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Topics とは
プライバシー サンドボックスのイニシアチブでは、オンライン ユーザーのプライバシーを保護するとともに、企業やデベロッパーにデジタル ビジネスを成長させるためのツールを提供できるテクノロジーを構築して、ウェブとアプリをオープンで誰でも利用できるようにすることを目指しています。プライバシー サンドボックスは、業界全体から出されたアイデアをもとにテスト、意見交換、調整を繰り返し行って新しい提案をまとめる、継続的な取り組みです。
Chrome でテストされているプライバシー サンドボックスの提案の一つが Topics です。各ブラウザでサードパーティの Cookie が段階的に廃止されるのに伴い、関連性の高い広告をユーザーに表示するには、新たな方法が必要となっています。Topics は、プライバシーを保護しながら、これを実現する新たな方法を提案するものです。
Topics API では、ブラウザにおいて「エポック」と呼ばれる期間(現在の提案では 1 週間)の閲覧アクティビティに基づき、ユーザーが関心を持っていると推測されるトピック(「カントリー ミュージック」、「メイク、化粧品」、「ベジタリアン料理」など)を選びます。エポックごとに選ばれるトピックは、その期間にユーザーが最も関心を持っている 5 つのトピックからランダムに抽出したものとなります。
アド マネージャーで Topics を使用して広告が配信される仕組み
アド マネージャーまたは AdSense のタグは、可能な場合に Topics API からトピックを取得して、入札リクエストで渡します。Topics API のテストへの参加について、パブリッシャー様側での明示的な対応は必要ありません。必要な場合は、Topics をオプトアウトすることもできます。
パブリッシャー様の管理設定とレポート
Google では、アド マネージャー サービスの今後の機能について検討を進めています。役立つと思われる機能がありましたら、ぜひフィードバックをお送りください。必要な場合は、Topics をオプトアウトすることもできます。
サイトでアド マネージャーが Topics を使用できる、またはできないようにする手順、また Topics を設定する手順は次のとおりです。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[全般設定]、[ネットワーク設定] をクリックします。
- [広告表示設定] で [Chrome Topics データ] を有効または無効にします。
無効に設定した場合でも、他の広告技術プロバイダは引き続き Topics API と通信できます。また、Chrome の権限ポリシーを使用して、Topics API を完全にオプトアウトすることもできます。
さらに、アド マネージャーではレポートに「Topics ステータス」という新しいディメンションが導入され、各インプレッションの Topics API データの有無を識別できます。
レポートに表示される Topics ステータス
レポートには、Topics ステータスとして、次の 3 つのいずれかが表示されます。
- Topics 利用不可: アド マネージャーでブラウザから Topics を受け取れない場合に表示されます。
これには次の原因が考えられます。- ブラウザから Topics API を使用できない。
- API は使用可能だが、予期しないエラーやタイムアウトが発生したため、アド マネージャーでレスポンスを受け取れなかった。
- API は使用可能だが、プライバシー保護に関する制約(パーソナライズへの同意がない、パブリッシャーがオプトアウトしているなど)により、アド マネージャーで API を呼び出せない。
- トピックが空: アド マネージャーで Topics API からレスポンスを受け取ったものの、Topics が提供されなかった場合に表示されます。
- トピックあり: アド マネージャーで Topics API から 1 つ以上の Topics を含むレスポンスを受け取った場合に表示されます。
進捗状況トラッカー
テストの進捗状況を確認できます。
2023 年 6 月 15 日: アド マネージャーで Chrome トラフィックの Topics データの取り込みを開始- アド マネージャーで、ごく一部のトラフィックの入札リクエストにおいて、関係するすべてのバイサイド パートナー(Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360、認定バイヤー、Open Bidding の入札者)への Topics の送信を開始しました。このテスト段階で、パブリッシャー様の収益への影響はありません。
- Chrome のオリジン トライアルのトラフィックが増えるにつれて、アド マネージャーで Topics が送信されるトラフィックも増えますが、それによりパブリッシャー様の収益全体に影響することはありません。
- Topics のテストへの参加を希望される認定バイヤーと Open Bidding パートナーの方は、こちらからお申し込みください。