モバイルの代替広告を使用すると、インプレッション獲得の可能性を最大限に高めることができます。代替を使用した場合、アド マネージャーでは広告申込情報の広告が配信可能かどうかを判別し、ランク付けして、1 つではなく複数の広告を返します。
この機能は動画の代替と似ています。
モバイルの代替の仕組み
リクエストが発生すると、アド マネージャーから Google Mobile Ads SDK に複数の広告が送信されます。チェーンでアド マネージャーの順番が来ると、Google Mobile Ads SDK は最初の広告をリクエストします。
サーバーから有効なレスポンスが返されなかった場合は 2 番目の広告がリクエストされ、クリエイティブの取得に成功するまでリクエストが続けられます。ただし、ネットワークで設定した代替の上限に達すると、リクエストは終了します。Google Mobile Ads SDK では、アド マネージャーでホストされるクリエイティブが確実に表示されると予測し、最終的にこのクリエイティブが配信される可能性があります。
代替は、配信可能な広告申込情報のクリエイティブの組み合わせになります。
代替が行われる状況
- 空白のクリエイティブ
- HTTP エラー
要件と制限事項
- モバイルの代替を使用するには、Google Mobile Ads SDK が必要です。
- 代替は、リワードまたはインタースティシャルの Google Mobile Apps SDK リクエストでのみトリガーされます。代替チェーンには、異なるクリエイティブ タイプが指定された広告申込情報を含めることができます。
- 代替の際にダイナミック アロケーションとプログラマティック保証型取引が考慮されるのは、代替チェーンの最初の広告についてのみです。
- ほとんどの広告申込情報タイプでは、代替チェーンで返される広告申込情報は 1 つの優先度につき 1 つのみです。レスポンスで同じタイプの広告申込情報が複数返される場合、通常それらの優先度は異なります。
eCPM が使用されるため、価格優先広告申込情報と Ad Exchange で配信可能な広告申込情報の代替チェーンに同じ優先度の広告申込情報が複数含まれることがあります。
ダイナミック アロケーションまたは優先交渉権により Ad Exchange が配信候補となる場合は、1 つのタイプにつき 1 つの広告申込情報のみが返されます。
その他の要件や制限事項については、動画の代替広告をご覧ください。
モバイルの代替を有効にする
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者] [全般設定] をクリックします。
- [動画とモバイルの設定] で [モバイルの代替広告] をオンにします。
- [保存] をクリックします。
有効にすると、Google Mobile Ads SDK のリワードとインタースティシャルのすべてのリクエストで代替が使用されるようになります。