サードパーティの識別子がブロックまたは制限されている場合、一部の広告機能に影響が生じます。結果として次のような問題が起きる場合があります。
- ユーザーに同じ広告が繰り返し表示される。
- 広告主がパーソナライズド広告を配信できない。
- 特定のメディア全体を除外する広告主が増える。
- パブリッシャーの収益が低下する。
サードパーティの Cookie(ウェブの場合)またはデバイス識別子(アプリの場合)を使用できない場合、アド マネージャーではパブリッシャーのサイトやアプリでのみ機能する識別子を代わりに使用します。こうした「パブリッシャーのファーストパーティ ID」が存在する場合は、予約キャンペーンのフリークエンシー キャップなどの広告配信機能で使用されます。これらの識別子は、プログラマティック トラフィックで購入者が設定したフリークエンシー キャップと広告のパーソナライズを適用するため、パブリッシャーを代行する形で使用される場合もあります。
ウェブの場合は、_gads および _gpi という Cookie が、パブリッシャーのドメインに設定されたファーストパーティの Cookie セットです。これらの Cookie は、アド マネージャーにより、パブリッシャーを代行する形で次の用途に使用されます。
- プログラマティック購入者のフリークエンシー キャップと広告のパーソナライズを適用する
- 予約キャンペーンのフリークエンシー キャップを適用する
アプリの場合は、「SDK インスタンス ID」と「パブリッシャーのファーストパーティ ID」が、アプリ内でユニーク ユーザーにデフォルトで割り当てられ、次の用途に対応します。
- プログラマティック購入者のフリークエンシー キャップと広告のパーソナライズを適用する
- 予約キャンペーンのフリークエンシー キャップを適用する
- iOS: バージョン 8.3.0
- Android: バージョン 21.4.0
ユーザーは、広告内のコントロールを使用して、パブリッシャーのファーストパーティ ID に基づく広告のパーソナライズを無効にできます。パブリッシャーのファーストパーティ ID を使用する広告のパーソナライズには、既存のプライバシー設定(IAB TCF 文字列、非パーソナライズド広告、RDP、TFCD、TFUA など)が反映されます。
必要に応じて、認定バイヤー、Open Bidding ビッダー、SDK ビッダーと他のファーストパーティ ID(iOS のベンダーの ID(IDFV)など)を共有します。
パブリッシャーのファーストパーティ ID の共有と使用を管理するには:
- デマンド チャネルの設定に移動して、ファーストパーティ ID を受け取るデマンド パートナーを変更します。
- 全般設定に移動して、Google によるファーストパーティ ID の使用方法を変更します。
- Google Mobile Ads(GMA)SDK または Interactive Media Ads(IMA)SDK で、パブリッシャーのファーストパーティ ID を無効にします。
詳しくは、デマンド チャネルの設定またはこれらの全般設定にアクセスする方法をご覧ください。
パブリッシャーのファーストパーティ ID に関するレポート
アド マネージャー レポートの「ファーストパーティ ID ステータス」ディメンションは、広告リクエストにファーストパーティのユーザー識別子が含まれていたかどうかを示します。このディメンションでは、パブリッシャーのファーストパーティ ID に基づく値のみがレポートされます。PPID は含まれません。
返される可能性のある値は以下のとおりです。
- 有効: 有効なユーザー識別子が含まれていました。
- 制限付き: 広告リクエストにユーザー識別子が含まれていましたが、パーソナライズが許可されていませんでした。
- なし: ユーザー識別子が存在していませんでした。
[ID の分析情報] カードでは、サードパーティ Cookie の廃止またはデバイス ID の利用可能性の低下と、ファーストパーティ識別子の導入による影響を、OS、ブラウザ カテゴリ、デバイス カテゴリ、大陸などのディメンション別に確認できます。
カードに表示して確認する項目を選択します。
- パーソナライズ ステータス別に分類された広告リクエストの一致率
- ID タイプ別に分類されたインプレッションまたは収益の一致率
ファーストパーティ識別子の適用を無効にする
ファーストパーティ識別子の使用は、フリークエンシー キャップと広告のパーソナライズの両方についてデフォルトで有効になっています。
ファーストパーティ識別子の適用は無効にすることができます。識別子を無効にすると、Google アド マネージャーの予約機能やプログラマティック機能で使用できなくなります。ファーストパーティ識別子を完全に無効にするのではなく、使用を制限することもできます。
ウェブ広告のファーストパーティ ID の場合、適用を無効または変更するには:
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[全般設定] をクリックします。
デフォルトでは [ネットワーク設定] タブが選択された状態になっています。 - [広告表示設定] までスクロールします。
- [ウェブ広告のファーストパーティ Cookie] の横で次のいずれかを選択します。
- すべての用途に対して無効にするのではなく、ファーストパーティ Cookie の使用を制限するには、[フリークエンシー キャップなどのパーソナライズされていないユースケースでファーストパーティ Cookie を有効にする] を選択します。
注: このオプションは [ウェブ広告のファーストパーティ Cookie] が有効な場合に表示されます。 - 広告のファーストパーティ Cookie を無効にするには、スイッチ
をオフにします。
- すべての用途に対して無効にするのではなく、ファーストパーティ Cookie の使用を制限するには、[フリークエンシー キャップなどのパーソナライズされていないユースケースでファーストパーティ Cookie を有効にする] を選択します。
- [保存] をクリックします。
- (省略可)ウェブ広告のファーストパーティ識別子のデマンド設定を更新するには、デマンド チャネルの設定を管理するをご覧ください。
アプリ広告のファーストパーティ ID の場合、適用を無効または変更するには:
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[全般設定] をクリックします。
デフォルトでは [ネットワーク設定] タブが選択された状態になっています。 - [広告表示設定] までスクロールします。
- [アプリに表示される広告のファーストパーティ ID] の横で次のいずれかを選択します。
- すべての用途に対して無効にするのではなく、アプリでのファーストパーティ識別子の使用を制限するには、[フリークエンシー キャップなどのパーソナライズされていないユースケースでファーストパーティ識別子を有効にする] を選択します。
注: このオプションは [アプリに表示される広告のファーストパーティ ID] が有効になっている場合に表示されます。
- アプリの広告でファーストパーティ識別子を無効にするには、スイッチ
をオフにします。
- すべての用途に対して無効にするのではなく、アプリでのファーストパーティ識別子の使用を制限するには、[フリークエンシー キャップなどのパーソナライズされていないユースケースでファーストパーティ識別子を有効にする] を選択します。
- [保存] をクリックします。
- (省略可)アプリ広告のファーストパーティ識別子のデマンド設定を更新するには、デマンド チャネルの設定を管理するをご覧ください。
プログラマティック取引でパブリッシャー指定の識別子を有効にする
パブリッシャー指定の識別子(PPID)は、一部のアド マネージャー 360 パブリッシャーが広告リクエストで直接送信する識別子です。プログラマティック取引のフリークエンシー キャップや広告のパーソナライズに PPID を適用することもできます。パブリッシャー指定の識別子について