。テストの進捗状況と方法については、次の記事をご覧ください。
Google は、Protected Audience と SDK ランタイムに関するプロポーザルを継続的に評価しており、詳細がわかり次第、更新情報を提供いたします。
プライバシー サンドボックスの API の使用には、Google の EU ユーザーの同意ポリシーの要件(広告のパーソナライズを目的とする個人データの収集、共有、使用についてユーザーから法的に有効な同意を得るなど)が適用されます。