Topics API とアド マネージャー

アド マネージャーでは、2022 年 8 月に Chrome のオリジン トライアルの一環として Topics API のテストが開始されました。2023 年 7 月より、可能な場合に Chrome トラフィックの Topics データがアド マネージャーに取り込まれるようになりました。その過程においても、API およびパートナー様にとっての有用性を引き続き評価していきます。

このページの内容

Topics とは

プライバシー サンドボックスのイニシアチブでは、オンライン ユーザーのプライバシーを保護するとともに、企業やデベロッパーにデジタル ビジネスを成長させるためのツールを提供できるテクノロジーを構築して、ウェブとアプリをオープンで誰でも利用できるようにすることを目指しています。プライバシー サンドボックスは、業界全体から出されたアイデアをもとにテスト、意見交換、調整を繰り返し行って新しい提案をまとめる、継続的な取り組みです。

Chrome でテストされているプライバシー サンドボックスの提案の一つが Topics です。各ブラウザでサードパーティの Cookie が段階的に廃止されるのに伴い、関連性の高い広告をユーザーに表示するには、新たな方法が必要となっています。Topics は、プライバシーを保護しながら、これを実現する新たな方法を提案するものです。

Topics API では、ブラウザにおいて「エポック」と呼ばれる期間(現在の提案では 1 週間)の閲覧アクティビティに基づき、ユーザーが関心を持っていると推測されるトピック(「カントリー ミュージック」、「メイク、化粧品」、「ベジタリアン料理」など)を選びます。エポックごとに選ばれるトピックは、その期間にユーザーが最も関心を持っている 5 つのトピックからランダムに抽出したものとなります。

アド マネージャーで Topics を使用して広告が配信される仕組み

アド マネージャーまたは AdSense のタグは、可能な場合に Topics API からトピックを取得して、入札リクエストで渡します。Topics API のテストへの参加について、パブリッシャー様側での明示的な対応は必要ありません。必要な場合は、Topics をオプトアウトすることもできます。

パブリッシャー様の管理設定とレポート

Google では、アド マネージャー サービスの今後の機能について検討を進めています。役立つと思われる機能がありましたら、ぜひフィードバックをお送りください。必要な場合は、Topics をオプトアウトすることもできます。

サイトでアド マネージャーが Topics を使用できる、またはできないようにする手順、また Topics を設定する手順は次のとおりです。

  1. Google アド マネージャーにログインします。
  2. [管理者]、[全般設定]、[ネットワーク設定] をクリックします。
  3. [広告表示設定] で [Chrome Topics データ] を有効または無効にします。

    無効に設定した場合でも、他の広告技術プロバイダは引き続き Topics API と通信できます。また、Chrome の権限ポリシーを使用して、Topics API を完全にオプトアウトすることもできます。

さらに、アド マネージャーではレポートに「Topics ステータス」という新しいディメンションが導入され、各インプレッションの Topics API データの有無を識別できます。

レポートに表示される Topics ステータス

レポートには、Topics ステータスとして、次の 3 つのいずれかが表示されます。

  • Topics 利用不可: アド マネージャーでブラウザから Topics を受け取れない場合に表示されます。
    これには次の原因が考えられます。
    • ブラウザから Topics API を使用できない。
    • API は使用可能だが、予期しないエラーやタイムアウトが発生したため、アド マネージャーでレスポンスを受け取れなかった。
    • API は使用可能だが、プライバシー保護に関する制約(パーソナライズへの同意がない、パブリッシャーがオプトアウトしているなど)により、アド マネージャーで API を呼び出せない。
  • トピックが空: アド マネージャーで Topics API からレスポンスを受け取ったものの、Topics が提供されなかった場合に表示されます。
  • トピックあり: アド マネージャーで Topics API から 1 つ以上の Topics を含むレスポンスを受け取った場合に表示されます。

進捗状況トラッカー

テストの進捗状況を確認できます。

2023 年 6 月 15 日: アド マネージャーで Chrome トラフィックの Topics データの取り込みを開始
Chrome は、2023 年 7 月より Topics API をすべての Chrome ユーザーに一般提供することを発表しました。アド マネージャーでは、利用可能になり次第、Chrome トラフィックの Topics データの取り込みを開始する予定です。その過程においても、API およびパートナー様にとっての有用性を引き続き評価していきます。
2022 年 8 月 4 日: アド マネージャーで購入者へ Topics の送信を開始
  • アド マネージャーで、ごく一部のトラフィックの入札リクエストにおいて、関係するすべてのバイサイド パートナー(Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360、認定バイヤー、Open Bidding の入札者)への Topics の送信を開始しました。このテスト段階で、パブリッシャー様の収益への影響はありません。
  • Chrome のオリジン トライアルのトラフィックが増えるにつれて、アド マネージャーで Topics が送信されるトラフィックも増えますが、それによりパブリッシャー様の収益全体に影響することはありません。
  • Topics のテストへの参加を希望される認定バイヤーと Open Bidding パートナーの方は、こちらからお申し込みください。

この情報は役に立ちましたか?

改善できる点がありましたらお聞かせください。
検索
検索をクリア
検索を終了
メインメニュー
7596897890663374730
true
ヘルプセンターを検索
true
true
true
true
true
148
false
false